【絵本】『いいこってどんなこ?』ジーン モデシット



赤ちゃん絵本のお勉強で紹介された絵本。
赤ちゃん絵本とは、生後2歳までの幼児のための絵本。

本当は、赤ちゃんが求めているのは絵本ではなく「人」。
お母さんのスキンシップを、何より求めているんです。

けれど、赤ちゃんとうまくスキンシップをはかれないお母さんが
増えているんだそうです。


            


赤ちゃんを抱っこしすぎてはいけない、かわいがりすぎてはいけない
と母子手帳に書かれてから、サイレンとベビーと呼ばれる
赤ちゃんが増えたように、赤ちゃんは抱っこしすぎたり
かわいがりすぎて、いけないなんてことはないんだそうです。

けれど、お母さんだって、生身の人間で、完璧じゃありません。
子育てはそれでなくても大変で、イライラしたりして
子供にやさしく出来ないことだって、あって当然だと思います。


最近いろんなところで、同じ話がリンクするのですが

「自分の母親との関係がうまく行かず、悩んでるお母さんが多いこと」
「自己肯定感が持てない大人や子供が増えていること」

そんなお母さんや子供を救ってくれるのが
赤ちゃん絵本の存在なんです。


講師の先生が、この本「いいこってどんなこ?」を読みきかせると
必ず会場内から、すすり泣きの声が聞こえてくるんだそうです。
泣いているのは、子供じゃありません。お母さんたちです。


母親との関係がうまく行かないと悩む人の多くは
幼い頃に、母親に無条件で愛してもらえなかった喪失感を抱えて
今も母親に愛されたいと、強く願っているんだと思うんです。

どんな大人も、母親の前では、子供なんですね。


私も母の前では、えらそうにいろいろ言いつつ、本当は
ただ威張っているだけの、3歳児と変わらないんだと思います。

「いい子でいないと、お母さんは私を好きになってくれない」
誰しも、そんな悩みを一度は感じたことがあるんではないでしょうか。


そんな私たちを救ってくれるのが、この絵本。
勉強会の日、たまたま妊娠7ヶ月の方がいらして
嗚咽しながら、感想を述べていました。

私も何か話すようにと言われたら、泣いてしまうと思いました。

その後、この本を購入して、何度も何度も読み返してます。
何度読み返しても同じところで泣いてしまいます。


私自身がいつか子育てをするかどうかはわかりませんが
このうさぎのお母さんのように、子供に答えられる母親になりたいです。

誰もが、ありのままで愛されて当然なんだ、と
この絵本は教えてくれています。

母親が癒され、子供に読んであげることで、子供も安心できる
素晴らしい絵本です。


March 25, 2010


コメント

1 ■読んでみま〜す。
まさに、「トリプル・ハッピー」の世界ですね。
育児は育自です。
私もこの本、拝見して読み聞かせをしますね。
「ひよこ」に・・・・・ありがとうございます。
マリー 2010-03-25 13:06:38

2 ■購入しました
ものすごく読んでみたくなり、
即購入しました。

教えてくれてありがとう。

私は、本当に幸せ者で
とってもいい子が生まれてきてくれました。
子育てもとても楽で
絵本もニコニコ よく聞いてくれました。

でも、
子供さんとうまく行かないお母さんが
たくさんおられることも理解できます。

人の心はとてもデリケートで複雑。
幸せになれない母子を救う素敵な本
到着が楽しみです。

やがて

ひよ子ちゃんの絵本も
そのようにもちいられていくことだろうと
私は、なぜか確信しています。

葉月はな 2010-03-25 13:21:24

3 ■Re:読んでみま〜す。
>マリーさん
まさにそうですね>トリプルハッピー
育児は育自も、思わずうなずいてしまう言葉です。
ひよこちゃん、きっといい子に育ちますね。
楽しみですね〜
陽菜ひよ子 2010-03-25 21:57:45

4 ■Re:購入しました
>葉月はなさん
はなさんのところへ、悩みを抱えてくる人の多くも
きっと親との関係や、自分に自信が持てなくて
悩んでる人が多いでしょうね。
そういう方はきっと、この本に救われると思います。

ワタシもこういう本が作りたいです。
陽菜ひよ子 2010-03-25 21:59:06


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