自分を殺す。

先日30年来の友人と飲んだ。
すごく楽しくて、何も考えずに食べて飲んでしまって、金額を見てビックリ。
名古屋は食のコスパが非常に高い街なのに、いつもの倍くらい食べて飲んでいたのだった。
でも本当においしくて、好きなものばかり食べた感じで、大満足だった。
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その時に彼女がこんな話をした。
自分の周りには、なぜか自殺をした人が多い、と言う話から。
(単純に彼女には友人が多いということのような気もするのだけど)

彼女は以前は、「自殺」は、悩み苦しんでいる人に許された選択肢のひとつだと考えていたけれど
そういう話をした相手が死んでしまったことで、考えを変えたのだという。

数日前に、NHK「ハートネットTV」で、自死遺族を支える弁護士さんの放送を見て号泣したばかりだった私には
タイムリーな話題で、通じ合う相手とは、思考のベクトルすらシンクロするものなのだと感心してしまう。

死んでしまった友達に、なぜ「自殺は選択肢」だなどと言ってしまったのか
自分が友達の背中を押してしまったのではないかと、自分を責めたという彼女。
そうだ、自殺は確かに、本人にとっては最後の救われる道の一つなのかもしれない。
けれど、残されたものにとっては、永遠に続く苦しみの始まりなのだ。

自死遺族を支える弁護士さん自身も自死遺族で、愛するご主人を自殺で失い
「自分が奥さんでなければ、彼は死なずに済んだのかも」
と何年も自分を責め続けたという。

その言葉は、その数日前に私自身も同じようなことを考えたばかりだった。
「私が奥さんでなければ、彼はこんなに苦しまずにいられるかもしれない」

アトピーという病気は、完治するということが非常に難しく
拙著の最後には「小康状態」となった夫は、ほぼ元気ではあるけれど
ときどきガクッと体調を崩すことがある。

2014年のように数か月も寝込む様なことはさすがに無いけれど
自分自身の体がコントロールできないことに対する不安といら立ち。
そこへたまたま、仕事がしばらく途絶えたりすると、負の連鎖が始まる。

私の発した何気ない、普段であれば取るに足りない他愛ない、だけど不用意な一言で、彼は簡単に傷ついてしまう。
何でそんなことで傷ついてしまうの?何でそんなに繊細なの?

傷つけたことによって私も傷ついていく。

ところで、知り合った当初から、彼は私を繊細だというけれど、私はそんな風に思ったことがない。
自分自身はもちろん、彼のことも強い人だと思っていた。
でもそれは大きな間違いだということに最近になって気が付いた。
彼の方が私よりずっとずっと繊細だということに、彼も私もやっと気づいたくらいなのだ。

そのことにとまどい、未だに慣れずにいるけれど、少しずつ、お互いの繊細さに慣れて
お互いに打たれ強くならなくてはいけないのだね、なんて話していた。

そんなある日。
上記とは別の友人とオットと3人で、大須商店街を歩いていた時のこと。
パワーストーンや占いのお店の前に、超レアな手相が紹介されていて
「あ、私これ、あるよ。雄平も」
といわゆる覇王線を指さすと、友人が私たちの手を見て「本当だ」とビックリしていたら
お店の人が寄ってきて「すごいですね」とやはり驚いていて、でも、その人が突然
「かなり繊細な方みたいなんで、気を付けて下さいね」
といきなり言うのに、今度は私の方がビックリ。
「え?誰のこと、私?」
「はい、手相に出てますよ」
そう言って、彼はそれ以上何かを勧めたりすることなく
「またお越し下さいね」とだけ言って、店の奥へ引っ込んで行った。

まさかこんなところで、繊細認定されるとは。
確か手に横線が多いと苦労症というか、無駄に悩みやすいらしい。

自分で自分を繊細だなんて、何だか気恥ずかしくて言いたくないけど
でも自分で認めて受け入れて、対処していかないとね。

繊細な二人だからこそ、お互い楽でいられるようでいたいね。

絶対、死んだりしないように。
残された相手に、重い荷物を残さないように。


              


自分用メモ
【illustrator】入稿データの作成方法と注意点 「これをしておけば大丈夫!」【2016年07月20日】
https://www.imd-net.com/column/21255/
DTP用語と共に学ぶIllustrator入稿前チェックリスト 2014.04.04
https://liginc.co.jp/web/design/illustrator/81178
入稿データの作り方 2011/07/04(月)
http://www.mayolabo.com/archives/1568/
【Illustrator】2分以内に可愛いレースが描けちゃうチュートリアル
http://www.tutorialmaniacs.net/archives/906


                  


2015年10月発売の実話エッセイ。アトピーって痒いだけの病気じゃないんです。


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