動物のモチーフ

040903doubutsu.jpg9/3(金)、東京国立近代美術館工芸館で、9/5まで開催されていた「動物のモチーフ」を見てきました。近代美術館よりも、わたしはこの工芸館が好きなんです。珠玉の工芸作品を見られるし、建物自体も素敵なので、すごく気に入っています。
 
今回の動物のモチーフもそうですが、テーマは決まっていても「所蔵作品展」となっていて、ココの展示は、常設展として見られることが多いです。近代美術館のチケットで入ることもできるんですよ〜〜〜。そして内容は、とっても楽しかったです♪階段を上って2階に上がると、まずは大きなキリンが迎えてくれます。左右どちらの扉からでも入って、展示を見られます。

陶磁器、木、石、金属、漆器、テラコッタなど、実にさまざまな素材で、いろんな動物、昆虫などをモチーフにした工芸品が並んでいました。この象は、何でできているかわかりますか?わたしも実物を見るまで、いえ、添えてある解説を見るまで、まさかこれが、紙でできているなんて、思いもしませんでした。そう書いてあっても、にわかには信じられず、じーっくり見ちゃいました。大勢の子供たちも個性的で、すごくかわいい作品でした。見終わった後は、キリンの前の椅子で、しばらく休憩。この椅子は、作品でもあるので、くれぐれも粗雑に扱ったりなさらないように。

そんな工芸館の久しぶりの企画展
「非情のオブジェ -現代工芸の11人」
2004年9月18日(土)〜 12月5日(日)
観覧料=一般 650円、大学生350(250/200)円、
高校生200(150/100)円、小・中学生は無料


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食い倒れ旅行記・シンガポール編 その4

0203singapole_illust_piyo4.jpgラッフルズで気どるひよこ。

わたしのストレリチアの絵の展示された作品展に来てくれたお友達から、「ラッフルズに咲いてたのが印象的だった」という話を聞いてたのですが、それをこの目で見ることができて、本当に感激しました。わたしの絵の「レギネ」種とはちょっと違うタイプのようですが、鮮やかなオレンジがグリーンに映えて、とっても素敵でした。・・・というか、これ、本当にストレリチアなのかは、ちょっと謎、なのでした。確かに形は似ていますが、ストレリチアを検索しても、この花は出てこないんですよね(^^ゞポリポリ

と思っていたら、manbowさん情報が!この花は、ヘリコニアというらしいのです。早速検索♪ありました〜〜おお〜、そうか、この花は、これの仲間だったのね?これなら、見たことあります〜。この花は、ヘリコニア・ロストラータ(Heliconia rostorata)というそうです。冒頭の花は、ヘリコニア・ビハイ(Heliconia bihai)他に、ピンクの花などもあって、かわいかったです〜。ちなみに、ストレリチアと同じ、バショウ科。葉の形が似てるのも、納得です。manbowさん、ありがとう〜〜
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020309_sin_raffles3.gif憧れのラッフルズホテルでハイティーをしてきました。想像通り、日本人ばっか(爆)みんなお決まりのように、パシャパシャ写真を撮りまくってました(笑)しゃべらなくても、日本人ってすぐにわかるって本当だなぁと思いました。かくいうわたしたちも、食べたものは全部撮ってきました(^^ゞポリポリ
「ええっ!!こんなに食べたの??」と、あとで写真を見て、冷や汗が出てきたわたし・・・支払いのときに、かっこいいボーイさん(と呼んでいいのか?)が2枚のコインをおつりに持ってきてくれて、わたしの両手のひらを開かせて、ポン、ポンと置いてくれたのが、なんとも粋で素敵でした。さすが、ラッフルズ!世界のVIPが、こよなく愛するホテルですね〜

ハイティーを食べ過ぎて、夕食の時間になっても、あんまりおなかがすいていませんでした。いろんなカレーをかけて。タンドリーチキンなども食べて、ウマウマでご機嫌♪昨日のフーカーズとは別のところに行きました。すっごくきれいだったけど、ちょっと高めでした。そのせいか、会社帰りみたいなスーツ姿の人なども多く見かけました

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2002年3月10日(日)晴れ

本日の朝ごはんは、昨日よりもかなりカジュアルなお店で(笑)今朝は絶対にタマゴ料理を食べるぞ!とひそかに決意するわたし(爆)無事に注文・・・安い!ええっと、確か4ドルちょっとでしたので、日本円で¥300くらい。昨日の店は6ドルちょっとで、¥500くらいかな?どちらにしろ、ホテルで食べるよりは全然安いのでありました。

