【映画】『ベティ・ブルー』


この映画を観る前からあった予備知識は「愛するがゆえに狂気に走ってしまう少女の話」ということでした。

なので、どういうわけか「報われない愛の物語」だと思っていたのです。ベティが愛するほど、ゾルグは愛してくれないのだと、勝手に思っていました。
けれど、これは違うんですね。

ネタばれになりますが、この物語は、愛されても愛されても、別のものを求めてしまうベティと言う女の子の悲劇、と言う感じです。

たくさんのレビューに「なんで、破滅的なベティに、ゾルグは我慢できるのか」というようなものがありましたが、私はむしろ「なぜこんなに愛されているのに、ベティは破滅するのか」と思ってしまうのです。

この映画を見て、目が離せなくなるのは、多くの女性はベティの中に、自分自身を見るからなのでしょう。誰もがみんな、こうした部分を持ってるけど、どうにか理性で抑えてる。
まっすぐなベティだから、惹かれるのでしょう。ゾルグの愛だってまっすぐ。ベティのために彼は何度も犯罪を犯します。

ラストが、ある映画とよく似ていたのに驚きました。それが解放であり、愛なのですね。


ところで、何かで読んだのですが、原題の37.2℃というのは、女性が一番妊娠しやすい体温だとか。

もう少し早く出版社からの電話が早くて、もしも子供ができていたら、ベティは狂わなかったのかな。いや、やっぱりいずれ狂ってしまっていたのでしょう。
この映画が公開されたころ、18歳のときに、見ておきたかったなぁって思いました。





形式: Color, Dolby, Limited Edition, Widescreen
言語 フランス語
字幕: 日本語, 英語, フランス語
リージョンコード: リージョン2
画面サイズ: 1.78:1
ディスク枚数: 1
販売元: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
DVD発売日: 2002/09/06
時間: 178 分
おすすめ度: ★★★★★ 4.6(33件のカスタマーレビュー)



内容紹介
――これ以上、愛せない。
ベネックス監督の衝撃のラブ・ストーリーが鮮烈な映像で蘇る

<キャスト&スタッフ>
ゾルグ…ジャン=ユーグ・アングラード
ベティ…ベアトリス・ダル
エディ…ジェラール・ダルモン

監督・製作・脚本:ジャン=ジャック・ベネックス
製作:クローディ・オサール
原作:フィリップ・ディジャン

●字幕翻訳:松浦美奈

<ストーリー>
修理工のゾルグとウエイトレスのベティ。2人は出会い、恋に落ちた。
ゾルグが小説家になり、彼の子供を身ごもることを夢見るベティ。
しかし、夢がひとつづつ砕けていったとき、ベティの純粋な心は
破綻していく…。
世界中にセンセーションを巻き起こした衝撃のラブ・ストーリー
『ベティ・ブルー』。本作は約1時間の未公開シーンを復元した
ノーカット完全版。ベティの激情的な愛と深い深い海のような
ゾルグの想い――。ベネックス監督の鮮烈な映像美とともに描かれる、
2人の "激しい愛のドラマ"は今なお、斬新な感動と清らかな輝きを
放ち人々を魅了し続けている。

<ポイント>
●約1時間の未公開シーンを復元したノーカット完全版!
●激情的なベティとしがない小説家の卵ゾルグ――二人の激しい
愛の軌跡を鮮烈な映像美で描き出し、世界中にセンセーションを
巻き起こした衝撃作!
●スペシャル・メタリックBOXに収納/スケルトンブルー・アマレー
ケース仕様
●ピクチャー・ディスク
●先着予約購入特典:ベティ・ブルーインテグラル オリジナル復刻版
ポスター(数に限りがありますので、品切れの際はご容赦下さい。)

<特典>
●オリジナル劇場予告編
Amazon.co.jp
海岸でペンキ塗りの仕事に従事している小説家志望の青年ゾルグ
(ジャン=ユーグ・アングラード)は、感情の起伏の激しい性格の
女性ベティ・ブルー(ベアトリス・ダル)と恋に落ちていくが、
愛が深まれば深まるほど彼女の奇異な言動はエスカレートしていき…。

フランスの俊英ジャン=ジャック・ベネックス監督が、愛の狂気を
赤裸々に描き、世界中にベティ・ブルー現象を巻き起こし大絶賛された
ヒット作。B・ダルの狂おしい熱演は壮絶でありながらも実に物悲しい
ロマンティシズムに満ちあふれており、鑑賞後もしばらくの間は余韻を
引きずる。
後にディレクターズ・カットのロング・ヴァージョン『ベティ・ブルー
インテグラル《完全版》』も製作されたが、こちらはゾルグの心情を
より深く掘り下げた内容のものになっている。(的田也寸志)

内容(「キネマ旬報社」データベースより)
ジャン=ジャック・ベネックスが手掛けた、愛情が激しすぎるがゆえに
破滅していく男女の姿を描いた作品。恋に落ち、愛する人の子供を
身ごもることを夢見る女性・ベティは、夢がひとつずつ砕けていった時、
彼女の精神は破綻していく…。

内容(「Oricon」データベースより)
激情的で純粋な心を持った女と小説家の卵の激しくも悲しい愛の物語を
描いた、巨匠ジャン=ジャック・ベネックス監督が贈る「ベティ・ブルー」
のノーカット完全版が遂にDVDで登場!!



ベティ・ブルー 愛と激情の日々
37°2 Le Matin
監督 ジャン=ジャック・ベネックス
製作 クローディー・オサール
脚本 フィリップ・ジアン
出演者
ベティ:ベアトリス・ダル
ゾルグ:ジャン=ユーグ・アングラード
エディ:ジェラール・ダルモン
リサ:コンスエロ・デ・ハヴィランド

音楽 ガブリエル・ヤーレ
撮影 ジャン=フランソワ・ロバン
編集 モニーク・プリム
配給 FOX
公開 フランス 1986年4月9日
    日本 1987年12月
上映時間 120分
製作国 フランス
言語 フランス語



コメント
1 ■またまた
これも私好きな映画です。
ジャン=ユーグ・アングラードが好きで
彼が出てる映画をみまくったことがあります。
蒼井ルナ 2010-07-08 18:15:38
2 ■Re:またまた
>蒼井ルナ◆癒し系占い師◆さん
確かにゾルグ、魅力的ですね。
私も好きです。
隣の奥さんに迫られるシーンが好きww

こんなにいい男に愛されて、なんでなんで??
って思うので、内容的には好きな映画ではないのですが
フランス映画らしく、おしゃれで、ファッションやインテリアを
見てるだけで楽しいところが好きです。
陽菜ひよ子 2010-07-09 09:05:26


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