ロケットで帰省?

2014.08.22 Friday 20:14
陽菜ひよ子



■世界の描写
古来「宇」は上下前後左右を「宙」は過去現在未来を示すといわれ、CERN(欧州原子核研究機構)によってヒッグス粒子が確認された現在でも、宇宙に満ちた暗黒物質、ダークエネルギーなど解明されていないことが宇宙には多く存在しています。本展では、素粒子から宇宙を解き明かそうとする科学者のアプローチと、空中に点在するドット/パーティクルで世界を描き出そうとするアーティストのアプローチとの不思議な符合について考えます。

■参加体験型展示と関連事業
本展では、スーパープラネタリウム「MEGASTAR」シリーズによる満天の星空、楽しく身体を動かしながら無重力空間をイメージできる「スペースダンス・イン・ザ・チューブ」や宇宙から地球をとらえた高精細映像の上映など、没入感あふれる映像・写真画像を参加体験型展示として展開します。また、会期中に関連事業としてトークやワークショップ(星を見る会/人工衛星/スペースデブリ=宇宙の環境問題/宇宙建築/宇宙服デザイン/宇宙旅行/夏休み絵画教室/宇宙をテーマとした朗読会/種子島宇宙芸術祭プレイベント等)を予定しています。

■これからの[宇宙×芸術]を考えるために
宇宙芸術/スペースアートとは「1.宇宙における時空間の概念から、新たな世界観や美意識を創造する」「2.芸術、科学、工学の融合をとおして『宇宙、地球、生命』の在り方を問い続ける」「3.以上を実現するための宇宙観念と宇宙活動に関する広範な芸術領域」(宇宙芸術コミュニティbeyondの定義による)と言われ、また、天文学者ロジャー・マリーナ(*)は「実現のために宇宙活動に関係する現代の芸術」であるとし、7つのカテゴリーを挙げて定義しています。新たな芸術領域が成立しようとする瞬間を目撃するために、ぜひ本展へお出かけください。
(*)科学雑誌『レオナルド』元編集長。

平成26年度[第18回]文化庁メディア芸術祭協賛事業
主催
公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館

共催
株式会社NHKエンタープライズ

企画協力
beyond[space+art+design]

特別協賛
DMM.jpg

協力
宇宙航空研究開発機構 (JAXA)/自然科学研究機構 国立天文台/
一般財団法人 日本宇宙フォーラム/公益財団法人日本宇宙少年団/種子島宇宙芸術祭推進協議会/日本放送協会/三菱重工業株式会社/株式会社IHIエアロスペース/有限会社 大平技研/

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