スクランブルエッグを頼んだら、頼んでもいないのにパンに乗って出てきました(爆)さすが昨日の店とは、2ドルの違いは大きいのね(笑)ココは若いおにーさんたちが、お気楽にやってる店って感じでした。オーチャード通りからはずれてるせいか、人通りもあまりなくって、なかなか穴場でありました。安ければ、とりあえず何でも許せるわたしなのでありました( ̄∇ ̄;)ははは

目玉焼きはちゃんと別のお皿で出てきましたが、お皿の端っこに寄ってました(笑)いいなぁ、このお気楽さ(爆)でもコーヒーもたっぷりあって、それだけで満足なわたし。

今日の予定はセントーサ島に渡ります。大きくて立派なマーライオンに逢えるらしい・・・それくらいしか予備知識のないわたし(笑)いつもの旅行では、調べたり計画を寝るのはわたしのお仕事なのですが、今回は初めて連れが動くルートなどを考えてくれました。そっか!相手に動いてもらうためには、思い切って自分が動くのをやめればいいのね??いきなり悟りを開いた気分のわたし♪(本当にいいのだろうか?)

さて、次はいよいよ、旅行のメインのセントーサ島観光です。ここで、わたしは、世にも悲しい出来事に出会います。(←大げさ)気になりますか?気になりましたよね??(←強引)というわけで、つづくのでありました。


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鍵のブックカバー

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今、ものすごく眠いんですが、理由があって眠れずにいます。明日、チャイナのお教室なので、それまでに描いた作品を窯で焼いてるのですが、いつものことなのですが、グズなわたしは、ギリギリまで描いていて、ようやく窯に入れたのが、夜中の一時過ぎ。窯は400℃を超えるまで、ふたを開けておかなくてはいけないので、だいたい、一時間半は、起きていなくてはいけないのです。上絵付けに必要な温度は、だいたい800℃前後なので、その温度になったら、自動的に止まるように、設定してあります。ふたを閉め終わったら、寝てしまっても平気なのですが・・・そんなときは、本でも読んでいればいいのですが、今読んでる本は、読み出すと、そのまま眠ってしまいそうで(^^ゞポリポリ 

このブックカバーは、先日東京国立近代美術館に行ったときに買ったものです。何と言うか、ひとめぼれです。こういう布モノは、できるだけ、自分で作ろうとは思ってるんですが、「やっぱり見本が必要よね♪」などと、自分に言い聞かせながら、気づけばレジに立っていました。開くと、INSHO DOMOTOという名前が入っています。(見えません??)これをデザインしたアーティストだというのはわかりましたが、「ドウモト インショウ」??知らないかも・・・てっきり、モダンアートの若いアーティストかと思ったら、かなり有名な日本画家さんでした!!『京都府立堂本印象美術館』→こちらを見ると、晩年は、洋風な抽象画っぽいのも描かれているんですね。

引用・堂本印象について
堂本印象(どうもと いんしょう)
明治24年〜昭和50年(1891-1975)

明治24年京都生れ。本名三之助。明治43年京都市立美術工芸学校を卒業後、しばらく西陣織の図案描きに従事し、大正7年、日本画家を志し て京都市立絵画専門学校に入学。翌8年、初出品した「深草」が第1回帝展に入選した。第3回展では「調鞠図」で特選、また、第6回展の「華厳」では帝国美術院賞を受賞するなど一躍画壇の花形となった。絵画専門学校の教授として、また私塾東丘社の主宰者としても多くの後進を育成、昭和19年、帝室技芸員となった。戦後は、独自の社会風俗画により日本画壇に刺激を与えた。昭和25年、芸術院会員。さらに昭和30年以降は抽象表現の世界に分け入り、その華麗な変遷は世界を驚かせた。多くの国際展にも招かれ、昭和36年には文化勲章を受章した。昭和41年、自作を展示する堂本美術館を自らのデザインにより設立。また、様々な技法を駆使しあらゆる画題をこなす画才は、各地の寺社仏閣の障壁画においても発揮され、多くの作品を残した。昭和50年9月逝去、83歳。なお、美術館は平成3年8月にその所蔵作品とともに京都府に寄贈され、平成4年4月京都府立堂本印象美術館として開館し今日に至っている。


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エルミタージュ美術館展

040902hermitage.jpg9/1(木)江戸東京博物館で開催中の『エルミタージュ美術館展』に行って来ました。江戸東京博物館、木曜日も夜8時までやってるんですね。お勤め帰りっぽい方たちで、かなり賑わっていました。

