noppon no kencho san

2015.06.24 Wednesday 12:25
陽菜ひよ子


日本とパリの「オシャレ」の違い

こうして実際に話を聞いてみると、若いパリジェンヌたちは「お金を使わずにオシャレする」のが上手なことが明らかになってきました。そして20代にもなると、安くて自分に似合うものを見つけたり、オシャレなコーディネートするテクニックに磨きがかかってきているようです。実際パリで一番オシャレ上手なのは、中年以上のマダムです。オシャレの経験が長いだけでなく、お金をかけられる年齢なので、自分のスタイルを知り尽くしてオシャレをしている風格がみられます。まるでそれ以外の服を着ていることが想像できないくらい、服がそのマダムと一体化しているんですよね。

一方、日本人のファッションをみると「服に着られている」風の人がいることに気がつきます。服を着ている人よりも「服」が目立ってしまっている状態です。なぜこうなるんだろう?と考えると、やはり「自分に似合うもの」ではなく「新しくてきれいなもの」「流行のもの」「高級・上質なもの」を優先して選んでいるからかもしれません。つまり自分の基準ではなくて、社会的価値観(世間が間違いなく良いと思う基準)で選んでいるということです。だから自分に似合うかよりも、自分の価値を上げてくれる憧れのアイテムとしてブランド品を買う日本人も少なくないと思います。


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