「国際陶磁器フェスティバル美濃’02」

岐阜県多治見市
JR中央線で30分程度のこの街は、
名古屋市内への十分な通勤圏にもかかわらず
市内に住んでる者にとっては、あまり縁のない街であった

名古屋で地下鉄沿線に住んでいると、
だいたいJRに乗ること自体が稀なのだ
そんなわけで、わたしがこの街を訪れるのは
多分初めてだと思う

さて、目指すは「セラミックパークMINO」
有名建築家が建てたと言う素晴らしい建物は
くぼみにできてるということで、
入り口の3階から、下へ順に降りていくようになっている
また、世界最高の耐震設計とかで、20億の壷もこれで安心、と
シャトルバスのボランティアガイドのおじさんが
鼻息荒く語っていた

わたしたちのやっている洋食器の絵付けとは
ちょっと(というかかなり)趣を別にしているけれど
とってもおもしろかった

二階の広場でテントが張られて、いろんなおみやげ物が売っていた
鬼まんじゅうというのがあるのだけど
わたしはつい最近まで名古屋名物だとは知らなかったのであるが
みんなおいしい、おいしいと競ってそれを買い、
わたしたちのグループで、店の商品を買い占めてしまった(爆)

そのあと名古屋に戻り、地下街で味噌煮込みうどんを食べた後
ノリタケミュージアムへ

実は3年ほど前にも一度訪れたのであるが
そのときよりずっときれいに、テーマパークのようになっていて驚いた
でも有料になってたのが「あら」という感じであった(笑)

相変わらずオールドノリタケの金彩の見事さに
ただただ、うっとりと眺める

昨日から、ぽってりしたふくろうや、猫の置物を見つけては
「ぴぴさんにそっくり」
とからかわれ通しのわたしであった(涙)

そのあと、みなさんは新幹線で東京へ
わたしは高島屋をふらふらしたあと、実家に戻った
母と姉と3人でお好み焼きを食べに行った
今日食べたお好み焼きは、今までで一番おいしかった!!

多治見市公式ホームページ Link


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磁器の森

今回の帰省の目的は、名古屋市郊外の瀬戸市という焼き物の町に、チャイナの先生の作品が展示されるというので、それを見に、教室のみんなで繰り出すことになったのであった

本日はわたし以外の皆さんは、新幹線で名古屋駅に到着。
藤が丘という地下鉄の駅で待ち合わせて、瀬戸にある陶磁資料館へと向かう。とても広大な庭園に囲まれた素敵な場所であった。

そこで、今の日本のポーセリンアート界を担う方々の作品を堪能。少し遅いお昼ご飯を食べて、次に向かったのが、愛知製陶という工場。ここで、愛知磁器ミュージアムというところを見学。でもその建物を見たときに
「どこがミュージアム?」
「ただの家じゃ?」
とみんな散々であった。しかも入館料¥500!!!なにぃ?

でもでも、どうしてどうして、入ってみると、そこはお宝の山。こんなところにこんなものが!!と見まごうほど・・・
ただいまのテーマはフランス革命の時代らしく、ポンパドゥール夫人やマリー・アントワネットを描いた食器が所狭しと並んでいた。でもねでもね、一個だけ言わせてもらうなら、もうちょっとお手入れしたほうが・・・だってホコリだらけなんだもん(涙)

そのあとは、お楽しみの白磁の購入。
すごい量の白磁で、選びたい放題・・・なんだけど、一個だけ言わせてもらうなら(またかい)もうちょっとお手入れしたほうが・・・だってホコリの量が半端じゃないんだもん(号泣)

わたしはマイセンスタイルのニワトリのポットと、変わった形のカップ二客、蓋付きカップ二客、小物入れ一個を購入・・・すんごくいい買い物したと思う。
でも、ニワトリのポットはみんなから、ちょっと不思議な目で見られたけど(爆)すんごくかわいいと思うんだけどなぁ。蓋になぜか犬が乗ってるあたりが特に(笑)
デジカメを持ってた方が、ニワトリのポットの絵付けしたものを、写真に撮ってくださった(どうもありがとう・・・うるうる)これを参考に頑張ろう!と決意

