2007.12.07 Friday 11:27
陽菜ひよ子の名刺や販促グッズ
風俗画は、人々の日常生活を描いた絵画です。ルネサンス以降の絵画の主流は、聖書や古代神話を主題にした歴史画でした。image[071130vermeer2.jpg]この解説にあるように、台所で働く女性や市場などの作品が圧倒的に多く、あとは酒場で酔っぱらっていたり、家族の団らんの様子だったりと、時代は変われども、何ら変わることのない普遍的な人間味のある情景を描いていて、とても親しみの持てるものでした。
しかし、市民たちが政治・文化の担い手となった17世紀オランダでは、従来の歴史画も描かれる一方で、台所や市場で働く人々や、室内で談笑する上流市民など、日常を題材にした親しみやすい風俗画の人気が高まりました。
こうした風俗画は、一見、ありのままの現実を写しとったかのように見えますが、しばしば複雑な教訓的意味が込められており、その謎解きも風俗画の魅力のひとつとなっています。
初期の頃は聖人や神話の人物を描いていたフェルメールも、1656年以降は、主として風俗画を手がけるようになり、室内で歓談したり手紙を読んだりする上流市民の暮らしの情景を、静謐な画面にとらえ出しました。
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