ジャン・フォートリエ展@豊田市美術館。
2014.09.03 Wednesday 16:27
陽菜ひよ子
豊田市美術館、風光明媚な山並みを眺められるレストランが大人気で、ランチをしようと坂をてくてくいや最後はぜえぜえ)上って行ったのですが、外から観た時には、あいにく、窓際の席は全部埋まってましたー。しかし、私たちがお店にたどり着いたときに、ちょうど1席窓際があいたのですー。我ながら、なんちゅー引きの強さ!
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image[140903_09052826.jpg]image[140903_09062360.jpg]トレビアーーーン♪♪(おっと失礼。つい母国のおフランス語が出てしまったわ)あまりに素敵なランチタイムで、すっかり満足して、うっかり帰りそうになってしまいましたよ!ダメじゃんっ!ってことで、気を取り直して、お目当ての展示・・・実は右の画像のが見たくて行ったんですが、これって常設展の一部で、この日のメインは「ジャン・フォートリエ展」と言う展示でしたーーー。
誰それ?→ひよこの心の声
すみません、いや、初めて聞くお名前だったんですが、イヤほんと、自分の無知さを恥じました!ピカソ以来の衝撃と言われてる画家さんだそうで、かなりツボでしたよ!「戦後の美術界を震撼させたフランスの画家・ジャン・フォートリエ(Jean Fautrier, 1898-1964)の初期から晩年までの作品を紹介する日本初の本格的な回顧展」だったそうで、東京では7月までステーションギャラリーで開催されていたんですね。
フライヤーの細密な老婦人には、全く興味をそそられませんでしたが(インタビューでフォートリエ自身も失敗作だと言っています)中盤以降の絵は、ホント素晴らしく、迫るものがあります。色使いがいい!!(って、なんかえらそーですが・・・(^e^;)彼の名声には波があって、全く評価されない時期には、本の挿絵などを描いて生活をしていたそうなんですが、今の時代でも装画や挿絵画家として通用しそうなセンスだなーと思いました。
もちろん、お目当てだったドイツとオーストリアの雑誌のデザインも楽しい展示でしたー。当時はロートレックやムンクなどが誌面に描いていたと言いますから、なんて贅沢!と思いますが、お値段もやはりそれなりで、最初に創刊された「パン」は、今の価格で1冊3万円!!やっぱ限られた人のための贅沢な嗜好品であって、今の感覚で言う「雑誌」とはちょっと違ったものだったかも。
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