エルミタージュ美術館というのは、ロシアの女帝・エカテリーナ2世が、「隠れ家」という意味の私的なギャラリーを作った事から始まります。それが、今では、一般に公開され、とても一日では回りきれない、「隠れ家」というよりは「迷宮」のようなすごい美術館になっているのです。そのエカテリーナ2世については、「ベルバラ」で有名な池田理代子さんが、婦人公論に、もう20年も前に連載していた劇画『女帝エカテリーナ』で出会い、激しく感銘を受け、アンリ・トロワイヤ氏の原作も読みました。

彼女の生涯は実に劇的で、決して安楽ではなかったのですが、その分、強い意思と、勤勉さで、道を切り開いていったのです。何と言っても、ロシア人の血を一滴も持たない、ドイツ人の彼女が、夫をクーデターで押しのけて、女帝の地位につき、女帝でありながら、ピョートル一世と並んで、大帝に並び称されているのは、いかに彼女が、有能で、素晴らしい、君主にふさわしい女性であったかを物語っています。


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この美術展は、どちらかというと、エルミタージュの名画を鑑賞するというよりは、ロシアを近代国家として発展させた功労者である、大帝ピョートル(ピョートル一世)と、さらに、大国の仲間入りを果たした大帝(女帝)エカテリーナ(エカテリーナ2世)の功績について、見て、学ぶ事のできる展覧会、という印象を受けました。サンクトペテルブルグとは、この大帝ピョートルの名前を取って、「ピョートルの都」という意味でつけられています。(ソヴィエト時代のこの都市の名前・レニングラードは、ロシア革命の指導者・レーニンの名前から取られています)

前半は、「大国への道」ということで、当時のロシアの地図や、建物の外観などのエッチングや、大帝たちの肖像画、そして、エカテリーナ2世については、寵臣たちの肖像画などが見られます。

中盤は、「エカテリーナ2世と宮廷の輝き」ということで、エカテリーナ2世が、即位のときに乗った馬車の複製や、贅を凝らした鍵煙草入れなど、絢爛豪華な、ロシア帝国の宝飾品の数々を見ることができます。エカテリーナ2世は、人に贈り物をするのが好きで、自分の部屋の戸棚に、常にダイヤをちりばめたそうした鍵煙草入れをいくつも用意していたそうです。そんな贅沢をしながらも、エカテリーナ2世は、国民のために多くの改革を行い、農民の負担を減らすようにしました。今でもロシアでは、エカテリーナ2世の時代を、「ロシア国民が一番幸福だった時代」と呼んでいるそうです。

最後に、「エルミタージュ絵画ギャラリー」として、名画を鑑賞することができます。ルーベンスや、ロココ時代の画家の作品など、優美な絵画の世界です。素晴らしい作品もあったのですが、この頃には、わたしは疲れてきてしまってました・・・・絵を見るためには、前半はさっさと流したほうがよいかも。

さて、ここからさきは、ロシアについて。長くなるので、はしょっちゃってください。

ピョートル1世が長い共同統治時代を終えて、ひとりでロシアを治めることになったとき、改革に乗り出しました。彼は、首都をモスクワから、サンクトペテルブルグに移し、ただの野原の広がる田舎だったその町に、立派な都市を作り上げました。そして、貴族たちにひげをそらせ、ヨーロッパ諸国の服装をさせて、ロシアが近代国家になったということを、アピールするようにしました。もちろん、それ以外にも、数多くの改革を行いました。

その後、ロシアは、血で血を洗う歴史を繰り返します。大帝ピョートルの死後、皇后であるエカテリーナ1世が即位、次に息子・ピョートル2世が即位しますが、若くして亡くなります。その後、ピョートル1世と共同統治していたイワン五世の娘、アンナが即位、次に、アンナの姪のアンナの産んだ子が、イワン6世として即位。(このあたりはすごくややこしいですね)次にピョートル1世の娘、エリザヴェータ1世が、クーデターでイワン6世を追いやって即位。イワン6世は幽閉されたまま、復権を企てるものがあれば、殺害せよとの発令のもと、シュリッセリブルク要塞で看守に殺害されます。独身だったエリザヴェータ1世は、ドイツから甥のピョートルを呼び、同じくその花嫁としてドイツからやってきたのが、エカテリーナ2世なのです。

