【展覧会】『セザンヌ主義』

2010.02.15 Monday 21:32
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2009年1月11日土曜日。
横浜美術館。



セザンヌは好きな画家です。
だから、この展覧会はずっと楽しみにしていました。



ポスト印象派、と言う名前は日本では長いこと
「後期印象派」と呼ばれていましたので

ポスト印象派とは、モネやルノワールなどの仲間で
印象派の最後のほうの人々と解釈する人が多いそうです。



しかし、印象派とポスト印象派は全然違います。

ポストと言うのは、〜の後と言うことで
「印象派の後に出てきた人たち」と言う意味です。



印象派とは、見たままの印象を描く人々ですが
ポスト印象派は、さらにその先を行く人たちだそうです。



ところで、ポスト印象派の巨匠と言えば
ゴッホ・ゴーギャン・そしてセザンヌ。


前者二人とセザンヌとの間には、決定的な違いがあります。


ゴッホとゴーギャンが、見たままの印象を描くことから
先を進んで、心の中を描こうとたのに対して


セザンヌは、もっと客観的に一歩引いて
対象を造形的に理解して描こうとしたのです。


同じポスト印象派とまとめられていますが
ゴッホ・ゴーギャンと、セザンヌとでは
目指す絵画の方向性は、真逆の方向にあったのです。



たぶん、絵を鑑賞する側の一般の人には
ゴッホやゴーギャンが好き、と言う人は多くても
セザンヌが好き、というひとは少ないのではないでしょうか。



心の中を描こうとしたゴッホやゴーギャンの絵画に
人は単純に精神を見出して共鳴します。


けれど、対象を客観視して緻密な計算の元に描かれた
セザンヌの絵画には、どこか難解さが付きまといます。



今回の展覧会で、その難解さを説明してくれているかと
とても期待したのですが、やはりセザンヌが難解すぎたのか
もともと、主催者側の意図はそこになかったのか
やっぱりセザンヌは難解な孤高の人のままでした。



一般の人々にはなかなか理解されづらいセザンヌですが
本当に多くのアーティストに影響を与えています。

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