【展覧会】特別展「和田誠の仕事」

2010.11.08 Monday 13:45
陽菜ひよ子の名刺や販促グッズ


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「アートは、自分の好きに描いた絵で、画家はアートをパトロンに買い取ってもらう職業。
イラストレーションは、依頼があったモノを描いた絵で、イラストレーターは、イラストレーションを依頼されて描く職業。」

画家はまず絵を描く。そして画商や個人コレクターに買い取ってもらう。
イラストレーターは、まず編集者やデザイナーから依頼が来る。それから描く。
順序が逆なわけなんですね。

よく「個展はやらないのですか」と声をかけていただくのですが、実はあまり興味がないのです。たぶん私は自分は、タブロー画家ではなく、商業イラストレーターだと思っているからだと思うんです。いわさきちひろさんも、展示が嫌いで、「こんなにポスターや雑誌や書籍で絵をさらしているのに、さらに展示までやって「絵を見て見て」と言う気持ちになれない」とおっしゃっていたそうです。

ちひろさんと自分を一緒にするのはおこがましいですが、お気持ちはわかる気がします。

和田さんの展示、運がいいことに、私たちの行った11月3日は無料でした。
しかも、ちょうど解説の始まる時間に当たったので、貴重なお話をいろいろ伺うことができました。

今回の展示は、ただ和田さんのイラストレーションを展示すると言うだけでなく、和田さんの「仕事」がテーマとなっているので、その舞台裏を見ることができました。
それで、私は、これこそ「イラストレーターの仕事だな」と感じたのです。

今回は、昔和田さんが描いたポスター20数点を、再度今の和田さんが描いてみると言うステキな試みが目玉だったのですが、Youtubeにも上がっていた、和田さんのお仕事ぶりはこんな感じ。



大きなサイズの絵ではないですが、和田さんが普段されるお仕事のサイズは大体こんなモノなのでしょう。

博物館の方も「一日一枚くらいのペースでできあがってきて驚いた」とおっしゃっていましたが、コレ一枚、1時間から3時間くらいで完成しています。試行錯誤なんかしないんです。

かといって、手抜きもしない。
クジラの絵では、ほぼ完成してから、そういえばこのあたりにヒレがあったと、図鑑で調べたり、ハンフリー・ボガートの目や髪の色が何色かを、きちんと確認してから描くなど、細部まで徹底しています。

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