古九谷 -その謎にせまる-

2004.11.01 Monday 17:48
陽菜ひよ子の名刺や販促グッズ



チラシの写真は、古九谷を代表する「青手」ですが、この青手の特徴は、緑(江戸時代は緑を青と呼びました)と黄色の二色で大胆な模様が描かれていること、皿の表面だけでなく、裏など、焼き物全体が塗られていることなどがあります。この頃、日本画の屏風絵には、風景の周りを金で埋める様式が流行します。日本人にとっては、自然はとても大切で敬うべきもの。金で埋め尽くすことは、その自然を敬う、自然へのオマージュであると言えるのですが、この青手の黄色は、その金の部分を現しているのです。

かなりな大皿で、存在感がすごいのですが、当時の絢爛とした屏風や武家の豪華な衣装の前では、これくらいのもので、ちょうどよかったのでしょう。最近評価の高まってる青手ですが、古九谷の中では、五彩手の下とみなされ、重要文化財などの指定を受けたものはないのだとか。すごく古九谷らしいものなのに、なんだか残念です。他にも、中国の挿絵を元に描かれた人物画の食器や、赤絵、祥瑞手、侘びなどの作品が見られ、さまざまな古九谷を満喫できます。

今までも、焼き物を見るのは好きでしたが、こうした歴史や背景を読み取ると、絵画を見るのと同じような面白さがあるのだなぁと思いました。わたしは、九谷の赤絵が好きなので、いつか石川県九谷焼美術館に行ってみたいです。そして、自分でも描いてみたいなぁ、と野望はつきません・・・(笑)


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