画像加工のテクニック。

150520cs_image.jpeg物事には良い面悪い面、両面ある。デジタル化が進んで、データでやり取りできるようになったので、遠方にいても仕事に不自由を感じなくなったし、手描きで描いたものをパソコンである程度修整できるようになったりもした。それは良い面だけど、その分、以前は絵を描きっぱなしで印刷所に回せばどうにかなったのが、今は自分で取りこんで、印刷できる状態まで加工する技術を身に付けなくてはいけなくなった。

そこで、このアドビソフトの登場。ご存じ、イラストレーターとフォトショップ。主にデザインとかイラストを作ることに特化したイラレと、画像加工からイラスト制作まで幅広く使えるフォトショ。私はずっと自虐的に「私はイラストレーターの使えないイラストレーターです」と名乗ってきていて、でも割とフォトショップの方は、自分では得意だと思っていたのだ。思えば2002年頃にWin98で5.0を使い始めてから、もう10年以上使っているわけで。自分ではベテランだと思っていたのが、それが大きな間違い。

最近いろんな方と会い、いろんなお話を進めていくうちに、あることを試さなくてはいけなくなり、私にはやや荷が重そうだなと言うことで、今後の対応は、フォトショのプロであるオット・宮田雄平に丸投げすることにしたのだった。しかし、お話を頂いた時はオットが超多忙につき、私がひとまず対応することになり、この逆引き辞典を手に「あーだこーだ」やってみたらば。。。え?え?フォトショって、こんなこともできるの?いや、あれ?こんなに簡単にこれって出来たの?と、目からうろこ!いやホント、今まで私、何やってたの〜??ってかなりなショックでした。

ホント、画像加工のテクニックを上げるのって、これからのイラストレーターには必須だとオモウー。イラレもねー。頑張んないとねー。本何冊も買っちゃったし。さてしかし、現在鬼のように忙しく、6/10頃までは、身動きとれない状態です。その先も暇になるわけでは無く、わけわかんない状態が、ちょっと糸がほぐれてくるかんーくらい。ていうか、そこでまた新しい仕事はいるかもしれないし。ホント先が読めないので、やっぱ前倒し前倒しの習慣が必要だし、作業効率を上げることも大事だと実感する今日この頃なのであった。(この日記も、なかなか書きあがらなくて、3日くらいかけてやっと書けた。。。→続きはおとといくらいに書いてたもの。何かまだ余裕があったような。。。)

           

久しぶりに文章診断ロゴーンってのをやってみた。→以前の診断■
そしたら、前回よりははるかに診断が上がっているのに驚き。やはり書けば上達するんですね。頑張ろう。まずは昨年の文章、そしてつい最近の文章と続きます。最近の文章は驚きの結果に!




まずは昨年書いたこの文章。
大人の条件。オモウ 2014.06.17 Tuesday

この一週間、ホーントいろんなことがありました。もうずーーっと仕事ばかりで、あんまり寝てません。今日は食欲もなくて、昨夜から丸一日軽く断食中。こういうデトックスな日って、たまには必要みたい。

イラストの仕事って、いかにしてお互いの中のイメージを言葉にして伝えるかってことが重要なポイントになるので、コミュニケーション能力が、もの凄く必要なんですよね。実は仕事がいくつか、同時に進行しているんですが、クライアントとの相性やお互いのコミュニケーションスキルで、仕事の進行具合に、こんなに差が出るものなのかと、改めて、自分自身のスキルを上げる必要性を感じたのでした。もちろん、相手のスキルが高ければいうことないのですが、文句を言って相手が変わってくれるわけではないですし、自分の方が変わる努力をしないと、何も変わらないですもんね。

いろんな人と話して、最近つくづく思うのは・・・上の話に通じる話でもあるんですけどね。被害者意識の強い人って、どうにもならんなーって思うんです。私は思うんですが、20歳そこそこ位の人の生活とか人生が、上手くいってないとしたら、それは大抵は親だとか家庭だとかの、環境のせいだって言えると思うんですが、40歳過ぎて、自分の人生が上手くいってないのは、病気なんかで体の自由がきかない場合を除いては、自己責任じゃないの?ってこと。(もちろん、DVにあってるとか、諸々特殊な状況は除きます)

結局、自分で気づいて、変わろうとしなければね。諸々上手くいかないことがあっても、それを愚痴るだけでは何も変わらない。自分の人生を解決できるのは自分自身しかいないんですよねぇ。私もえらそうなことは言えませんが、何でもかんでも人や周りのせいにだけはしないように、気を付けています。自分の人生に責任を取れるってのも、大人の条件だと思うんです。

おお!川端先生でしたか!文豪と近いとはっ。そしていつも真逆だと言われる岡倉天心さん。読んだことないけど、どんな文章何でしょうか。
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そして次は最近のこの文章。
「宇宙の眼を描く」講習会・2  マナブ 2015.05.17 Sunday
前回は、ラフの講評で、今回はDMに載せる「登場人物一人の全身」と前回より進化した作品の講評、ということでした。決して舐めてかかったわけではないのですが、前回は、ラフと言うことで、普段の仕事のように、さらっと描いたものを持って行ってしまい、「やっちゃった」と言う感じだったので、今回は真面目に仕上げて行きました。んでも結局、登場人物一人の全身を渾身の力で描いて行ったら、全員描いて行かなくてはいけなかったようで。。。やっぱりやややっちゃったのでした。(ややややこしい。。。)
     

私の絵は「温かい」という評価を頂く一方で「毒がない」とも言えるのですが、この課題作品は、SFなのですが、結構グロテスクな作品で。私の絵自体は、悪い絵だとは自分でも思わないけれど、テーマとは乖離してるな、と感じました。SFというよりは「雨の日に捨て猫を拾った話」と言う感じで、児童文学の挿画のよう。という私の言葉に、マルプ清水さんが答えて下さってるのが、上の写真。なるほど、と腑に落ちた言葉を頂き、前向きになれました。

また、他のスタッフの方からは、確かに挿画のようなメルヘンな世界ではあるけれど、同時にグロテスクさも感じる、とも言っていただき、おお、よかった、と言う感じでした。私としては、そんなに捻ったとも感じなかった、挿絵の方も、意外と高評価で「こんなの普通思いつかない」と言っていただいたのが、ホント嬉しかったです。

それと、別の参加者の方が「自分は、どんなものでも、自分の世界に引き込んでしまえばいいと思っているので、描けないと思うことはない。最強なのは、児童書みたいになってしまうとおっしゃった人(わたしか!)。自分の世界に引き込んでいる」とおっしゃったのに驚き。

あとま、前回も感じたのですが、こんな感じで人前で講評を受けるというのは要するにプレゼンなわけで、それは、空気感が大事って言うか。絵で人を引き込むことも大事だけど、プレゼンの仕方でその場の人たちの心をつかんで引き込む力ってのも、大事だなーと思ったりもする。一度この人ダメって思われちゃうと、その印象ってなかなかぬぐえないし、自分でも萎縮しちゃうし。と、いろいろ勉強になりますね。今回がこの講習&展示3回目のMさんが「今までで一番個性的」と仰ってて、今後が楽しみです!    
       

実はこのワークショップの前に、ある方とお会いして、2時間半も私の絵について、お話した後だったので、へとへと。でも、すごくいいお話につながりそうだったので、この日はホントやり切った感じ。オットと落ち合って飲んだビールが美味しかった!

おおお!完璧だっ!!
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