お仕事用の年賀状。 と いろはCarta展のご案内。

2013.01.10 Thursday 13:58
陽菜ひよ子


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「未来は暗く、過去に希望を持つ」逆転の発想が重要な時代へ
≪前略≫

人々は漠然と「未来は良くなる」と考えているのだが、本当はそれは単なる願望であって、事実ではないのだ。
未来は良くなることもあるが、逆に悲惨なまでに悪くなることもある。
「未来は、前向き、明るい、夢がある」というのは、単なるイメージであって、まったく根拠がない。
2000年に生きていた日本人が10年経った2010年の日本を見て、こんなにひどい国になっているとは
夢にも思わなかったに違いない。しかし、これが現実だ。早く、夢から覚めた方がいい。

≪中略≫

時代が音を立てて崩れていくと、その中で個人がいくら努力しても無駄だ。
個人の努力を押しつぶしていくのが「時代」という大きな潮流だ。
不景気になれば、個人がどんなに努力しても仕事を失う人が増える。
戦争になると、個人がどんなに努力しても殺し合いに巻き込まれる。
個人の希望や努力や夢や計画というささやかなものは、すべて時代がうねり始めると押しつぶされていく。
人は大きな潮流に飲まれ、流され、溺れていく。

しかし、平和な時代しか生きてこなかった人たちは、それを説明されても実感として理解できないことが多い。
本当にそのような時代が来ないと分からない。
たとえば、「2000年に入った頃、グローバル経済はさらに加速して日本の空洞化は進み、日本人はどんどん貧困に落ちていく」
というのは、経済アナリストは誰もが言っていたことだ。
ところが、多くの日本人は「日本人が貧困に落ちる」とは誰も信じなかったし、日本が没落するなどあり得ないと
頑なに考えていた人たちもいた。

≪中略≫

よほどの奇跡が起きない限り、これからも残念ながら日本には未来を見い出すことは難しい。
産業の空洞化も、少子高齢化問題も、累積債務問題も、放射能問題も、まだ何も解決していない。

≪中略≫

日本は今、崩壊の途上にあって、まだ「どん底」に達していない。
だから、「未来は常に明るい」「未来は進歩する」「未来は夢がある」というような誤った認識は捨てて

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