山本容子のブックワーク展

070515yoko_yamamoto1.jpg久々に日本橋に行ったら、長い間改装してた丸善がすっかりリニューアルされていた。丸の内オアゾのまるでニューヨークみたいな(?笑)丸善も好きだけど、やっぱりこの店は落ち着く。

その丸善で、素敵な二つのイベントが開催中だった。その一つがこれ。


              


表のモニターでは、山本さんの制作風景の様子が流れていた。

山本さんは銅版画家。
松脂を塗った銅版にトレーシングペーパーを敷き、9Hの鉛筆で松脂に傷をつけて行く。

「下絵を描かないで作業をすると言うところを撮影してほしい」
と言うお話だったそうで、確かにその上からいきなり鉛筆で絵を描き始めた。傷がついてそのまま作品になるというわけだ。

ライブ感を大切にする山本さんは、最初から構図を決めず、描いては手を止めて、全体のバランスを見ていく。思い付きをどんどん絵にしていくさまは、まさにライブそのもの。
また、身近なものをアートにする(歯ブラシなど)のも山本作品の特徴である。

イベントなどで微笑む山本さんはあでやかで美しく、私は最初、テレビでこの人を見たとき、女優さんだと思った。(きっとそういう人は他にもいそう・・・・)

作品はたまらなく素敵。特に南仏の食卓を絵にしたものがものすごく気に入った。アヒルが一緒に食卓についてるの♪(やっぱそれか・・・って思ったでしょう?スミマセン)

いいなぁと思ったものはどれも軒並み赤いシールが何枚か貼られていたので、私の好みはスタンダードなんだと思った。


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