冷静と情熱のあいだ

2001.12.15 Saturday 14:15
陽菜ひよ子の名刺や販促グッズ


ましてや、自分が彼女の立場であれば、もう終わってしまった恋をひきずって、ずっとひとりでいるのはきっとすごく難しい事だと思う
 人はそんなに強いものではないから
 それでも、順正と芽実の別れ、あおいとマーヴの別れのときには、せつなくて涙が出てきた
きちんと完結した恋なら、終わりがきても、それなりに昇華させることはできる
 でも、片方だけの想いはどこへも行き場がない
 この二人がドゥオモで再会を果たしたあと、普通ならここでハッピーエンドで、それだけだったら私はこの小説をこんなに好きにはなれなかったと思う
 ここで、横たわる月日の流れという現実の前に負けそうになったことで、改めてこの愛の奇跡がよけいにくっきりと浮き彫りにされたような気がする
 8年という月日は、離れて過ごすにはあまりに長い
 その時間を埋めることができたときに、このふたりの奇跡は本当にはじまるのだと思う

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