サントリー美術館開館記念特別展「ロートレック展 パリ、美しき時代を生きて」
2008.03.21 Friday 17:55
陽菜ひよ子の名刺や販促グッズ
最初、イヴェットはロートレックにポスターを依頼するつもりだったのですが、彼の描く彼女の顔があまりに醜いので、結局スランタンにポスターを依頼。
会場には、ロートレックが描いたデッサン(と言っても無駄に巨大)と実際に使用されたスランタンのポスターが並べて展示されていましたが、確かにスランタンの描いた方が美人。
ポスターとしてはきっと、ロートレックに描かせた方がおもしろいものが出来たでしょうが、イヴェットの女心や歌手としての気持ちもわかります。
わたしだとて、肖像画や写真をもし頼んだとして、すごくアートでも、自分が不細工に描かれているよりは、素人作品でも、かわいく描いてある方を選びますもん!
まぁイヴェットの場合、ポスターは断りましたが、その後アルバムという画集を制作。ロートッレクの絵がふんだんに使われています。
そしてその顔は・・・まさしくイヴェットが「お手柔らかに」と彼に懇願したそのまま・・・・イヴェットはどんな心持ちだったのでしょうね。
「本人より醜く描く画家」という評判が先行し、女性モデルからはことごとく逃げられたロートレックですが、(そりゃ、絵の好みとは別にして、ロートレックに描かれるよりは、ルノワールに美しく描いてほしいのが女心でしょう。)男性からは人気だったようで、人気芸人(?)・アリスティド・ブリュアンは、ロートレックのポスターを採用しない限り、出演しないとキャバレーの支配人を脅して使用させたとか。
このポスターも、アリスティドの破天荒で不遜な姿が生き生きと描かれてはいますが、明らかに本人よりはかっこわるく描かれています。おもしろいものですね。
そしてそんな女優や歌手などと並んで、ロートレックが好んで描いたのは、娼館の娼婦たちでした。客に決してプライベートを覗かせない彼女らの心を解きほぐすのに、彼は何日も娼館に泊まり込み、彼女らのありのままの姿を描く事に成功したと言います。
その結果、アル中と梅毒で苦しみ、精神を病んで亡くなってしまったわけですが。
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