8/2(木)〜8/15(水)束の間の健康生活

070814urikomi1.jpg8/14(火)売り込み開始っ!
ファイルを抱えて、とある版元様をご訪問。最近新しい絵をファイルに加えられずにいたので、この絵ともう一枚描きました。

一度お会いしたことのある方だったけど、よその会社はそれだけでも緊張。とくにそれが営業ともなれば〜

やさしい方で、緊張をほぐしてくださいました。ワタシのサイトも細かくご覧下さっていて、きゃーっ。チャイナペイントのページまで、hiyoko.tvから飛んでくださる方は稀なので、ドキドキしちゃいました。緊張は解けたけど、ちょっと興奮?(笑)

いろいろ助言いただきました。「企画」を考えるチャンスをいただきました。頑張ろう。

              


070817present2.jpg8/15(水)イラストレーター飲み
友達の展示を見に銀座へ。ちょうど数日前が彼女の誕生日だったので、お気に入りのお菓子屋さんでお菓子を買い込んで。

彼女とも半年ぶりに会って楽しかったけど、ギャラリーのオーナーに、ちらりと近況を話すと
「飲もう!」
と言われ、オーナー以外は初対面というメンバーで、いろいろ話して楽しかった。

一人の男の子のファイルに吉井さんの似顔絵があったことから、ファンだと言う彼とプチ盛り上がり。カエラちゃんのファンでもあると言う彼に、
「冬フェスで、トリが吉井さんでその前がカエラちゃんで両方すごくよかった」
と自慢(大人げない)すると、超うらやましがられた。彼はフェス未体験らしい。
若者よ、今フェスに行かずしていつ行くんだ?!(30過ぎてデビューもいるけどさ→おまえだよっ)

このギャラリーのオーナーに会うと、ワタシはすごく元気が出る。オーナーも
「ヒナちゃんとは気が合いそう」
と言ってくれてうれしい。
ワタシも人に元気を与えるような人になりたいし、絵を描きたいと切実に思う。どんなしんどいときも、笑ってられるようでいたいな。


11月の展示のDMを担当する事になった。ドキドキ。メンバーから
「ナニこれダサーイ。送れないよこんなのっ!」
とか思われないようにしなくては。


              


070811.jpg8/11(土)禅問答
二年前通っていた小説講座の友達と同窓会をすることになった。すると、今も通っている友人から、
「ちょうどその日にN先生を囲んで飲むから参加しない?」
と言われ、迷ったけど参加することに。N先生と飲むのは二年前の7月と12月以来。
    
N先生が大好きだ、というのは、先生の前のワタシを見れば、誰もが「わかったわかった」と言いたくなるくらい、伝わってしまったと思う。

二年ぶりに会うN先生は、ワタシのことなど、絶対覚えてくれていないと思っていたのに、ちゃんと覚えていて、しかも!!最後に提出した作品(未完の小説)の最後のシーン まで覚えていてくださったのだ。
「確か図書館に行くところまでだったよね」
と、本人まで忘れていたことを言われて、急速に酔いが回ったような気がする。

友達も
「どんな駄作で本人がほっぽっちゃってるような作品でも、先生はちゃんと覚えてくださっていて『あれはどうなったの〜?』って聞かれて、先生の小説に対する愛を感じた。ホンモノのプロなんだよね」
としきりに感心していた。

N先生との会話はいつも禅問答のようだ。
先生は、書いたもの(小説)を読めば、その人の背景にある親子関係や恋愛関係を読み取り、それが実際の話か創作であるかも見抜き、その人が抱えている本質的な問題であるかどうか、そこから逃げているかどうか、もすべて見破ってしまう。

「先生には何もかもお見通しなんですよね」
「ボクはそんな占い師のような人間じゃないですよ」
いやいや、占い師より鋭いですから。

何もかも見破っていても、それをストレートに口にしたりはしないのだ。取りようによっては、どうとでも受け取れる言葉で、我々にサジェスチョンを与えてくれる。あとは自分で考えろ、というわけだ。

今はイラストレーターをしてるんです、と自分の描いた本や最近描いてるイラストを持って行った。
それは先生と同じ業界の片隅に一応いるんですよ、と伝えたかったし、文章のプロとして長年たくさんの文芸書を世に送り出して来た先生の感想をひと言聞きたかったから。

「装丁は装丁のプロに任せてるから、ボクなんかの意見は当てにならないけどね」
とちょっと渋る先生。でもそのあと
「充分装丁に使えるレベルに達してると思うよ」
と言ってくださり、一瞬喜ぶがすぐに
「でもそう言う人間はいっぱいいるってことだよね」
と軽く突き落とされる。ごもっとも!なのだ。

「○○さん(先生が世に送り出された大作家先生)の表紙(文芸書)が描けるくらいに頑張ります。でも○○さんはもっとアクの強い絵が好きかな」
というと
「○○さんは結構好きなんじゃないかな」
と言ってくださって、お世辞でも嬉しかった。先生はダメなものは「全然ダメ」とおっしゃる方なので。

「作家に好かれそうだよね」
は?それは絵がですか?人間性がですか??
「小説は全然ダメだったけど、センスはいいよね」
せ、センスって一体何の??

