プライスコレクション「若冲と江戸絵画」展

2006.07.26 Wednesday 20:53
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展覧会では、プライスコレクションの約600点の作品の中から、プライス氏と東京国立博物館が共同で選んだ101点を展示いたします。作品は画家の系統別に5章に分けて構成されますが、本展の特徴として、ガラスケースを用いず、光の効果に工夫を凝らした展示室を1室設けました。「江戸時代にガラスケースはなかった」というプライス氏の鑑賞態度に、よるものです。本展は、江戸絵画のすばらしさを見直して、楽しんで欲しいという、プライス氏から日本の人々へのプレゼントとして、実現したものです。会場に並ぶ個性的で魅力に満ちた作品を、理屈抜きにお楽しみください。

なお、プライスコレクションの8点の作品を展示し、鑑賞ツールやわかりやすい解説を用いて日本絵画の鑑賞を楽しむ《親と子のギャラリー「プライスコレクション 若冲と江戸絵画」−あなたならどう見る? ジャパニーズ・アート−》も併せて開催いたします。

プライス氏のメッセージ
プライスコレクションの作品は、宗教や知識、あるいは様式のしがらみとはまったく無縁のものです。作品は自然の本質と深く結びついており、地位や職業に関係なく、あらゆる人々にアピールするものです。オクラホマ出身の一エンジニアである私が江戸美術を深く愛するようになった理由は、これでおわかりいただけることでしょう。

私がコレクションを始めたのは、ただ江戸時代の絵画から受ける視覚的なアピールが素晴らしかったからです。その美しさと線の正確さが、私の心を捉えた作品の圧倒的で共通した特徴でした。私は誰の指図も受けることなく、言い換えれば、人に言われて買うのではなく、自分が欲しいと思ったものを収集してきました。このとき、日本語の読み書きができないことは私にとってメリットとなりました。

なぜなら落款や印章ではなく、画家の腕だけを頼りに屏風や掛軸を選ぶことができたからです。今でも、絵を見つけたときに作者の名前を尋ねることはめったにありません。作品は質が素晴らしければ、それは偉大な画家が描いたものと言えるからです。彼ら江戸時代の画家たちは、細部にこだわる並々ならぬ訓練を受けており、その技能、能力および業績に、誇りをもっています。その筆遣いには凡人の能力を超越した何かが感じられるはずです。作品が大家と言われる画家の手によるものか、落款を確かめる必要はないのです。

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