TOKYO illustration 2007

2007.07.13 Friday 01:22
陽菜ひよ子の名刺や販促グッズ




都築潤さんは会員部門委員長としての言葉も書かれています。ここに書かれていることを解くヒントを、都築さんは学校で、私たちに与えてくださったような気がします。
作品テーマ「人間がこれを作った」

「人間がこれを作った」というのが会員作品のテーマです。今回このテーマによって描かれたイラストレーションを196点を展示します。

イラストレーションは、ポスター、挿絵、映像といったさまざまなメディアを、文字や音などといっしょに形づくってきました。
そもそもグラフィックデザインの一手段として始まって、IT時代のインタラクティブデザインまで、その活躍の場はずいぶん広がってきています。
こうしたイラストレーションには、複製技術を前提とした絵づくりや、内容を伝えるためのユニークな切り口など、デザインがメディアを通して受け手と対話するために必要な技術が求められました。その結果、機能分化社会の要請と作り手側の自発性がタイミング良くかさなって、イラストレーターという専門家が生まれることになったのです。

だとしたら、イラストレーションやイラストレーターも、近代化の中でつくられた人間社会の産物ということになります。つまり「人間がこれを作った」わけです。
デザインやマスメディアがそもそもそうなのですから、当たり前の話ですよね。そう考えると私たちの身のまわりのほとんどが、そうかも知れません。そして私たちはその良いところも悪いところも認めながら、気の遠くなるくらい長い時間「人間が作ったこれ」とつき合ってきました。

ほとんどのものがそうであるのなら、何を描いてもいいわけで、だったらテーマなんかいらないじゃないかと思うかも知れません。
しかし改まって「人間がこれを作った」と言うからには、イラストレーター各々にある問題が問われているのです。
つまり無数のモノやコトから「それをなぜ選んだのか」それから「なぜそのように描いたのか」という問題です。そしてそういう見方をしたときにこそ、イラストレーター個々の持ち味が見えてくるはずです。

最後に、「何でこれがイラストレーションなのか」という見方もしてください。複製された状態でもなければ、デザインの痕跡も見当たらないのに、普通に絵を描くこととどこが違うのだろうといった疑問が頭をもたげてきませんか。イラストレーションって何でしょう。簡単なようでむずかしいですよね。

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