「対岸の彼女」角田光代・著

2005.05.11 Wednesday 09:33
陽菜ひよ子の名刺や販促グッズ


image[050327sweets.jpg]本は常に読んでいるのだけど、なかなかここに感想を残せない。でも今回は、思うところがあって、残しておこうと思う。

読む前の予備知識は、この本は、「いわゆる『勝ち犬』と『負け犬』の友情物語である」ということだったけれど、読み終わってみると、著者の意図は、全然そんなのとは違うよなぁ、と思う。   
   
よく、年をとると、本当の友情は育ちにくいと言う。結婚していたり独身だったり、子供がいたりいなかったり、仕事を持ってたり、専業主婦だったり、そんな立場の違いを超えて理解し合うのは確かに難しい。そういうときに「みんながただ未来の夢を語っていればよかった、高校生くらいの頃とは違う」と言うようなことがよく言われるが、果たしてそうだろうか。この物語は、30代半ばの現在と、高校生だった20年前を行き来しながら、いつの頃も同じように、ささいな違いを見つけては、共通の敵を作り出し、それで団結を強めると言うような、女性の特性(?)と、どこにでも存在する、いじめの構図が描かれている。



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