2010.02.21 Sunday 14:49
陽菜ひよ子の名刺や販促グッズ
縄文時代後期(前2000〜前1000)
群馬県東吾妻町郷原出土
個人蔵
◇重要文化財 仮面土偶
縄文時代後期(前2000〜前1000)
長野県茅野市中ッ原遺跡出土
長野・茅野市教育委員会蔵
◇重要文化財 遮光器土偶
縄文時代晩期(前1000〜前400)
青森県つがる市亀ヶ岡遺跡出土
東京国立博物館蔵
■土偶の仲間たち
土偶の性格を考える上で、また縄文時代の人々の精神生活を考える上でも欠かせないのが、土偶形容器・岩偶・人頭形土製品・土面・人形装飾付土器そして動物形土製品などの存在です。
土偶が粘土を整形し焼き上げた造形であるのに対し、岩偶は柔らかな石を彫刻的に削り出した造形です。静かに眠ったような顔の表現を持つ人頭形土製品は、死者に捧げられたデスマスクのようです。土面は、額に当てて仮装の道具としたり、墓標として墓柱に吊るされたりしたとも考えられています。
さらに、装飾モチーフとして人体のデザインや顔面が用いられている人形装飾付土器や動物形土製品も、土偶の仲間としてきわめて重要なものです。
◇重要文化財 土偶頭部
縄文時代後期(前2000〜前1000)
岩手県盛岡市萪内遺跡出土
文化庁蔵
これだけリアルに人頭を象った土偶はほかにはありません。全体の表現からこの土偶は、仮面をつけた人物表現であるといった見方が有力です。同時に脚の一部も発見されており、全体を復元すると高さ1m前後となるようです。
◇猪形土製品
縄文時代後期(前2000〜前1000)
青森県弘前市十腰内遺跡出土
青森・弘前市立博物館蔵
今にも走り出しそうな猪形土製品。その造形はきわめて写実的で、猪の特徴をよくとらえています。狩りに関わるまつりなどに用いられたと考えられています。猪は多産であることから、縄文社会においては、豊猟あるいは豊穣のシンボルだったのではないでしょうか。
■土偶とは?
土偶とは、人形(ひとがた)をした土製の焼き物です。ヨーロッパや西アジアの新石器時代(前8300〜前5000)では、土偶は農耕と密接な関係をもち、生産や豊穣を祈る地母神崇拝の像として発達してきました。
日本の土偶は、縄文時代の草創期(約13,000年前)に出現し、縄文時代の中期(前3000〜前2000)から晩期(前1000〜前400)に最も発達して、個性豊かな土偶が数多く作られました。狩猟採集経済にあった縄文時代の土偶には、ヨーロッパや西アジアの土偶の性格をあてはめることはできません。
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