「ユネスコ無形文化遺産登録記念 北大路魯山人の美 和食の天才」(京都国立近代美術館)
2015.07.15 Wednesday 13:39
陽菜ひよ子
image[150704rosanjin_flyer408-1.jpg]image[IMG_9193.JPG]7/4(土)、大阪から一路京都に向かい、京都国立近代美術館で「北大路魯山人の美 和食の天才」を見てきました。京都の近美って平安神宮の大鳥居の横にあるんですね。久しぶりに京都でバスに乗って、遠足気分。
正直、想像していたよりずっと楽しい展示でした。実は魯山人について、全然予備知識なしで行ったんですよ。あ、料理人だったの?くらいのひどい初心者。それでもすごく楽しかったです。土曜日なのにあまり混んでなくて見やすかったし。京都の近美、いいかも。東京の近美はなぜか、イマイチ見づらい感じがするんですけどねぇ。
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私の住む愛知県は元々陶芸の盛んな土地柄。磁器を「せともの」と呼ぶようになった元は、県内随一の焼き物どころの愛知県瀬戸市ですし、世界的に有名な陶磁器メーカー・ノリタケや鳴海、Sangoなどはみな愛知県が発祥ですし。
お隣岐阜県は織部焼などで有名です。そんなわけで、私も見ただけで、ある程度の焼き物の区別はつきます。前出の「織部」と「志野」「備前」「九谷」「萩」くらいは大体わかるかな。と言ってもオーソドックスなものだけで、織部なら、あの定番の緑と黄色っぽいツートンのものとか、志野なら、白っぽいグレーで、ポコポコ穴が開いてるような感じのとか、備前なら、墨色の瓦のような素焼きっぽい感じのとかね。
なので、ほとんど産地当てクイズみたいになって、楽しく観ていました。もちろん、それなりに陶磁器の良さも味わいましたけどね。でも良いか悪いかなんてやっぱりわかんないです。好きか嫌いかだけでいいですしね。
それにしても、この展示で一番大白かったのは、最後に展示されていた織部を使って、実際にそれが使われているお寿司屋さんでのバーチャル体験が出来ると言うもの。
席は3席で、左からやや年配の男性、女性、若い男性の順に座っているというシチュエーション。お寿司屋さんは、女性→年配男性→若い男性の順にお寿司を置くのですが、食べるのは決まって、年配→若い→女性の順なのでした。そして、若い男性の席からカウンターの皿がやや遠く、彼がニューーっと手を伸ばすのが面白くて。女性の席に私、若い男性の席にはオット、年配男性の席には知らない女性が座って、周りも巻き込んで盛り上がりました。さすが関西人はノリがイイね。
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