サイケデリックな虹の彼方に。

2015.05.30 Saturday 17:12
陽菜ひよ子


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しかし、これは当時(1930年代)のハリウッドでは普通のことだったそうで、ハリウッドスターを休みなく働かせるために、事務所側からドラッグの使用を命じられることが多かったそうです。ジュディの場合は、肥満気味だったので、ダイエット用の薬として覚醒剤(アンフェタミン)を使用、そのせいで眠れなくなり、今度は睡眠薬(セコナル)を常用するようになったというから、めちゃくちゃですよね。そして、事務所と契約した時、まだ13歳だったジュディは、すでに事務所のプロデューサーと性的関係があったために、ライバルを押しのけて、契約を勝ち取ることが出来たんだそうで。13歳で枕営業かぁ。それって普通??何だか頭がくらくらします。

一番の衝撃は、ジュディは生涯で4回結婚してるのですが、最初の夫との離婚原因が「ジュディがあまりに変態的な性行為を求めたため、夫が軽蔑した」というのです。軽蔑されて離婚の原因になるほどの変態的な性行為って??想像すると夜も眠れません(フガフガ)。けれど、いろいろ読み解くと、娘のライザ・ミネリの言うように「母はハリウッドに殺された」というのも、よくわかる気がします。子供の頃から、ショービジネスのある意味狂った世界にいれば、感覚がおかしくなっても無理はないでしょう。また、ジュディは生涯自分の容姿にコンプレックスを持っていたそうですが、華やかな世界で生き残るのはとてもシビアで、薬物に走ってしまう気持ちは、わからないでもないなぁと思います。

あと面白いなぁと思ったのは、ジュディが同性愛者に寛容で、彼らに理解を示したので(彼女自身もバイセクシャルだった)、彼らのアイドル的存在だったそうです。なので、彼らの隠語で「ドロシーとお友達」というのは同性愛者のことで、デモなどの際には、必ず「虹の彼方に」がかかるんですって。そーだったのかぁ。。。

(あ、これ全部、有名な話?だったらすみません。。。)

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さて、これはまだ覚せい剤の害がまだよくわかってなかった時代のお話。1930年代は、ハイになって馬車馬のように働くために、薬剤が利用されましたが、1960年代になると、今度は、ドラッグ(主にLSD)による幻覚を作品に反映させるために、芸術家たちが薬物を自ら利用する時代がやってきます。それがサイケデリック・アートと呼ばれるもので、一番わかりやすいのがサイケデリック・ロックですね。ビートルズもイエローサブマリンとかの頃はサイケデリックロックの時代だったそうですね。おおー。

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