華やかなうつわたち -伊万里・鍋島・柿右衛門-

2005.02.20 Sunday 21:14
陽菜ひよ子の名刺や販促グッズ



伊万里が全部が全くの手描きで、自由に伸び伸びと描かれているのに対して、鍋島は、あたりをつけ、転写を使用し、型通りに丁寧に描かれているのが特徴です。伊万里はセットでも少しずつ絵柄が違うため、バラバラになっても使いやすいのですが、鍋島は、大名などに献上されたということもあり、セットで残っているものが多いのだそうです。

確かに鍋島は、本当に美しく精魂込めて作られているという感じで、表だけでなく、裏側まで丁寧に絵付けがされています。また、釉薬もよいものを使われているので、素地が美しく、青磁も非常に美しいのが特徴です。そうした贅を尽くしたものを、大名は、10枚、20枚というセットで買い付けたのだそうです。

もちろん、そうした陶磁器は、大切に使われていたということもあるのでしょうが、この地震大国日本で、これほどの数の磁器が残っているということに関しては、日本人の風習が強く影響しています。欧米人にとっては、磁器は使用するものであると同時に、室内を飾るものでもありました。しかし、日本人は、季節ごとに使う食器を変えたり、大名などの奥方の意向で「今日はあれ」と指定されたものを、女中が出してきて使用する、ということがほとんどだったので、普段は大切に箱に入れてしまわれていました。そのお陰で、我々は当時の素晴らしい作品を目にすることができるのです。それを聞いて、食器をしまってしまおうと思ったのは、わたしだけではないはずだ(笑)

作品数はあまり多くなかったものの、ひげ剃りに使ったものや、日本の磁器をコンポート風にアレンジされたものなど、いろいろ面白いものが見られました。正直¥1000は高いかな?と感じたけど、この立地で管理するのには、莫大な費用がかかるのでしょうね。休日ということもあり、ものすごい人で、なかなかお話が聞き取りにくい部分もあったのが、少し残念でした。


                  image[050205nedu_museum2.jpg]
根津美術館で『華やかなうつわたち』を見たのは2時過ぎ。
学芸員さんのお話がその時間から始まったので、それに合わせて行ったのですが
休日で起きるのが遅かったので、お昼を食べ損ねてしまいました。

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