イエラ・マリ展 ―字のない絵本の世界―
2015.09.01 Tuesday 13:49
陽菜ひよ子
夏が来てイタチは活発に動き回り、鳥は子育てし
秋が来てイタチは冬眠の準備をし、鳥は巣立ち
冬が来てイタチはまた冬眠する
たとえば
にわとりが卵を産み、卵がひよこになり
やがてそのひよこも成長してにわとりになる
あの永遠の命題「鶏と卵はどちらが先か」
に答えたかのような作品。
どこが始まりでも終わりでもなく
どこからでも始められる
命は繋がっている!
それが素晴らしいんですね。
大人の私ですら、こんなにいろいろと感じるんですから
子供はもっと自由にいろいろ感じるんだろうなぁ。
『・・・と思ったら』の原画の中に、最後の方
「これ何?」と言う感じの絵が何点かあったんですが
元気のいい男の子が「ぺろぺろキャンディー!」と
お母さんに答えていて、思わずなるほど!と
そのお母さんと「子供の発想はすごいですね」
と思わず言い合ってしまいました。
この展覧会、刈谷の前は東京の板橋美術館で展示されたそうですが
見損ねて、わざわざこちらまで足を運ばれた方も多かったとか。
しかも入館料が破格の300円!(板橋は650円。それでも安いと思いますが)
差額の300円で、というわけでもないですが、ここに来る楽しみの一つにしていた
美術館内に併設された、茶室・佐喜知庵で、展示にちなんだ、りんごの和菓子で一服。
すごく贅沢な時間でした。
駒形克己さんのデザインも素敵な図録もしっかり購入して、たった1時間半の滞在だった
プチ旅行終了。
駒形さんのワークショップ受けたかったなぁー。親子限定ばっかで悲しい。。。
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写真:続きの写真もすべて宮田雄平(正方形の写真(宮田・ニワトリとひよこ・図録)を除く)
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順調だそうです。 >>
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