モロモロ活動。

150924_2392_n.jpgIMG_9741.JPGこの週末に、急に大勢の人に会うことになったんだけど
どう考えても名刺が足りないので、手描きで制作中。
(来週注文したのが届く予定)

まだ公開はできないけど、カバーデザインもほぼ決まりまして
素敵な本に仕上がりました。
中身はまだ再校(2度目のチェック)の最中で
これが終わると、中も外もすべて完成!です。
(わー。パチパチパチ)

デザインは、マルプデザインさんが担当して下さったのですが
「いつの間にかおふたりのキャラクターに愛着がわき、
勝手に親近感を感じております…。」
と言っていただき、作家冥利に尽きます!

10月終わりには本屋さんに並ぶことになりますが
すでに書店さんから、店頭に飾る色紙の依頼なども
入って来ているそうで。。。ドキドキ。
サイン考えなくちゃ!


    


二枚目の画像は、この5連休にやっていたこと。
あんまりよくわからないかもだけど、お試し印刷で
微妙な色合いをチェックしてるんだけど
実際に印刷するのは我が家のプリンタではないので
うーんどうなるんだろう?よくわかんないけど
この画像で一番素敵に見えるのを、とりあえず送りました。

素敵に仕上がってきますように!



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連休のお仕事と世代をつなぐということ。

150920IMG_9729.JPG夏休みの間は、NHKの仕事はお休みで
久しぶりに「すイエんサー」の依頼。

お題が微妙なシチュエーションだったり
パッと見て一瞬で理解できる絵にする必要があるので
どこを切り取るか、プロデューサーS氏と共に
いつも悩むのだけど
今回はラフは一発OKだったけど、いざ描こうとすると
どうにもうまく描ける気がせず、しばらく逃避。

しかし、描き上がってみると、依頼のあった二点の内
うまく描けないかも〜?と思った方が
イイ感じに仕上がっていて、かなり満足。

残念ながらタイトルやメイン部分は載せられないので、チラ見せ。脇のデザインはこんな感じ。

収録は2つとも来週行われるんだけど、放送自体は実はバラバラで
同じ日に収録しても、続けての放送とはならないのが、未だに不思議なんだけど
テレビ業界では普通のことなんだろうなぁ。。。


              


大人は、君の味方である。/今週の、いちばん。73(滝啓輔)
https://note.mu/takikeisuke/n/n0cb925dbf2e2
           -  中略  -

いま、学生の相談に乗るとき、僕はバカ丁寧に資料まで用意してのぞむ。
世の中、僕みたいな人間だけじゃないだろうけど、「普通の大人」なら
将来を真剣に悩む若者に対しては、それなりに誠実な対応をするはずだ。

           -  中略  -

嫌な大人もたくさんいるかもしれないけど、いい大人もたくさんいる。
嫌な大人だと思えば、適当に流せばいい。

大人は、君の味方である。
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求められるということ、心のもやもやを消す方法。

150912_7002_n2.jpg先日は、素敵な出会いがたくさんあった。

夜は、昨年末に登壇したぺちゃくちゃナイトに遊びに行ったのだけど、
今度出る本のチラシを持って行ったら、実行委員のF氏から、
登壇の合間に宣伝していいですよ、と言っていただき、大感激。

合間の休憩タイムだけど、意外にもたくさんの方が聞いて下さった。
そして、会場内にもアトピーの方が何人かいて
「この本を出してくれて本当にうれしい。
アトピーはあまりにも誤解されているので、
もっと世の中の人に知って欲しい」と言われる。
お店をやってる方から、チラシ置いてあげるよ
と言う温かい言葉も。

ああやはり、この本は世の中に求められている本だと実感する。(写真、KSさん、ありがとう!)


