ジョン・テニエルと『アリス』を描いた画家たち

2007.10.09 Tuesday 23:03
陽菜ひよ子の名刺や販促グッズ



■風刺漫画家と挿絵画家を両立
・『ウンディーネ』『子どもの歌と絵の本』挿絵(1846年)
・『イソップ寓話集』(1848年 挿絵100点)
・『ララ・ルーク』(1861年 トマス・ムア 挿絵69点)
・『アラビアン・ナイト』(1863-65 ダルジェル兄弟)
・『不思議の国のアリス』(1866年 ルイス・キャロル)
・『鏡の国のアリス』(1872年 ルイス・キャロル)

■『不思議の国のアリス』のエピソード
・作者のルイス・キャロル(チャールズ・ドジスン)は最初、『アリス』の挿絵をウォルター・クレインに頼むつもりだった。しかしクレインの予定が立たず、テニエルに依頼することに。
・キャロルとの仲はよくなかった。理由として、キャロルの注文が多く、描き直しを迫られるたび、テニエルがそれを全面的に受け入れたため。
・普段はモデルを使わないテニエルに、キャロルは「アリスに似た子ども」をモデルに絵を描かせ、できあがった挿絵は酷評される。
・「蝋人形のよう」「大人子どものよう」と酷評されたアリスだが、多くの画家の描いたアリスの中で、今でも一番の人気を誇る。
・『不思議の国のアリス』(1865年)の初版本は、テニエルのクレームにより発売中止に。(現在この本は高値がついている)
・テニエルが許可して再発売されたのは、1865年11月(奥付は1866年)
・仲が良くなかったにもかかわらず、キャロルは続編『鏡の国のアリス』の挿絵もテニエルに依頼。ライオンやユニコーンを政治家に似せて軽く風刺を盛り込む。テニエルは白の騎士にそっくり。
・長生きをしたので、1907年『不思議の国のアリス』の著作権が切れた後、多くの挿絵画家の描いた『アリス』をたくさん目にすることができた。

image[071009tenniel2.jpg] image[071009tenniel3.jpg]
ディケンズ「憑かれた男」(1848)/「エドガー・アラン・ポー詩集」(1858)

参考:連想美術館
<子どもの本>黄金時代の挿絵画家たち(リチャード・ダルビー・著/吉田新一・宮坂希美江・訳 2006 西村書店)

[7] << [9] >>
-
-


<< 9/16(日)〜9/29(土)イケメンとアリス。
ダルジェル兄弟 >>
[0] [top]


[Serene Bach 2.24R]