ゴス展

2008.03.23 Sunday 18:35
陽菜ひよ子の名刺や販促グッズ


            image[080302yokohama02.jpg]その後再評価される事とはなったものの、もともとはルネッサンス期に文化の中心にあったイタリア人が、中世の文化とドイツ人(ゴート人)の両方を見下して言い出した言葉だったのだ。「粗野」「野蛮」とは、予想とは正反対のイメージではないか。

今回、今の若者文化におけるゴスの原点は、この「粗野」「野蛮」でもなく、ましてや中世懐古趣味とも違う。色々賛否両論ある展示ではあったようだけど、わたしとしてはおもしろく見られた。図録の写真がもっと大きかったら欲しかったなぁ。


リッキー・スワロー(オーストラリア)木彫・ブロンズ彫刻・ドローイング
Dr.ラクラ(メキシコ)グラフィティ風の絵画・古写真や絵葉書を素材にしたドローイング・昆虫のコラージュによる肖像
束芋(日本)大型の映像インスタレーション
吉永マサユキ(日本)「ゴス」「ゴスロリ」と呼ばれる若者を追った写真
ピュ〜ぴる(日本)ポートレートと立体作品
イングリッド・ムワンギ・ロバート・ヒュッター(ケニヤ/ドイツ)映像インスタレーション

今回の展示は上記6人のグループ展だったのだが、それぞれに違った切り口でゴスを論じていて、なかなか楽しめた。

リッキー・スワローの木彫の寝袋は、どう見ても布にしか見えず驚愕。

ラクラのコラージュは美女と骸骨などの組み合わせで、いかにもゴス好きが好みそうで、おもしろかったし、なんと言っても絵画が、ステレオタイプの日本の漫画風の構成で、彼女(?)が日本人でないのが信じられないほど。
昆虫のはちょっとグロテスクだったけど、黄色いドレスのポスターの女性や、浮世絵や春画の肌に一面に描かれた入れ墨風のイラストはかっこ良かった!

束芋さんのは、180°ぐるっとまわりを取り囲んだスクリーンに映し出される手の動きが何とも言えず気持ち悪くて、でも目が離せないのだった。

吉永マサユキさんの写真は、ゴスロリ少女たちの生態がわかって興味深かった。このファッションにしてこの部屋あり、このファッションにしてこの友達あり。
もちろん、ロリロリなかわいいのばっかじゃなくて、病的なゴスもいっぱい。舌が蛇みたいになっちゃってる人とか、いやもう、恐れ入りましたが。

ピュ〜ぴるさんのは、自身が男から女に変わって行くさまを写真に残したもの。二年間もお疲れさまでしたという感じ。写真の取り方は色々面白かった。

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