150912meishi_image2sumi.jpg点字名刺。
   
出版業界の重鎮・K氏のご縁で、3年ほど前から使っているのだけど、
渡した時の相手の反応って本当に様々で面白い。
   
今回本を出すように、私はアトピーと言う病を世に知ってもらう
使命のようなものを感じているけれど、それとは別で、
アートの底上げをしたいという想いがあって、
昨日そんな話で盛り上がった美女が、
点字名刺を注文して下さることになった。

また、夜のイベントで会った爽やかな大学生が、
自分はまだ名刺は持ってないけど、
名刺を作ったら絶対お願いすると言ってくれた。
   
K氏が「この名刺はね、踏み絵なんですよ」とおっしゃった言葉に、今更ながら納得。
残り少なになってきたので、私もそろそろ注文しなくちゃ。


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イエラ・マリ展 ―字のない絵本の世界―

150829iela_mari01_web.jpg150829iela_mari02_web.jpg自由人な私たちにしては珍しく、29日土曜日(焼肉の日だそうで)に
はるばる刈谷市美術館まで「イエラ・マリ展―字のない絵本の世界―」
見に行ってまいりました。

150829_MG_7443.jpg
てっきり名鉄で行くのかと思いきや、ジョルダン先生には
JRで行けと諭されます。
私は名鉄派なんですが、名鉄だと名古屋駅から550円
片やJRだと410円、しかもJRの方が速いとなれば
どちらを選ぶかはおのずと決まると言うもの。

東京に住んでいた頃は、山手線は日常の足と言う感じでしたが
名古屋に住むと、たった20分程度乗るだけでも
JRに乗るのは、「旅」と言う感じがするのはなぜでしょう。

と、超どうでもよい話で引っ張りました鉄子でございました。

さて、イエラ・マリ展。よかったです。
展示としては、超こじんまりとして小粒です。
当に東京の上野や六本木で、これでもか、というような展示を
見慣れた向きには、物足りなく感じるかもしれませんが

150829_MG_7480.jpg150829_MG_7468.jpg150829_MG_7470.jpg彼女の代表作の原画をざっと見るだけで
すごく五感がさわぐのを感じました。
イタリアの絵本作家、イエラの絵本は文字がなく、
始まりと終わりがないのも、大きな特徴だそうで。

主なテーマは「命の循環・命の連鎖」。

たとえば
リンゴに蝶が受粉して実がなり
リンゴの中にいた毛虫がやがて蝶になる。

たとえば
ワニはヒョウを食べ、ヒョウはオオカミを食べ
オオカミはヤマネコを食べ、途中
ヘビや蚊や人間をはさんで、ワニも何かに食べられ

たとえば
春が来てイタチは冬眠から目覚め、鳥は卵を産み
夏が来てイタチは活発に動き回り、鳥は子育てし
秋が来てイタチは冬眠の準備をし、鳥は巣立ち
冬が来てイタチはまた冬眠する

たとえば
にわとりが卵を産み、卵がひよこになり
やがてそのひよこも成長してにわとりになる

あの永遠の命題「鶏と卵はどちらが先か」
に答えたかのような作品。

どこが始まりでも終わりでもなく
どこからでも始められる

命は繋がっている!

それが素晴らしいんですね。

大人の私ですら、こんなにいろいろと感じるんですから
子供はもっと自由にいろいろ感じるんだろうなぁ。

『・・・と思ったら』の原画の中に、最後の方
「これ何?」と言う感じの絵が何点かあったんですが
元気のいい男の子が「ぺろぺろキャンディー!」と
お母さんに答えていて、思わずなるほど!と
そのお母さんと「子供の発想はすごいですね」
と思わず言い合ってしまいました。

この展覧会、刈谷の前は東京の板橋美術館で展示されたそうですが
見損ねて、わざわざこちらまで足を運ばれた方も多かったとか。
しかも入館料が破格の300円!(板橋は650円。それでも安いと思いますが)

差額の300円で、というわけでもないですが、ここに来る楽しみの一つにしていた
美術館内に併設された、茶室・佐喜知庵で、展示にちなんだ、りんごの和菓子で一服。
すごく贅沢な時間でした。

駒形克己さんのデザインも素敵な図録もしっかり購入して、たった1時間半の滞在だった
プチ旅行終了。
駒形さんのワークショップ受けたかったなぁー。親子限定ばっかで悲しい。。。

150829_IMG_9498.jpg150829_IMG_9493.jpg150829_zuroku.jpg

写真:続きの写真もすべて宮田雄平(正方形の写真(宮田・ニワトリとひよこ・図録)を除く)


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いつの間に。。。

150807_04-008hina1.jpg150807_04-008hina2.jpg10月に出る私の本についてですが
今まで情報を小出しにしてきたのは
何ももったいつけているわけではなく

本の内容や出版社名などは、出版社にとっては
いわば「企業秘密」なので、おいそれと
人にぺらぺらしゃべって良いものではないし
ましてや、ネット上で全世界に勝手に発信するのは
たとえ書いた本人でもダメなものなんであります。

そんなわけで、情報開示については、割と神経を尖らせて
これくらいならいいかな?どうかな?と、様子を伺いながら
本当に小出しにしてきたんですが。。。

今日、ちょっとある事情で、たまたま自分の名前をググってみたら
エ○○カBOOKSさんのページが引っかかってきたんですよ。
いきなり、仮タイトルで、自分の本の予約ページが出来ていました!
(前置き長くてすみません!)