エリザヴェータの死後、ピョートル3世が即位しますが、あまりにもドイツびいきなため、軍隊の不満が爆発、クーデターが起こり、皇后であったエカテリーナ2世が即位。ピョートル3世は、エカテリーナの寵臣に殺されます。エカテリーナの治世は、ポーランド分割(最後はポーランドという国は消滅してしまった)など、歴史的には許されない事もしましたが、それでも彼女は、会場にも書かれていたとおり、「君主としての条件を全て兼ね備えていた」というのは確かで、彼女なくして、今のロシアはありえなかっただろうと思われます。

江戸東京博物館 エルミタージュ美術館展・会期〜10/17(日)
「弐代目・青い日記帳」さんの「エルミタージュ美術館」展
ロシアの歴史
ロシア帝国豆辞典


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SHIMA

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江戸東京博物館の、ひとつの楽しみは、ミュージアムショップでのお買い物♪「和」の小物が、すごく充実しています。
オリジナルの手ぬぐいや、陶器類など、ものすごく惹かれたんですが、わたしが買ったのはこれ、ビニルバッグ。

ハロッズなどでもよく買うんですが、どうしてもかわいいっぽすぎるし、ちょっとお高い?ので
これはデザインも好みで、価格も手ごろで、気に入ってしまいました。


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ニューヨーク・グッゲンハイム美術館展

040831guggenheim.jpg8/31(火)渋谷・Bunkamura ザ・ミュージアムで開催中の「ニューヨーク・グッゲンハイム美術館展 モダンアートの展開 -ルノワールからウォーホールまで-」を見てきました。NY・グッゲンハイム美術館は、正式名をソロモン・R・グッゲンハイム美術館と言い、大富豪ソロモン・R・グッゲンハイムの私的コレクションを収めた美術館です。個人的なコレクションとは思えぬ、幅広いジャンルのコレクションを有する事はもちろん、この美術館の最大の特徴は、その美術館自体の建築物です。あえて、ピカソの絵の載ったチラシではなく、こちらにしたのは、小さく建物が写ってるからなんですが、このユニークな外観は、確かに人目を引きます。

この美術館を設計したのは、建築家フランク・ロイド・ライト。わが国では、旧帝国ホテルを設計した事で、よく知られています。残念ながら、帝国ホテルは近代的な建物に建て直されてしまっていますが、愛知県・犬山市の明治村に、移築保存され、今は喫茶室として利用されています。

グッゲンハイム美術館は、ニューヨーク以外にも、ソロモン氏の姪に当たる、ペギー・グッゲンハイムコレクション(ヴェネツィア)、ビルバオ・グッゲンハイム美術館、ベルリン・グッゲンハイム美術館、ラスベガス・グッゲンハイム美術館などがあります。その中から、今回は、ソロモン・R・グッゲンハイム美術館と、ペギー・グッゲンハイムコレクションより厳選された作品を見る事ができます。


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副題に「ルノワールからウォーホールまで」とあるように、本当にこの美術展は、ルノワールから始まり、ウォーホールで終わっています。ルノワールで興味深いのは、それがまだ、彼の初期の作品で、サロンの好みを意識した、暗い色調の絵であり、彼らしい印象派の特徴が、まだ表れていない絵である事です。わたしは実は、印象派のルノワールの絵はあまり好きではないのですが、先日、ブリヂストン美術館で、彼の印象派以降の絵を見て、とてもいいなぁ、と感じたのですが、ココに出ている絵も、彼の個性を考えると、面白みのない絵ですが、あまり目にする事のない印象派以前の絵を見られるのは、貴重な事といえるのではないでしょうか。

さて、その後も、名画のオンパレード。セザンヌ、ゴッホ、スーラ、ピカソ・・・誰でも知ってる画家の作品がずらっと並びます。ブラックやレジェをはじめとする、キュビズムの作品も充実しています。また、この美術館の象徴とも言えるカンディンスキーがいくつも出展されているのは、うれしいことですし、ペギー・グッゲンハイムの夫でもあったマックス・エルンスト、クレー、シャガール、キリコ、ダリ、ミロ、リクテンシュタインなど、名前を挙げたらきりがないほどの、そうそうたるコレクションです。

わたしは特に、カンディンスキー、クレー、ミロ、ダリ、リクテンシュタインがよかったです。それに、シャガールの原画を見て、やっぱりすごいなぁ、と思いました。実は、今まではあまり好きではなかったのですが・・・普段は、リトグラフを目にする事が多いですよね。それと、迷路のような作品で有名なモンドリアンが、売れる前は、花の絵を描いていたという事で、青い菊の絵が展示されていて、すごく驚きました。ただ、アートに関するおもしろい試みと言う意味で、森美術館のMoMA展にはちょっとかなわなかったかな?と思いました。


