イリヤ・カバコフ『世界図鑑』絵本と原画展

2008.04.17 Thursday 20:23
陽菜ひよ子の名刺や販促グッズ


image[040329kabacov1.jpg]image[040329kabacov2.jpg]3月29日土曜日。
イリヤ・カバコフ『世界図鑑』絵本と原画展と満開の桜を見に、世田谷美術館×砧公園に行ってきました。

いやもう、すばらしい一日でした。

カバコフの絵はどれも楽しくて、わくわくしながら見られました。ロシアの絵本の背景には、いろいろな制約があったのでしょうが、そんな中、自分らしさを失わずに表現し続けたところが、なんといっても素晴らしい。

今はカバコフは現代絵画やインスタレーションの分野で活躍。先日のワインラベル展にもカバコフの作品が使われていました。これらの絵本の世界は、いわば閉ざされた彼の闇の部分。それを見る事ができたのは、本当に貴重な事だったんだと思います。

図録、¥2500とは到底思えないほどの分厚さ。
なんでなんで?そんなにたくさんの絵って展示されていたっけ?と言いつつ帰宅して眺めていると、この展示、前期と後期で、かなり(もしかしたら全部?)の数の絵が入れ替わっていたようで、それが全部おさめられているから、ものすごい数になったのでした。

前期の作品の原画は見られず残念でしたが、図録でこうして楽しめてよかったな、と思いました。
時間が無く常設展示が見られなかったのが残念。次の横尾忠則のときにでも、見ることにしようっと。
なお、展示の最後に、カバコフの現代美術家の仕事として「ぬり絵」という付属のコーナーがあります。一見、たわいなく、かわいらしい花や動物のイラストの下に見え隠れしているのは、「くそくらえ!」に相当する作家の体制批判のことばです。
あくまでも表面上のかわいらしさを取り繕いながら、その本性に激しい批判をすべりこませるのは、抑圧された旧ソ連を生き抜いてきたカバコフの真意であり、またそのぬり絵に自然にひかれてしまう私たちへの皮肉でもあります。どうぞご理解をいただきますようお願いします。
ぬり絵、その場でぬれるようになっていました。
一人一枚までで、全部で6種類くらい完成品が展示されてましたが、会期修了間近ということで、残ってたのは4種類くらい。二人で一枚ずつもらって帰ってきました。
ぬったものはまたいずれ載せます。

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