【映画】『耳に残るは君の歌声』


そんなわけで、デップさまの映画第三弾。

あ、そういえば、私が最初に見たデップさまは『ネバーランド』でした。ピーターパンの作者・バリを演じたデップさまは、もうそりゃ、かっこよくて!!
次に見たのが、『パイレーツオブカリビアン』。かっこよく決めてくれるかと思いきや、意外とずっこけ・・・そういう話なの?!

だから、実際には第5弾になるのかな?

もうステキすぎました、デップさま!!最初全然しゃべらない役なので、最初の一声が聞けた時、もうキャーキャー言っちゃいました!!
うちで見てて良かったぁww

ヒロイン、クリスティーナ・リッチは、今回初めて見たかと思っていたら、ああなんたる無知でしょう。『アダムス・ファミリー』のあのおさげの女の子が、こんなにいい女優さんになっていたとは!!

二人とも寡黙で、本当に少しずつ惹かれ合っていく様子がわかって、そのあたりの二人の演技が素晴らしかったです。

リッチの役どころは、ロシア系ユダヤ人。

この映画、日本人にはちょっと難しいかもしれません。たぶん、欧米人には、顔立ちや名前だけでユダヤ系とか、英語を話しても訛りがあったりするのがわかるんでしょうが、あまり説明なしに物語が進んで行って、最後にいろんなことがわかってくる(上に書いたようなことがわかる人なら、冒頭から察することができるのかも?)のです。

主要な登場人物は全員、差別され迫害されうる人々ばかり。

ヒロインのスージーは、ロシア系ユダヤ人(ロシア名フィゲレ)。その友人であるロシア娘のローラも、ユダヤ人??ローラの恋人で歌手のダンテは、イタリアの寒村の生まれ。この映画の舞台は第2次世界大戦のパリ。イタリアはドイツとの同盟国で、フランスにとっては敵国。

そして、ヒロインの恋人は、ジプシーであるロマの青年。


映画を見てから、いろんなことを調べました。いろいろと勉強になる映画でもありました。切なくて切なくて・・・・

人種とか国籍で優劣をつくる世界でなくなる日が、いつか来ることを願わずにはいられません。







『耳に残るは君の歌声』 (The Man Who Cried)

監督・脚本:サリー・ポッター
製作:クリストファー・シェパード
製作総指揮:シモーナ・ベンザケイン
      ティム・ビーヴァン
      エリック・フェルナー
撮影:サッシャ・ヴィエルニ

美術:カルロス・コンティ
衣装:リンディ・ヘミング
編集:エルヴェ・シュネイ
音楽:オスバルド・ゴリホフ
演奏:クロノス・カルテット

キャスト
スージー(フィゲレ):クリスティーナ・リッチ
チェーザー:ジョニー・デップ
ローラ:ケイト・ブランシェット
ダンテ:ジョン・タトゥーロ
フェリックス:ハリー・ディーン・スタントン
父:オレグ・ヤンコフスキー
幼少時のスージー:クローディア・ランダー=デューク

配給:アスミック・エース
公開:2000年12月8日(米)
   2001年11月15日(日本)
上映時間:100分
製作国:イギリス・フランス
言語:英語・ロシア語・フランス語・イディッシュ語
      イタリア語・ルーマニア語・ロマ語


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