a・鳥・家だより(atelier-dayori)・vol.2

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落ち込み。

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思い出して、自分自身にガッカリするアルよ。




ウォーキングデッド視聴至上、一番たくさん見た日だね。
ま、土曜だからね。
6回です。シーズン3の12〜16とついにシーズン4-1に突入。
シーズン3,7長いと思ったけど、見始めたらあっという間でしたね。
あ、一気に見ちゃったからか(^e^;

いよいよ総督との決戦に備えて、かつての職場に武器を調達しに出かける
リックとカールとミショーン。
今回の見どころは、何と言っても、最初に助けてくれた黒人男性モーガンとの再会。
お目当ての武器庫には武器が残っておらず、がっかりするリックたち。
実は、リックに教えられたモーガンが、すべて持ち去っていたのでした。
彼は、自分が勇気がなく殺せなかった妻のウォーカーに息子を殺されて
少し気がふれたようになってしまっていました。
バリケードを築いて、ただウォーカーを殺しては燃やすだけの日々を送っています。

仲間になろうというリックの申し出を断るモーガン。
あんたみたいないい人や悪い奴はみんな死ぬ。俺みたいな中途半端な生き残るんだ。
と言うモーガン。いい俳優さんですよね。きっと人気が高くて、リクエストにこたえて
復活したのかなって思います。

そして、もうひとつの見どころは、最初はミショーンを疑っていたカールが
一緒に行動して、彼女を仲間だと認めるところ。
ミショーンは、自分にも死者が見えると、リックにも理解を示します。
謎ばかりなミショーンの過去も、これから描かれていくのかな。

それから、さりげなく、行きにはヒッチハイカーを見捨てて通り過ぎ、帰りには
その死体のそばに落ちていたリュックだけ持ち去るという。。。
よそ者を簡単には受け入れなくなってきている彼らの変化を知ることが出来ますね。

そして、シーズン1から登場している初期メンバーが二人も死んでしまいます。
ひとりはアンドレア。
アンドレアはリックと総督の間に立って、何とか和解を試みますが
総督がそんな話のできる相手ではなく、リックたちを全滅させる計画を
立てていると知り、それをリックたちに伝えようとして捕まり、監禁されて
やはり総督を裏切ろうとしたミルトンと共に殺されてしまいます。

それでも、アンドレアは最後に、きみは仲間だと言って貰えてよかったかも。

メルルは、一生懸命リックたちに歩み寄ろうとしますが、どうしても裏目に出て
理解されません。
ハーシェルとの会話の中で、聖書を読んでいることもわかり、確かに以前とは
違っている様子なのですが、ウッドベリー監禁時のグレンたちの恨みもあり
刑務所に溶け込んで行くミショーンとは違い、どんどん孤立していきます。

それでも弟思いなメルルは、弟のために、自分なりのやり方で刑務所を守ろうとします。
そんなメルルが、一人で総督を倒しに行き、逆に返り討ちに会うシーンは泣けます。
そして、ダリルが発見した時には、すでにウォーカーになっていたことも。。。
向かってくる兄にとどめを刺すダリル。。。悲しすぎ。。。

特に最後の方は、メルルって意外とかわいいじゃん、と思う視聴者も多かったはず。

一度はミショーンを総督に差し出そうとしたリックですが、やはりできないと計画を取り止めます。
あんたにはできない、とリックに言うメルルは、ミショーンをだまして連れ去ります。
ミショーンとの対話の中で、実は悪ぶって「崩壊後に16人殺した」と息巻いているものの
世界崩壊前には人を殺したりはしておらず、そんなに悪い奴ではなかった模様。

そんなメルルに「あんたほどの腕なら、きっといい仲間になれる」と諭すミショーン。

けれど、総督に味方して、仲間を傷つけたことは確かで
「過去を消すことは出来ない」というのも、この物語のひとつのテーマ。
究極の選択を迫られる中で、一度誤って選択してしまったことが
ずっと自身を苦しめるというのも、何度も出てきます。

そのことを、メルル自身、よくわかってたんですね。。。自分は汚れ役。
そう言うメルルが悲しかったです。
あのとき、アトランタで別れることが無かったら、こうならなかったんでしょうか。
それとも、元々はメルルとダリルでキャンプを襲うつもりだったそうなので
もっと最悪なことになっていたのかもしれません。

ところで、メルルに途中でダリルがいう「元の兄貴に戻れ」ってのは、いつの兄貴?
もしかしたら語られていない、弟思いな兄貴メルルがいたのでしょうか。

皆が荷物を積み込み、もしや刑務所を捨てて逃げ出すのか?と思いますが
総督たちが油断したところに、様々な仕掛けがあり、奇襲攻撃をして
総督たちを撤退に追い込みます。

戦ってみれば、刑務所の人たちが極悪人でもなければ、自分たちが戦うべき相手では
ないことに気付いたウッドベリーの住人から不満が出ます。それを虐殺する総督。
総督は側近二人と共に消えます。

リックたちはタイリース兄妹と共に、生き残った住民たちを刑務所に受け入れます。

ここでやめられず、シーズン4です。

たぶん、この物語の中で、唯一の平和で幸せな時期だったと思える半年ほどが
過ぎ去っていました。(平和で幸せな時期の想い出として、後の回想シーンに登場します)

リックはリーダーの座を降りて、すっかり農夫のような生活を送っています。
刑務所は委員会によって運営され、規律のある穏やかな生活が営まれています。

刑務所には畑に作物が生い茂り、豚や馬が飼われています。
豚に名前を付けるカールに、食糧なんだから、名前を付けるなと言います。
また、広場では鹿肉パーティーが行われていて、射止めたダリルのファンが
握手を求めて来たりしています。

リックは物資調達にも出かけることはなく、食糧用の罠を確認しに行った森で
クララと言う女性と出会います。
一見ウォーカーかと見間違うような彼女は夫に食べ物を探してるといい
仲間になるための質問をすると言うリックを夫のところへ連れて行きます。

案の定夫はすでにウォーカーになっていました。
夫の死を認めることが出来ないクララは、それなら夫と一緒にウォーカーになりたいと
自殺してしまいます。

正直、このシーンのこの女性には本当に腹が立ちました。
自分を救えなかったことで、リックがこの後どれほど苦しむか。
実際、リックはこのことをハーシェルに打ち明けています。

死にたいと望んだアンドレアを救おうとして恨まれてしまったデールもそうですが
この世界で生き続けることは覚悟が必要です。
自分で無理だと思う人間を引き留めて活かすことがはたしてやさしさなのか。

難しい問題ですね。

話は変わって、刑務所の中には子供たちがたくさんいて、図書館もできて
キャロルが読み聞かせしたり、リックには内緒で武器の使い方を教えたりしています。
また、ベスには彼氏ができますが、物資調達の際に死んでしまいます。

子供たちの中でやや大きく、カール(さらに大人っぽくなっててびっくり)と友達の
パトリックが、体調が悪いと、図書館から部屋に帰り、せき込んで、洗面所で死んでしまいます。
シーズン2の最後に発覚したように、ウォーカーに噛まれなくても、死ねば転化します。

静かな生活が、この先どうなっていくのでしょう。怖いです。


2015.02.01 Sunday
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