と、そこで最初のほうの「図書館に行ったところ」まで覚えていてくださったことに戻る。「小説は最後まで書いてないからダメだよ」と先生はおっしゃった。

未完の作品というのは、本人が思う以上に、読まされるほうには、フラストレーションがたまるものなのだ。ワタシの作品は決して出来がいいものではなかったけど、それでもきちんと最後まで終わらせなければ、結局評価はできない、という事なのだと思う。

絵も、最後まで描くことが大切だとよく言われた。なのに、植物画の頃は、描いてるうちに花を枯らしてしまい、未完になってるものがどれほどあるか。
それは教えてくださる先生方に対して、とても失礼なことだったのだな、とあらためて反省する。

それと考えさせられたこと。今の話をリアルタイムで書くのはよくない、らしい。作家は、たとえブログでも、ヒトに読ませるものは少しタイムラグをおく、ものらしい。そんなわけで一週間遅らせてみた。

先生とお会いできたのもうれしかったけど、飲み会自体が、懐かしい顔がいっぱいで、ほんとおもしろかった。
「あなたいつもポルノ書いてた人だよね」
と幹事のおじいちゃまに言われてショック。書いてませんっっ!!(涙)。しかしそのおじいちゃまに
「えっと、船上パーティーの話書いてらっしゃいましたよね」
「いいや」
「あ、お孫さんの話でしたっけ?」
「孫はいないんだよ〜」
ととんちんかんなことを言って固まらせたワタシ。そんな失礼なワタシなのに、おじいちゃまは
「ありえないけど、ボクが本出したら、あなたにイラスト依頼するからね」
と言ってくれた。いい人だ。

友達からは
「先生は、ひよこちゃんが絵の方に行ってしまって寂しかったかもね」
と言われたけど、いつかまたお話も書きたいな、と思った。今はそれより絵を描かなくちゃダメだよ〜と、釘を刺されたけど(^^;


              


070813.jpg8/12(日)・8/13(月)焦るばかりで進まない
気持は焦るのに、暑いからとかイロイロ言い訳して、やらなくちゃ行けないことを後回し。ダメですね、ホントダメダメ。

と思って、夜からやっとこさ絵を描く。描きだすと止まらないのになぁ。ワタシにとってのお絵描きは、お風呂に似てる。入るまではうだうだしてるくせに、入っちゃうと長いっ!

8/13(月)
絵の続き。結構ノリノリ。でも絵に夢中になってると、家のことが後回しになっちゃう。絵を描きつつ、三食手作りしてお掃除もちゃんとして、なんて生活、ワタシにできる日がくるんだろうか・・・・
(本気で忙しい時は家事なんかやってられない。そういうものなんだけどね)


              


070804.jpg8/2(木)〜8/4(土)健康生活
会社をやめたとたん、とても健康的な生活を送っている。 8/2は1時に寝て、翌朝6時に目が覚めたし。8/3は22時に寝て、3時に目が覚めた。
長い間平均睡眠時間4〜5時間で来ているので、なかなか5時間以上は眠れないようだ。

6時に目が覚めれば、外は明るいからよいのだけど、3時に目覚めると、外はまだ真っ暗。ココ一年、すっかりお陽様が昇りきってからしか、目覚めることがなかっただけに、一瞬戸惑う。一体何が起きたんだろう??
ココハドコ?ワタシハダレ?状態。

けれど、昨夜早々と床に着いたのを思い出す。そっか、もう朝なんだ。
同じ5時間でも早い時間にシフトしていると、同じようにパソコンに向かい、同じように絵を描いても、おかしな肩の凝り方はしない。身体がスゴく楽。

8/3(金)
朝からTSUTAYAにCDを返しに行き、開店前のファッションビルを覗いて、(高級スーパーは開いていた。今度カフェでお茶飲もう♪)お年寄りしかいない朝9時の郵便局で振込をした。
図書館に行きたかったけど、開館がまだ(10時から)で、夜に行こうと思いつつ帰宅して、メール書いて、午後から始めたイラストが波に乗ってしまい、結局13時から22時まで描き続け・・・3枚仕上げた。(途中何度か休憩は入れたけど)

描いたのは、ずーっと以前から頼まれている、そのままお仕事に使えるサンプルイラスト。(デザイン事務所に提出しておき、クライアントが気に入って使用されたらお金をもらうと言うもの)
で、眠くなって、顔を洗って歯を磨いて、ころん、と寝てしまった。

夜明けとともに起きて、疲れたら眠る。こういう生活がずっと続くといいなぁ。というか、続けられるように頑張ろう。


※この絵日記は8/16(木)〜8/20(月)の5日間にかけて書いたものを、書いた順に載せています。


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