ここからタクシーで、名鉄瀬戸線の駅に向かい、そこで泊まりの人と日帰りの人は解散。泊まりの人は明日の目的の岐阜県の多治見に向かい、日帰りの人とわたしは地下鉄の駅を目指す。

なかなかハードな一日だったけど、すごく楽しかった。明日は朝から多治見なので、早く眠ることにした。


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ラッピング教室修了♪

今日は全部で4回の、ラッピング講習会の最後の日だった
とはいっても、講習会は月に一回、午前中に初級、
午後から中級(3種類を順番に)があって
初級だけは最初に受けないといけないんだけど、
中級は3種類のうちどれから受けてもいいので、
毎回修了した人が出たりもする

で、終了証も発行してもらえて、
みんなの前で名前を呼ばれて「ぱちぱち」って
されるんだけど・・・

お店の手違いで、わたしの修了書はまだできてなかったのだ(涙)
すぐに郵送してもらえるということだけど
「ぱちぱち」をちょっと楽しみにしてたので(爆)
少しだけ残念・・・

中級は1〜3まであって、今日は1だった
1が一番簡単そうに思ってたら、実は一番難しかった(汗)
でもこれで、だいたいのものは包めそう

もうそろそろクリスマスのプレゼントを考える頃
もらってわくわくするようなラッピングを頑張らねばね(= ̄∇ ̄=) ニィ


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桜の仇討。

ここんとこ、根を詰めすぎたせいか、今朝頭が痛くて、筋が固まったようになってて、とても出かけられるような状態ではなかったのだけど、薬を飲んで、何とか出かけた。行った先は新宿で、東北に住むS夫妻の植物画の作品展であった。二年ごとに開かれるのであるが、気さくな人柄のご夫妻は、二年前にもいろいろお話をしてくださった。今回は特に、なかなか聞けないようなお話も伺えて、実りの多い日であった。

ご夫妻の師事された太田洋愛先生は、「桜の太田」と呼ばれるほど、桜の絵で有名な方だったらしい。その太田先生が発見されて「太田桜」と名づけられた桜は、天然記念物となっている。桜には、葉の根元に蜜腺というのがついてるというのが、植物学的な定説である。ところが、あろうことか「桜の太田」の描いた「太田桜」の絵には蜜腺がひとつも描かれていない。それで太田先生は非難を受け、失意のうちに亡くなられたらしい。

S氏は、まさか先生に限って、と信じて疑わなかったそうだ。そしてまた、その太田桜を移植するという話が出たときに、挿し木をお願いに上がった木の持ち主であるお寺の住職が「天然記念物を切るとは何事か。」とお怒りになられた上、太田先生を画壇が非難していると言うことも非常に不愉快に思ってるという。「それでは、一枝下されば、わたしが先生の正しいことを証明して見せます!」とS氏は頼み込んでほんの一枝だけいただいてきて、その枝についていた葉62枚全部をスケッチしたのだ。すると、なんと必ず蜜腺がついてるものとされていた桜であるのに、その太田桜には、蜜腺のない葉のほうが多かったのである。また、蜜腺のついてない部分は密集していた。だから、太田先生が描かれた部分は、たまたま蜜腺のない部分だったということが考えられるのだ。

こうして見事に師の仇を討ったS氏に住職は「こんないい弟子を持って、太田先生もさぞお喜びだろう」と感動して、桜の移植を許してくださったそうだ。そのうちの一本は、新宿御苑に植えられる。そのS氏はわたしが、これを読んで感動したと話すと、とても喜んでくださって、本当にいろんな話をしてくださった。ほかにもお客様がいらっしゃるのに、わたしばかりでいいのかとたずねると「若者には、僕ら年寄りの話を聴く権利があるんだよ」と言われた。

少し前に話した奥様には「忙しいときには、無理して大きいものを描かなくてもいいんです。絶対にやめないで、細々とでも続けること、それが一番大事です」と言われたのだが、S氏は、もう少し厳しかった。展示してある葉の絵に添えてある「忙しいから描けないのではなく、忙しいからこそ、葉一枚でも描くべきだ」この言葉にどきっとしたわたしであった。そのS氏には「とにかく数描くことは絶対に大事です」と言い切られてしまった。確かに・・・ごもっともです(笑)

