「老若男女世界文学選集8-宇宙の眼-を描く」オープニングトーク(gallery dazzle・北青山)

2015.07.06 Monday 13:06
陽菜ひよ子


すっかり間が空いてしまいましたが、6/30(火)は、DAZZLEさんでの展示初日で、ギャラリートークに大勢の方がお越しくださり、熱気むんむんな中、デザイン担当のマルプデザイン宮崎さんと一緒にトークしました。
image[150630_8097_o.jpg]
今回のワークショップでプレゼンの大切さを痛感していたので、結構落ち着いて話せたかな、笑いも取れてよかったです。私の絵はいつもと何も変わってないのですが、何かが違う、と言う感じで、おおむね好評いただいてるようです。

image[IMG_9239.JPG]今までにも何度も書いて来ているので、少々しつこいですが、この展示の概要はと言いますと、DAZZLEさんで毎年開催されている「老若男女世界文学選集」と言う展示の第8回目でして、「老若男女世界文学選集」というのは、オーナーの村松さんが選んだ本を一冊読んで、イラストレーターとデザイナーが組んで装幀を作り上げると言うもの。

左の画像は展示を見に行くともれなくもらえる冊子。ここで「イラストレーター」と「デザイナー」ってどう違うの?と言う方もいるかもなので、一応説明すると、イラストレーターと言うのは、中身の素材「イラスト(絵、図解)」を制作する人で、デザイナーと言うのは、それ以外の文字の形やバランス、イラストの配置、色合いの調整など、全体をまとめる人なんです。ブックデザイン(装幀)は、絵も大事ですが、やはりそれ以上にデザインは重要です。デザインによって絵の魅力が増したり、購読意欲をそそられ、誘導される、と言うチカラがあるので。

話がそれましたが、今回の作品は「宇宙の眼」。あのSF映画の金字塔「ブレードランナー」の原作者の隠れた名作で、コッテコテのSFです。ハッキリ言って私の絵と合うわけがない!と思いましたが、ここにも記した2回のワークショップを通じて、何とか行けるかも?と言うところまで、持って行くことが出来ました。

今回の展示はいつもとは趣向が違って、原画以外に、制作した装幀のカバーをかけた文庫本が置いてあります。いわゆる表紙を「表1」裏表紙を「表4」と呼びますが、全員の本が、表4まできっちり作り込んでありますので、ぜひ手に取ってご覧くださいね。帯も外してみてください。また、今回の原画は上が「挿画(中の挿絵)」で、下が「装画(カバーイラスト)用の絵」なのですが、挿絵が該当ページに挟みこんでありますので、そちらもぜひ。

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