白いカップボード
2009.01.20 Tuesday 22:48
陽菜ひよ子の名刺や販促グッズ
展示会は一流ホテルにマダムたちが集って・・・優雅な世界だった。
今となっては遠い遠い世界で、そこに自分がいたのすらも幻のようで。
あの頃はお茶と言えばきちんとポットでカップ&ソーサーに入れて
ポットにはティーコゼー、ケーキを用意して。
そんなものには何の興味もない元のオットを相手に、おままごとみたいに
自己満足を繰り広げていたものだった。
そう言えば最近は、結婚のお祝いでいただいた鳥柄のマグで
大抵お茶を飲んでいる。大振りでぽってりしててホッとする。
ソニオは私の作るものにいつもきちんと興味を持ってくれて
このカップボードも彼が私の食器のために指定席を用意してくれたのだった。
それなのに私はソニオとはほとんどこの食器を使ったことがない。
それには、以前の生活で使っていたものだと言うことに対して
私の中にささやかな抵抗があるせいなのかもしれない。
彼はと言えば、驚く程そう言うことに抵抗やこだわりがなく
前の結婚生活で私が使っていた大型の冷蔵庫も大きめのチェストも
テーブルも、私はすべて捨てることなく持って来た。
image[090128cupboard5.jpg]
イースターのための飾り。
堂々とひよこのモチーフを使えるから大好き。
毎年一個ずつ作って行こうと決めていたのに3個でオシマイ。
ずっと悩んでいた。
イラストレーターとしての仕事は、本当にしんどくて
もう若くはない私には体力的にきつい。
本来なら私の年齢では、単価がそれなりにある仕事を
ゆったりこなして行くレベルに達していなくてはいけない。
けれどスタートの遅い私はまだまだ新人でしかない。
そんな時知り合った児童書の編集長からこんな風に言われた。
「結婚して旦那さんに養ってもらいながら絵本を書くのが一番理想的だよ」
それで短絡的にソニオとの結婚を決めたわけではないけれど
結婚が決まると、今度は編集長はこう言い出した。
「結婚するとやることが増えて大変だよ。一人の方が楽なんじゃないの?」
それはもちろん考えたけれど、あえて出した結論だった。
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