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2004年夏頃にはじめて相田みつを美術館に行ったときには、別棟で上映されていたヴィデオを見て号泣してしまったわたしでした。
今回は、事故で両手両足が不自由になってしまった詩画作家の星野富弘さんの花の絵と詩と、関連づけられたみつを氏の書を交互に展示すると言うスタイルで、感動感激が倍にも三倍にもなる展覧会でした。
体育の教師をしていた星野さん。運動中の事故が元で両手両足が不自由となり、つらい闘病生活の中から、家族との関係や生きるという事について、赤裸裸とも言える詩の形で表されています。
相田みつをの書もとても素晴らしく、仏教に帰依していた彼の達観した人生観には心に響くものがありますが、星野さんのような辛い体験を通じて、乗り越えた事で描ける世界というのは、説得力を持ち、また心打たれるものである事を改めて感じ入り。星野さんはクリスチャンでもあるそうです。
それでいて、帰って来てからふと言葉について出てくるのは、みつを氏のほうの言葉なんですね。
「言い訳なんかしなくても、観音様が見ているよ」
というのは、しばらく友人とわたしの間ではやっておりました。
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他にも、奥さんの
「結婚指輪はいらない。あなたの体に触れるときに当たってしまうから」
というような、思わず心うたれる詩がたくさんでした。
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