ルソーの見た夢、ルソーに見る夢
2006.12.10 Sunday 16:15
陽菜ひよ子の名刺や販促グッズ
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小春日和の冬の日、東急田園都市線・用賀駅に初めて降り立った。
しっとりとした住宅街には、優雅なマダムとプードルが似合うし、ちょっと頑固そうなご隠居と柴犬も似合う。
そこからのんびり、用水路沿いに歩いていくと、やがて緑豊かな公園に辿り着く。砧公園だ。大都会東京に住むと、ギラギラとしたイメージとは裏腹に、意外なほど公園などの緑が多いことに気づく。新宿副都心に横たわる新宿御苑しかり、この砧公園しかり。
そこから少し迷った。どうやらそれはワタシだけではないらしく、迷いつつ落ち葉を踏みしめながら歩いていると
「すみません、世田谷美術館はどちらでしょうか」
とご婦人に道を訊かれた。
「ワタシも今向かってるんですけど、たぶんこっちだと思います」
と、訊いたほうが不安になるような返答をしてさらに行くと、ありがたいことに美術館の建物が見えてきた。
前置きが長くなったけど、いよいよ展覧会会場へ。最近行った美術展の中で、一番すいていたのがこの展覧会だった。最終日にもかかわらず、ストレスを感じることなく鑑賞できた。
ルソーが不人気なわけではないと思うのだけど、ダリや仏像のような異常な混雑ぶりを見た後では、ほっとする。
さてこのルソー。素朴派の代表的な画家である。
もともとはお役人だったのが、50歳手前で退職し絵に専念する。これは青物問屋だった若冲が、40で家督を弟に譲り渡し、絵に専念したのと同じではあるが、すぐにその「天才」を発揮した若冲に対し、ルソーの絵は、周りから失笑とともに迎えられる。
ルソーにとって転機となるのが、ピカソのサロンに呼ばれて、みなの前でピカソから認められたこと。そのときルソーは60代。対するピカソ(1881-1973)はまだ20代の若者だった。
アンリ・ルソー
アンリ・ジュリアン・フェリックス・ルソー
(Henri Julien Félix Rousseau, 1844年5月21日 - 1910年9月2日)
19世紀〜20世紀フランスの素朴派の画家。
作風
ルソーの絵に登場する人物は大概、真正面向きか真横向きで、目鼻立ちは類型化している。また、風景には遠近感がほとんどなく、樹木や草花は葉の1枚1枚が几帳面に描かれている。
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