ストレスに負けない心・その2。

1よりつづき。


さきほど書いた「何かの拍子に再発」というのは、強いストレスを感じた時というのが多いようです。
それはつまり、極力ストレスを感じない様な生活をすればいい、ということなのでしょう。
そうは言っても難しい。

そう感じていたところに、いい映画を観ました。
少し前から話題の「オデッセイ」です。
(大きくネタバレはしておりませんが、まっさらな状態で映画を見たいという方は、この先を読むのをお控えください)

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簡単にストーリーを書きますと、マット・デイモン扮するマーク・ワトニー宇宙飛行士は
火星でのトラブルで、死亡したと仲間に誤解されて、火星に取り残されてしまいます。
地球へのアクセスも出来ない、たった数十日分くらいしか食糧が残されていないという絶望的な状況の中
観客は、彼を驚きを持って見ることになります。

それは、とにかくワトニーが「上機嫌」だということです。

この映画の日本でのキャッチコピーは「火星版DASH村」(TOKIOの人気番組「鉄腕!DASH」のようだから)だそうですが
(もちろん、公式なものではなく、Twitterなどで若い人を中心にそう盛り上がっているそうです)
ワトニーは、次のプロジェクトが火星に到着する4年後まで生き延びるための食糧を確保するために
なんと、基地の中に畑を作り、ジャガイモを育て始めます。

彼は元々植物学者で、得意分野だということもよかったのでしょう。
実に嬉々として、楽しそうに、失敗してもめげずにジャガイモを育てます。
その後いろいろあるのですが、最後まで彼は、前向きに「機嫌よく」あることを辞めません。

職を失うということも、火星で一人ぼっちになるということも
サバイバルな状況に置かれると言う点では同じです。
そんな中生き残るのに必要な才能は、もちろんワトニーのような専門知識だったり
現実的なビジネスセンスだったりと言ったこともあると思いますが

「機嫌よくいられる」というのが、一番必要な才能なのかな、と思いました。

イロイロ見どころのたくさんある映画ですが、私にとっては
「すうーーーっと気持ちが軽くなる」
映画でした。

こんなん奇跡だ!と言うシーンも最後の方には見受けられますが、ワトニーがジャガイモを育てるシーンはすこぶる現実的で
この先地球上でどんな危機に陥っても、ジャガイモを育てれば、何とか生きていけそうだと思いました。
火星でジャガイモを育てられるんなら、地球上でジャガイモを育てるなど、わけはないことのように思えますもんね。

そんなわけで、いざとなったら、田舎に引っ越して、芋を育てて生きよう!と決めました。
実は私は60坪ほどの庭を一人で管理したことがあります。花と野菜はちと違うかもしれませんが、なんとかなるでしょう!

そんな風に気楽な心構えでいることが、この病と闘うには、必要なのかな、と感じています。

本人だけでなく、家族もね。


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