2014.12.29 Monday 21:02
陽菜ひよ子
神経科学者のKenneth Wright氏は「人間の認識力は、就寝時間の5〜6時間前の時間帯において最も効果的に発揮され、起床してから数時間はほとんど効果を発揮しません。つまり、労働者、特に頭を使う仕事に従事している人のパフォーマンスを最高に引き出す時間帯は、朝でなく夕方ということになります」と言及しています。
長時間考えたり、発想や思いつきが必要なクリエイティブな仕事をする人が、朝ではなく夜に仕事をするほうが生産的であることを示す研究は他にも多くあり、南カリフォルニア大学の分子計算生物学部のSteve Kay教授によると、クリエイティブな仕事をする人が最も集中力を発揮し始めるのは朝の遅い時間帯であるとのこと。
また、別の研究では「クリエイティブな仕事をする人は6時間以上働くと生産性が落ちる」こともわかっており、朝9時から17時の8時間労働が適していないと指摘されています。
つまり、クリエイティブな仕事をする人の効率性や生産性を最大限に引き出すには、起床してからすぐではなく、起きてから数時間経過した正午くらいから仕事をし始め18時頃には終了するのがベスト、というわけになります。
ある研究によると、1年以上座りっぱなしの生活を続けている女性は、骨密度が毎年1%ずつ減少していくという結果も出ています。さらに1日6時間の座りっぱなし生活が10年〜20年に達すると、「質調整生存年(QALY)」が7年も減少するとのこと。これは病気などで死に至る可能性が高まることを意味します。
もし1日に座る時間を3時間以内に抑えられれば、平均寿命は2年上昇すると考えられます。
2年間立ち続けた結果起こったとことといえば……姿勢が良くなったこと、脚の筋肉がアップしたこと、背中痛がなくなったこと、と良いことづくめ。立ち仕事を始めたときに想定していた、膝、背中、おしりに痛みがでてくること、一日の終わりや週末に疲れがどっと出ること、仕事の生産性や集中力が落ちること、といった弊害はまったく出なかったとのことです。また、行列に並ぶときにイライラすることも減ったそうで
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