【映画】『カッコーの巣の上で』
2010.06.10 Thursday 15:26
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そうした患者を管理するのは、困難を極めていて、そんな病院関係者にとって、ロボトミーは福音だったとも言われているそうです。
だけど、最後のジャック・ニコルソンの様子を見て、それが正しいと言える人はいるのでしょうか?
あの生き生きとした彼をもう見ることはできない。
彼は確かに、婦長を殺そうとしたけれど、婦長はその前に、ビリーを殺したも同然のことをしたのです。
精神病患者の一人(ビリー)なら死んでもかまわなくて、婦長なら大問題、ということなのでしょうか。
当時、精神病患者の人権などというものはなかったのですね。
それにしても恐ろしい時代です。ちょっと暴力的だったりするだけで、精神病院に入れられ、頭に穴をあけられて廃人にされてしまうのですから。
また、原作は、主人公がチーフなのだそうで、同じように精神病のふりをして病院にもぐりこみながらも、活発に病院を変えようと奔走するマックを見て、それまでは、目立たないように、うまくやり過ごして、ただ生きながらえようとしていたチーフが変わって行き、解放される物語と言えるのかもしれません。
だからこそ、マックの魂も開放した=殺人といえるのでしょうね。
主人公がチーフのほうが、最後のロボトミーのショックは、小さかったかもしれないなぁ。
でもこの映画は、やっぱりマックが主人公だから、ドラマになったし、問題定義の意味もあったのでしょう。
尚、この映画が公開された1975年は、日本で「精神外科(ロボトミー)を否定する決議」が可決された記念すべき年だったそうです。
ロボトミー、精神病質に関しては、コチラを参考に。
1)ロボトミー
2)ロボトミー生存者の現状
3)ロボトミー殺人事件
4)サイコパスとロボトミー
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