トリモノ帖

鳥に関するあらゆるコト。あらゆるモノ。

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昨今カラーひよこ事情。

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今の若い人はご存じないかもしれませんが、ワタクシひよこが子供のころ
縁日にはよくカラーひよこが売られていました。

当時はせいぜい、ピンク・黄色・ブルーの三色くらいでしたが
色鮮やかなひよこは、私にはカワイイと言うより不気味で
何だかまがまがしいものを見ちゃったような、後ろめたい感じがしたのを
よく覚えています。

のちに、実はカラーひよこは、ひよこにカラースプレーをして作られていて
ひよこはスプレーされると、ひどいストレスで短命になってしまうと聞き
やはり、お祭りで感じた何とも嫌な感じは間違ってなかったと感じたのでした。

今のカラーひよこは、こんなにカラフルなんですね。
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今のカラーひよこは、生まれてからスプレーするんじゃないんだそうです。
だから、ストレスで短命になることもないんだよとのこと。

そりゃよかったね、と言いたくなりますが。

じゃ、どうやって作ってるかと言うと
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こんな風に、タマゴのうちに化学物質を注射で注入して
先天的に色を付けてるんだそうで。

だからね、ホラ、ストレスなんてないんだよ!(きらりん)
ってドヤ顔で言われても。

どう考えても、そっちの方が体に悪いだろって話なんですが。


今では日本ではすっかり見かけなくなったカラーひよこですが
海外ではまだよく見かけるものらしいです。


そういえば、私が子供のころは、正体不明の色粉を駄菓子屋さんで買ってきて
水で薄めて作った、色水ジュースを飲んだりしてましたし
ファンタなんかも、飲むと舌がすごい色に染まったりして。
添加物や化学物質満載のモノが町中に溢れていたころでした。
それらの危険性がまだよくわかっていなかったんですね。


そういったものも、日本では見かけなくなりましたが、東南アジアでは
今も普通に色水ジュース売ってるみたいです。
人間ですらそんな感覚なんですから、ひよこなんてもっとね。

でも平和ないい時代だったのかもしれないと思います。
日本の70年代、80年代ってね。

ひよこにはただただ、ごめんなさい、ではありまするが。


参考記事
カラーひよこの製造方法が過酷すぎて泣けてくる(2013.5.30)

元記事
Baby Chicks in All the Colours of the Rainbow(2013.5.30)


2014/07/10 Thu
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