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トムズボックス閉店!

150827tomsbox1.jpg
2006年にイラストスクールのパレットクラブに通っていたとき
私は今は亡きイラストAコース(※1)を受講していたのだけど
絵本コースに憧れの酒井駒子さんがいらして、喜び勇んで、聴講に行ったのだった。(※2)

酒井さんは少女の様な可愛らしいお方で、一人ではとても講義が出来ないとのことで、
トムズボックスの土井さんが、付き添って講義を行っていた。

初めて会う土井さんは、とても温かい方で、後日私は土井さんの店であり、絵本周辺の方には
あまりにも有名な、吉祥寺のトムズボックスに足を運んだのであった。


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No War!

150817_nara_original.jpg国際的な現代美術家、奈良美智さんは、2014年末に戦争をテーマにした画集「NO WAR!」(美術出版社)を上梓され、今回こんなインタビューに答えています。

奈良美智さんが「NO WAR!」という画集を出した理由【戦後70年】
投稿日: 2015年08月14日 13時10分 JST 更新: 2015年08月15日 23時55分 JST
http://www.huffingtonpost.jp/2015/08/13/yoshitomo-nara-no-war_n_7985930.html
【戦後70年】奈良美智さんがドイツで驚いた「敗戦国の歴史認識」
投稿日: 2015年08月15日 18時33分 JST 更新: 2015年08月16日 10時31分 JST
http://www.huffingtonpost.jp/2015/08/15/yoshitomo-nara-no-war2_n_7991432.html

ベルリンの壁が壊されてから、国会議事堂をガラスで作り、中にはユダヤ人の作ったアート作品をたくさん陳列して、私たちは忘れていません、ということをずっと伝え続けているドイツ。

そんなドイツは戦後ものすごい勢いで経済発展し、現在は近隣国から一番信頼される国となっています。最近でも、経済破たんしたギリシャを支援したり、ドイツはヨーロッパの実質的なリーダーとしての地位を確立しています。また、一般の国民の歴史や戦争に対する意識もとても高いそうです。

片や日本はどうでしょうか。アジアのほとんどの国からは信頼を集める日本も、一番近い国とは、信頼関係を築けていません。アジアのリーダーとなるには程遠いです。また、一般の国民はおそらく、普段から歴史や戦争について議論したり語ったりと言う機会はほとんどない、と言うのが実情です。

若いころから戦争を意識してきた奈良さんが、戦争の「からくり」に気づいたとき、大きなショックを受けたと言います。
「日本の経済復興っていうのは他の国で戦争があったからだったんだなって。朝鮮戦争やベトナム戦争のおかげ。大戦後のアメリカの繁栄と日本の経済復興は二人三脚だったんだよね。」
「心ある人たちは反戦歌を歌い、心ない人っていうのは、お金儲けるために大きな戦争を起こしたり、武器を作ったりしているんですね。」

「東京タワーって、鉄でできてるんですが、朝鮮戦争でスクラップになったアメリカ軍の戦車が使われてるんです。」
ってのも相当ショックですよね。

その大きなショックって、最近では、原発事故で
「国が言ってることと、やっていることが違う状況があったっていうのが、後からどんどんわかってきた。もともと不信感はあったんだけど、自分たち国民は政府の駒であるような感じとか、すごくないがしろにされてる感じを覚えた。」
多くの国民が感じたことと同じなのでは、と思いました。
東北の大震災や原発事故以降の流れ、原発再稼働とか安保関連法案とか、そうした世の中の流れを見ている時に、「ちょっと待てよ」と思って。このままだと、おかしくなっちゃうんじゃないかと不安をすごく覚えた。今まではわかってくれる人にだけ、わかってもらえばいいやと思ってて、自分が描いてきたものを、今だったら自信を持って人前に、「僕はこういうことを考えてきたんだよ」っていうふうに出してもいいんじゃないか、いや、出すべきなんじゃないかって思ったのがきっかけなんです。
            