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あとは、このみの問題ですが、音声ガイドに、まるでタレントのようにアナウンサーを使うのはどうかと思うし、最後に浜崎あゆみの歌も入れなくていいです・・・わたしは聴かなかったけど、この分も料金に入ってるのかと思うと、かなり、嫌ですね。美術展には、幅広い世代の人が訪れます。場所が渋谷という事で、若者を意識したのかもしれませんが、それにしても、浜崎あゆみのファン層を考えると、この展覧会のテーマ曲にするのは、そぐわない気がします。

「弐代目・青い日記帳」さんの「ニューヨーク・グッゲンハイム美術館」展
「SAISON de LYCEE(セゾン・ド・リセ)」さんの「グッゲンハイム展(bunkamura)」


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海をわたった華花 -ヒョウタンからアサガオまで- -縄文から現代-

040827rekihaku.jpg佐倉の国立歴史民俗博物館で、9/12(日)まで行われている展覧会です。今、日本でわたしたちが食べたり、花を楽しんでいる植物は、そのほとんどが、大陸より海を渡ってもたらされたものです。

氷河期までは、日本列島は大陸に陸続きで繋がっていたのが、氷河期が終わると、氷が溶け、水位が上がって、島国になった事は知られています。では、日本列島が、島国になってから、大陸から穀類などがもたらされるまで、当時の日本人は、何を食べて暮らしていたのでしょう?と、館内のガイドさんと話が弾みました。

解説より
この企画展示は、これまで個々に解明が進められてきた植物たちの歴史を、日本の生活文化の枠組みの中で総合し、遺物・文献や、種子、栽培資料をとおして、海をわたった植物たちと人とのかかわり史の理解を深め、日本歴史の新しい視点を見出そうとするものです。

とまぁ、難しい事が書かれていますが、実際に展示を見ていると、そんな堅苦しい事は抜きに、古代の人々や中世の人々が、植物とどんな関わりをしてきたかが、単純に楽しめます。おもしろいなぁ、と思ったのが、現代の人間は、木材や石油などの資源を乱伐した結果、地球環境がめちゃめちゃになってしまってから、何とか、後戻りしようと、努力しています。でも、古代の日本人も、石器などを作るために、森林を乱伐して、その結果、森が急激になくなった、と書いてあるのを見て「昔も今も、人間は変わらないものだなぁ」と思ったのでした。

また、伊藤若冲の「野菜涅槃図」を復元しようという試みもおもしろかったです。(一番上の画像の上部の野菜です)伊藤若冲は、京都の大きな八百屋さんの後継ぎとして生まれたのですが、どうしても画家になりたくて、もう中年になってから、家督を弟に譲って、画家になった人なのですが、それだけに、野菜に対する観察力は鋭く、この絵は、とても生き生きとした素晴らしい絵なのですが、資料としても
十分価値があり、江戸時代の上方で、どのような野菜が食べられていたかを、窺い知る事ができます。なんと、ランブータンなどもあったんですねぇ。

それに、昔の人の間では、ウリ(メロン)は、糞から芽を出すと信じられていて、かわいそうな名前の雑種のウリも多かったようです。で、実際に検証したら、ウシの糞からの発芽率はきわめて高く、糞から発芽した苗から育ったという立派なウリが、展示されていました。もちろん、人が食べて、そのまま出したものからも、発芽します。

そんなこんなで、なかなか興味深い展覧会です。江戸時代の園芸についても述べられています。先日こちらにも載せた江戸時代のアサガオも、『くらしの植物苑』で見る事ができます。


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江戸独楽展

040822edo_koma.jpg深川江戸資料館で、毎年に行われる夏の特別展。今年は、この江戸コマ展でした。
いわゆるコマだけでなく、コマの原理を利用したおもちゃや、ケンダマなども展示していて、コマは自由に遊ぶ事ができて、おもちゃは、お願いすれば動かしてもらえます。夏休みに、子供たちに、昔懐かしい遊びを知ってもらういい機会だと思いました。コマ作りの職人さんが、その場でコマを作ってくれ、色を塗らせてくれます。これは残念ながら、小学生以下の子供だけのサービスでした♪

