『20世紀少年』と『DMC』

2008.08.21 Thursday 13:27
陽菜ひよ子の名刺や販促グッズ


(cinemacafe.net - 08月20日 12:56)
カメレオン俳優と言われ、作品ごとに着実にステップアップしている
松山ケンイチ。
彼が新作『デトロイト・メタル・シティ』で見せるのは、
ポップミュージシャンを目指すナヨナヨ男“根岸崇一”、
悪魔系デスメタルバンドのボーカル“ヨハネ・クラウザーII世”という、
どっからどう見ても似つかない2役。

松ケンなのに松ケンじゃないー
いつの間にか松ケンが演じていることを忘れてしまうような、
原作コミックから飛び出してきたような、見事な変身ぶりに
驚かされてしまう。
これまで何かと『デスノート』のL役がちらついていた彼だが、
今回ばかりはその存在が完全にかき消されている…
それほどのはまり役と言えるだろう。

そんな変身ぶりに加えてすごいのは、何人もの大物ミュージシャンが
多く参加していること。オシャレバンドの佐治秀樹はカジヒデキがモデルで、
本人も自身のヒット曲「ラ・ブーム」を歌いながらカメオ出演しているし、
本タイトルの由来となっている「デトロイト・ロック・シティ」を代表曲に持つ
「KISS」のメンバーで世界的ロックスターのジーン・シモンズの出演に至っては
夢のよう! 

もちろん、彼らに引けをとらないライヴステージを見せてくれたクラウザーさん
こと松ケンのロック魂も大したものだ。俳優である彼が「そこまで出来ちゃうの!?」
と、思わず本人かどうか疑ってしまうライヴは、デスメタル好きでなくとも
見入ってしまう迫力だ。

この映画に二枚目的な“かっこいい”松山ケンイチは見当たらないが、
これほど個性的かつ両極端な2役を演じた彼は、やはりとてつもなく
かっこいい俳優なのである。

(text:Rie Shintani)

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