でも、太田先生やほかの大家と言われる先生も、素晴らしい作品を遺されたのはやはり60代も後半になってからだと言われ「まだ30年以上あります」と答えると、まだまだこれからですよ、と笑われた。ちなみにS氏は40代になってから始められたそうである。わたしの支持するT先生も始められたのは30代後半。資質もあるとはいえ、20代後半で始められたわたしはやはり幸せなのだろう、と思う。

そのあと上野に別の展覧会に出かけ、さらにまたもや浅草橋に少し買出し・・・でも帰る頃にはすっかり元気になっていたわたしであった。


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浅草橋で

植物画のお教室の前に
浅草橋にビーズの買出しに出かけた

歩いていると、なにやら人だかりが
なんだなんだ?と近づくと
「ご自由にお持ちください」の文字が・・・

こ、これは、もらわなくっちゃだわ!!

さっそく人の波をかき分けて(爆)
ダンボールの中に手を伸ばす
かぶっていた帽子が落っこちるのもかまわずに
もう必死!!なわたしであった(爆)(爆)

すると、おばあさんがわたしの帽子を手にとって
かばんに入れようとした
「そ、それは、わたしのです!!ご自由にお持ちくださいじゃありません!!」
思わず叫ぶと、しぶしぶ返してくれた

周り中に笑いが広がった・・・(笑)

戦利品は、小物を入れるビニール袋
きちんとテープや吊っておく部分までついてる
新品らしく、値札もついてた
わたしがもらった分だけでも¥1000分くらいあった
わたしの隣にいたおねーさんなんか、名刺用の紙とか、
もっともっといろんなものもらってた
ちくしょう、悔しい(゜゜)☆O=(_ _)q満足せんかいっ!!

ほかにも、陳列用の金具などもたくさんあったので
どこかの問屋さんがつぶれちゃったのかなぁ
なんか、ちょっと胸が痛む

でもせっかくいただいたので、ちゃんと活用しようと思う
実は、ものすごくいいタイミングで、これは我が家にやってきたのであった
今日もらわなかったら、数週間後には、シモジマで買ってただろうなぁ(謎笑)


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ちょっと長めのつぶやき

植物画の時間

自分の母親以上の年齢の方たちに囲まれて
若いんだから、いくらでも時間がある
とせつせつと説かれる

ことに先生の
「あなたは描きさえすれば、時間も
描く力もあるんだからね
足りないのは、努力だけ」
と言う言葉は・・・けっこう痛かった(笑)

でも、うれしかった

ビーズのほうも新商品を出して
なかなかに好評で・・・
さっそく注文も入り始めた(喜)

わたしは欲張りなのかな
多分そうなんだね

絵で認められたいという気持ちは
ずっと持ち続けているけれど
でもほかの事もしてみたい

ビーズのお店も、だんだん知らないお客様からの
注文も入るようになってきたから
大変だけど、もう少し頑張ってみたい

物を作って発表していくと言うことは
もう本当に、自分の感性がすべてで
自分を信じていないとできない
ちょっとした反応でいちいち落ち込んでたら
仕事にならない

それでいて、何もかも中途半端な自分に
ちょっと嫌気がさしてた

へたくそな絵
つまんないサイト
ありきたりな・・・
何の才能もない自分・・・

そんな風に自分をいじめてた

でも本当は、真摯にものごとと向き合うことから
逃げてるんじゃないのだろうか
もっとがむしゃらに努力して
それで駄目だったら、もう自分は駄目だったって
思うしかないけど
そうなる前に、努力することをすでに放棄してる

そんな自分に気がつく

わたしは弱い人間だから
自分の感性を信じていても
どこかで信じきれない部分があって

でもだから
先生のそんな一言に
お店のお客様からの、温かいメールに
簡単に励まされる

わたしはそんな自分の単純さが
実はとっても好きだったりする(笑)
さ。あとは努力するだけね?(だけって・・・(笑))


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