口から生まれた女を黙らせる、ホーチミンで出会ったおばさま
2012.08.27 Monday 05:04
陽菜ひよ子の名刺や販促グッズ
ベトナムのホーチミンを旅した。
8月のベトナムは雨期で、たびたびスコールに見舞われた。
その度にカフェなどに避難して時間が潰れたが、急ぐ旅でもなかったので、そんな経験も心地よかった。
2012年頃の私はヒマだったらしく、マメに旅行絵日記をつけていた。
それを元に、時系列は無視して、思いつくままに書いてみようと思う。(これを書いているのは2019年8月)
これは旅行3日目の話。
最初に言っておくと、この話はベトナムが良かったとか感動したとか言う話ではない。
そういう話は期待してはいけない。
ホーチミン観光の目玉のひとつ「統一会堂」は、南ベトナム時代の旧大統領官邸で、ベトナム戦争終結の場所。
そこからこの話は始まる。
二人旅に突然割りこんで来たおばさま
建物内部の美しい調度品や今も残される戦闘機などの戦争の爪痕を見て、ホッと一息。
人影もまばらな部屋でオットと話していると、突然日本語で話しかけられた。
「あら、あなたたち、日本人?!」
image[120823obasan_01.jpg]
その声の主は、都内で一人暮らしをしているという日本人女性だった。
夏と冬は気候の厳しい日本にいるとコスパが悪いので、物価の安い東南アジアで過ごすことにしているそうだ。
特にリタイアした現在は、一ヶ月以上かけてゆっくり一か国を回っているという。
「あなたたち、ベトナム滞在、たった5日間なの?
私なんて夏と冬は日本にいないのよぉ」
ああそうですか。暑さでアタマがよく回っていなかったのかもしれない。
旅は道連れですから、などと言ったつもりもないのだが、いつの間にかおばさまは、私たちの観光にくっついてきた。
おばさまの解説を聞きながら、なんとか統一会堂の観光を終えて外に出ると、広い芝生が広がっていた。
いつの間にか増える道連れ
なぜかそこで輪になって立つ私たち。そしていつの間にか、メンバーが増えていた。
小太りの日本人男性(30代)がいつの間にその場に加わっていたのか、今ではまったく思い出せない。
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