昨年もカードで参加したPEACE CARD展、今年は東京展の原画展に参加します。

原画と同じポストカードを購入することが出来ます。
今年のテーマは「わたしたちはもう戦争をしません」です。
昨年以上に緊迫した状況の中で選ばれたテーマです。

よかったら、会場に脚を運んでいただけるとうれしいです。
また、PEACE CARD展は、カードで誰でも参加できるので、よかったらぜひ
「わたしたちはもう戦争をしません」
と言う想いを、カードに託して、参加してみてくださいませ。

会期 : 10月5(月)〜10(土)
会場 : MAYA2 東京都港区北青山2丁目10−26

展示テーマ「わたしたちはもう戦争をしません」

詳細はまた追って載せます。


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最近のお仕事。

150729yuyu_9332a.jpg今日も暑いですねぇ。久しぶりに外に出て、ビックリしました。

今年一番初めにしたお仕事は、雑誌ゆうゆう(主婦の友社)3月号に掲載のイラストカットでしたが、この度、一人暮らし特集として書籍化され、担当した特集ページが再掲載されました。
66ページからの「筋活!」特集で、モノクロの食べ物をちょこちょこ描かせていただいています。


              


さて、タイトルが「最近のお仕事」なので、最近のお仕事について。

ほとんどレギュラー仕事ばかりですが、NHKすイエんサーと、日本実業出版社の経営者向けの雑誌「企業実務」のカット、学研メディカル秀潤社の看護雑誌「ナーシングキャンバス」のエッセイのカットです。
レギュラー以外の仕事については、まだ公開・発売前のものが多く、もう少ししたら公表できると思います。

150707kendama0-thumb-300xauto-554677.jpg150528kigyou_image.jpg150508nursing1506web_l.jpg
左)すイエんサーの絵は、最初は本当に緊張したのですが、最近楽しんで描けるようになってきました。
中)「企業実務」は、レジリエンスと言って、精神的に強くあるための方法が色々と書かれていて、とても勉強になります。いろんなシチュエーションのイラストを考えるのも、アタマの体操になります。
右)「ナーシングキャンバス」は、看護学校に通う学生さん向けで、私の担当するエッセイは、患者さんの死との向き合い方など、重い内容が多く、イラストで明るい感じにできればと言う編集部の意向に沿って描くことが多いです。看護学生さんと言えば、まだ20歳そこそこの若い方ばかりだと思いますが、若い方々が、そう言った重い問題に向き合って、大変な仕事を全うされているのを思うと、頭が下がります。

150716_comic9312.jpg
これが今取り組んでいる一番大きなお仕事。ホントちょっとだけ公開。(先日はシルエットだけでしたので、これでも大きな進歩?)今は原稿描きの佳境ですが、死なない程度に頑張ります!




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わたしの本棚2015。〜なぜ本は売れなくなったのか

150711_books_9253.jpg150711_books_9255.jpg150711_books_9260.jpg150711_books_9265b.jpg150711_books_9269.jpgこの週末は暑かったですね。土曜も日曜も仕事していましたが、暑くて、でも東京で体調を崩して以来、ずっと胃の調子が悪かったのですが、水曜日くらいから毎日温かい紅茶を飲んでいたら、だいぶよくなったので、暑くても冷たい飲み物は我慢、でひたすら、温かいもの飲んで汗出して、健康的な週末でした。


     


ところで、私はよくすごくポジティブな人だと言われますが、これは元からではなくて、後天的に鍛えて自分でそうなったもの。元々は結構なネガな人間なので、ネガな人に会ったりネガな文章を読むと、引きずられるんですね。。。んで、先日からネガ入っちゃってます。

私の仕事は主に出版関係なので、やはり本が売れないというのは死活問題です。それがどうしてなのか、イチ消費者としての自分としては、どうして本を買わなくなったのか、とずっと考えていました。

昔(20年くらい前)は1500円くらいする本を何冊も買って、本屋さんで5000円くらい払うのなんて、何とも思わなかった。でも今はやっぱり、1000円超える本を見ると、ちょっと高いなと感じてしまう。それはどうしてなのか?

