チーズはどこへ消えた?/スペンサー ジョンソン
2000
扶桑社 スペンサー ジョンソン, Spencer Johnson, 門田 美鈴
今さらながら読んでみたが、すぐに読めて面白かった。今まさに、迷路の中を新しいチーズを求めてさまよいだした、と言える自分は、まさしくホー。最近までは、迷路をさまよう不安感ばかりが 、募るようになっていたけれど、この本を読んで、
もっと早く決断していたら、とあらためて思うようになった。 けれど、物事に遅すぎると言う事はないはずだと思いたい。
とても前向きにさせてくれる一冊。
けれど後半部分のディスカッションで、「新しいチーズを求める事は、単に新しいものや人を求めるという事だけでなく、それまでの関係性を見直すということでもある」 というのに、考えさせられた。以前の古いチーズに固執していた時点でこの本を読んでいたら、今のような事態に思い切って飛び出そうとしたか、それとも、自分自身の行動を見直そうとしたか。それはわからない。ただその時点でこの本とは出会わなかっただけ。それも運命と呼ぶべきなのか。
どちらにしろ自分はもう新しいチーズを求めて、飛び出してしまったのだ。それは絶対にその場に留まっていたよりはよかったはず。
今この本に出会えて本当によかった。