【映画】『ガタカ』
すみません、次はデップさまではないのです。
コレの前に『耳に残るは君の歌声』を見て、人種や国籍で差別される世界じゃなくなりますように、と祈った私でしたが、この映画の舞台、近未来の世界では、人間は、肌の色ではなく、生まれ持った遺伝子で差別される社会になっていました。
生まれ落ちた瞬間に、どんな性格で、どんな病気にかかり、寿命までわかってしまうのです!なんて恐ろしい!!知りたくない!!
出生時に遺伝子操作をして妊娠・出産をするのが「普通」の社会。
遺伝子操作した結果すぐれた能力を持つ「適格者」と
自然妊娠・出産により生まれた「不適格者」
両者の間には、厳格な社会的差別があるのです。
それにしても、まつ毛一本、唾液一滴で、誰のものかわかってしまう管理社会。
血液や尿検査の際に、ブザーが鳴って「Invalid」と表示される、あの恐怖と言ったらない!!
不適格者として生まれたビンセントと適格者として生まれながら、不慮の事故(自殺未遂?)で両足の自由を失ったジェローム。
彼らはある契約をします。
そこへ起こる殺人事件。
SF映画ですが、サスペンス要素も十分。
ビンセントとジェローム、それぞれの決断と人生に、静かな感動がわきあがってきます。
最後の最後に、心なごませる仕掛けが用意されています。
見終わった後は、今の社会に生まれたことを、本当に心からホッとします。
たとえ重い病でも
たとえ若くして死ぬ運命だとしても
たとえ大きな才能なんてなくても
それでも、生まれただけで素晴らしいのだから。
ロシア語の字幕がなんだか味があるww
ガタカ
Gattaca
監督 アンドリュー・ニコル
製作 ダニー・デヴィート
マイケル・シャンバーグ
ステイシー・シェール
脚本 アンドリュー・ニコル
出演者
イーサン・ホーク - ビンセント
ユマ・サーマン - アイリーン・カシーニ
アラン・アーキン - ユーゴー捜査官
ジュード・ロウ - ジェローム・ユージーン・モロー
ローレン・ディーン - アントン
ゴア・ヴィダル - ジョセフ(ガタカ航空宇宙局長)
アーネスト・ボーグナイン - シーザー(清掃課長)
ブレア・アンダーウッド - 遺伝学者
ザンダー・バークレー - レイマー
トニー・シャルーブ - ジャーマン(ユージーンとの仲介人)
ジェイン・ブルック - マリー(ビンセントの母)
イライアス・コティーズ - アントニオ(ビンセントの父)
マーヤ・ルドルフ - 助産婦
ウナ・デーモン - 看護婦長
エリザベス・デネヒー - 幼稚園の先生
メイソン・ギャンブル - ビンセント(幼児期)
ビンセント・ネルソン - アントン(幼児期)
チャッド・クリスト - ビンセント(児童期)
ウィリアム・リー・スコット - アントン(児童期)
音楽 マイケル・ナイマン
撮影 スワヴォミル・イジャック
編集 リサ・ゼノ・チャーギン
配給 コロムビア映画
公開 1997年10月24日(米)
上映時間 101分
製作国 アメリカ合衆国
言語 英語
エスペラント語
製作費 $36,000,000(概算)
興行収入 $12,339,633
コメント
1 ■こんばんは
私はガタカを観て、ジュード・ロウのファンになりました(´∀`)
ジュードの出演映画の中で一番好きな作品です。
本当に、このような社会(遺伝子優位)に生まれなくて良かったと思いますね。
eno 2010-06-01 22:41:26
2 ■好き映画(*´∀`)
ジュード・ロウは元々好きだったけど
これ見たときにめちゃくちゃ良い!と益々ファンになりましたよ〜
ジュード・ロウは本当にすごい目力ですきです(*´∀`)
スターリングラードとかもあの目力がたまりませんでした
ゆたか@4コマ描き 2010-06-02 03:01:28
3 ■Re:こんばんは
>enoさん
コメントありがとうございます!
ジュード・ロウ素敵でしたね!!
私も途中から彼にくぎ付けになってました。
追い詰められて表情が乏しくなっていく主人公に比べ
ジェロームのほうは、ラスト近くになるほど
人間味が増していくせいかもしれません。
ホント、こんな社会に生まれたくないですね!!
陽菜ひよ子 2010-06-03 11:38:55
4 ■Re:好き映画(*´∀`)
>ゆたか@4コマ描きさん
ジュード・ロウ、人気ですね!
うちでは、オットはイーサン・ホークを絶賛していたのですが
私にはホークがさほど魅力的に見えず
(演技はめちゃくちゃうまいんですが・・・萌えないww)
ラストのジュード・ロウの決断が切なすぎて・・・
あれも、男性の視点では、彼は幸せなんだと言う。
見る人によって、感じ方がいろいろある映画かもしれないですね。
陽菜ひよ子 2010-06-03 11:43:21