コマって、日本だけでなく、海外にもあるって知ってました?先のとがった丸いものをまわすと言うのは、人間の持ってるひとつの本能のようなものかもしれないね、と案内のおじさんがおっしゃっていました。でもね、日本のコマほど、美しく凝ったものは、なかなかないようです。やっぱり、江戸の日本人の美意識って、すごいなぁ、と思うのでした。


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絹の道 美とロマン展

040822silk_road.jpg8/22(日・最終日)、日本橋三越に行ったら、たまたま行われていた展覧会。日本画家の平山郁夫氏は、シルクロードに魅せられ、婦人を伴って、幾度となくシルクロード各地を訪れ、各地の民族の貴重な文物、遺物を収集してきました。そうしたものを展示するために「平山郁夫 シルクロード美術館」が生まれ、夫人が館長を務められています。

この展覧会では、おふたりの収集した布や、陶磁器類、コイン、香水瓶、古代ガラスの首飾りなどとともに、現地で平山氏がスケッチした本画、素描画が展示されていました。素描画は、ラフながら、素敵でした。古代ガラスの首飾りは、今つけてもいいのでは?と思えるほど、素敵なものも多かったです。天然石のオニキスなどがよく使われていたりして、ビーズの好きな方には興味深いかも。

これらは、「平山郁夫 シルクロード博物館」で見る事ができるようです。


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幻のロシア絵本 1920-30年代

040820russia1920-30.jpg庭園美術館で8/20(金)に開かれていた展覧会です。1920年代、ロシア革命後の希望に満ちたロシア(当時はソヴィエト)の子供たちのために描かれた、素敵な絵本展でした。実は、それほど期待していなかったのですが、行って見て、本当に感動しました。子供向けの絵本とは言え、どれもみな、素晴らしいアート作品です。革命後の理想に燃えた画家や文学者が、未来への希望を託す子供たちのために、力を注いで、この絵本たちを作り上げたというのも、納得です。

本展覧会では、同じウラジーミルという名を持つ二人の画家、レーベジェフと、コナシェーヴィチを中心に、大きくスポットを当てて紹介しています。もうこの二人の作品は本当に素晴らしいです。同じ物語を絵本にしたものが並べられていましたが、個性は違えども、甲乙つけがたい、それぞれのよさがあるのです。また、それ以前のビリービンの絵本も素敵ですし、ほかの画家の作品も、詩人のチェコフスキーやマルシャークの言葉もよくて、うっとりと時間を忘れて見入っていました。

残念なのは、最初の革命の理想とは離れた方向にソヴィエトが進んで行くに従って、絵本の内容も、かつての伸びやかなモノではなく、軍国主義的なモノへと変わっていき、画家たちの絵も、かつての生き生きとした個性を失ってしまった事です。ソヴィエトの未来に悲観した、もうひとりのウラジーミル、詩人のマヤコフスキーは、『海と灯台についてのわたしの本』を出した後、1930年、ピストル自殺を遂げます。

最後に、「エピローグ・そして誰もいなくなった」を添える事で、わたしたちにも、かつて日本にもそうした、表現への規制や弾圧の時代があったことを思い出させてくれます。

ところで、子供向けの絵本というのは、その使用目的からボロボロになって、使い捨てられる事が多いのですが、今回これほど多くの絵本を、一度に見る事ができたのは、ロシア絵本に魅せられた日本人画家・吉原治良の蔵書の中にあったからなのです。『スイゾクカン』という絵本を出すために、ロシアの絵本を参考にしたということですが、この膨大(87冊)な絵本を、彼がどのような意図で手元においていたのかは、不明瞭な点が多いそうですが、同時代のほかの画家も、ロシア絵本を集めていたことから、当時の海外の動向に敏感なアーティストたちの中で、ロシア絵本に対する関心が高かった事をうかがわせます。

庭園美術館のバラ。美術館へのアプローチに現れる不思議なオブジェ。限られた空間が、その奥へと心をいざなう。
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ひさしぶりに、FINDING NECOに参加。最近、暑さと重さで、あまりカメラを持ち歩かなくなっちゃったので、この日に撮った写真は、ひさびさでした。このにゃんこは、庭園美術館のカフェの前にいました。ここはアタシの場所よ?という感じの堂々とした雰囲気を漂わせていました。どうも、わたしが見かけるネコは、どの子もしあわせそうで・・・どのネコも、のんびりのほほん、と緑の中で暮らしているように見えました。(餌もええもんもらえるんかな?)(Panasonic LUMIX FZ10)
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