【読書】『イルカ』よしもとばなな
2010.06.12 Saturday 15:10
陽菜ひよ子の名刺や販促グッズ
先日は、死後の世界の話が多いと書いたばなな作品だけど、この話はちょっと趣が違った。
ちょっと世間とずれた感覚で生きてきた主人公
・・・と、たびたび本文中に一人称で出てくるんだけど、私の感覚では、え?そんなにはずれてるかなぁ???と思ってしまう。
・・・そもそも、私自身が世間からずれているのだろうか?自分では、とっても常識的だと思っているんだけど。
物語の途中に、主人公が「自分自身の選民意識がつくづくいやになる」と言うようなくだりがあるんだけど、ばななさんの作品って、選民意識の塊だと思うのだ。「私たちは特別な人たち」みたいな一人称が延々と続いているような。
それがいけないというんではなく、そういう小説のスタイルなんだろうなぁ、と思う。
主人公が恋愛小説家なせいか、セックスに関する考えなんかも、あけすけに書いてて、そういうののほうが、なるほどって思ったりした。
男の人と言うのは、基本的にセックスで、リードしなくちゃいけないわけで、そのためには、こっそり勉強したり、ある程度場数を踏んだりしなくちゃいけなくて
それが、ヘンなビデオだったり風俗だったりするのと、本当に好きな生身の女性相手に、手探りできちんとひとつひとつ学んでいったのとでは、それは違うよなぁ、と思った。
物語の本筋に関しては、ネタばれになってしまうので、多くは書けないけど・・・・今の私ではなく、少し未来の私が読んだら、きっともっともっと感動するんだろうなぁ・・・と、希望的観測で書いてみた(謎?ww)
そんな未来が迎えられたら、もう一度読みたいと思った。
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