20年前も、文芸書を単行本で2000円くらい出して買うのは高いな、って思いました。なので、文庫になるまで待ったりしたなぁ、と言うことを思いだして。やはり、モノを買うには、今その値段で買う事が果たして妥当なのか、ということに納得できるかどうかが大事だということに気づいたんです。

当時は、家でひとりでできる娯楽、暇つぶしと言えば、テレビを見るか本を読むか、もしくはゲームするしか選択肢が無かったですから、ゲームはしないし、テレビもあまり見ない私は必然的に本を読むようになりました。本を読むには、普通に本屋さんで買うしかなかったので、いくら高くても買いますよね。その頃は、古本屋さんもそんなにたくさんなかったので、欲しい本を確実に手に入れるには、新刊で買うしかなかったのです。

それが、チェーンの大手古書店ができて、文芸書に関しては、ベストセラーになるほど、一か月もすれば、100円で投げ売りされるのが分かってきて、新刊では買わなくなりました。どうしても今すぐに読みたいと言う訳でないなら、しばらく待てばよかったんです。

ただ、当時はそれでも、余程のベストセラーでない限りは、大手古書店と言っても確実に欲しい本があるとは限らないし、その本を探す手間がありました。その手間を一気に失くしてしまったのが、某通販会社で、ネットで古書を買えるようになってから、だと思うのです。

送料が400〜500円くらいかかりますが、それでも、新刊なら1200円する本が、送料込みでも600〜700円くらい、つまり半額で買えるなら、そちらで買いますよね。世の中にはすごく潔癖症の人がいて、他人が一度所有した本を買うのはイヤだ、と言う人も一定数はいるでしょうが、私のように古着も平気な人も世の中には大勢いるわけなので、中古の本を購入するのは、中古の服を購入するよりははるかにハードルが低いでしょう。そちらに流れるのは当然のことと思われます。

つまり、「本が売れなくなった」のは、本屋で新刊を買うことに対して、果たしてこれは妥当な金額なのか?ということに、皆が疑問を持つようになったからではないかと思うのです。

本が売れなくなった理由に、インターネットに時間を奪われた、というのが筆頭に挙げられますが、むしろ、ネットに時間を奪われたのはテレビを見ていた層で、本を読む人はまだまだたくさんいるけれど、本の流通の問題で、新刊で買わない人が増えた、と言うことなのではないでしょうか。

今も昔も、文芸書に2000円払うのはちょっと高いなぁと感じる気持ちは変わらないけれど、それでも買うしかなかった頃と、安く買ったり、他に無料の選択肢がたくさんできた、そして当時に比べてみんなお金がない、などいろんな要素はある訳ですが。

ここで、2015年現在のわたしの本棚を見てみます。実は我が家は割と本がたくさんあって、これ以外に、文庫本だけの本棚、雑誌だけの本棚、コミックだけの本棚、仕事で使うソフトのハウツー本などもあります。自分が仕事でした見本だけの本棚もありますし(これは買ってないけど(笑))。


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a・鳥・家だよりmail版vol.8

◇◆◇陽菜ひよ子のお仕事状況など。。。a鳥家だよりmail版vol.8◇◆◇

いつも大変お世話になっております。イラストレーターの陽菜ひよ子です。
ついに梅雨入りしてしまいましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
今回は短めなお便りとなっております。

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【最近のお仕事】

専門誌『企業実務』連載エッセイ挿絵(日本実業出版社)
日本実業出版社さまから発行されている企業向けの月刊誌『企業実務』4月号から始まった新連載「ビジネスパーソンのための『レジリエンス』講座」(昆正和さん・著)のイラストを担当させて頂くことになりました。

詳細はこちらからご覧になれます。http://hiyoko.tv/a_tori_ie_dayori/log/info/eid121.html


【展示のご案内】
その1・・・『老若男女世界文学選集8-宇宙の眼-を描く』(gallery dazzle・北青山)
外苑前のDAZZLEさまのグループ展に参加します。フィリップ・K・ディックの小説『宇宙の眼』を、9人のイラストレーターがそれぞれの解釈で描き、デザイナーと組んで模擬装幀を制作。文庫カバーと挿画、それぞれの原画も展示します。

2015年06月30日(火)〜 2015年07月12日(日)
12:00〜19:00 (最終日17:00まで)

初日18:00からトークショー 19:00から懇親会別会場にて実費

Gallery DAZZLE(銀座線・外苑前駅すぐ)
map http://gallery-dazzle.com/about/

イラストレーター
伊藤彩惠子  大沢かずみ 小澤有希子  Kalo  須田浩介  
タカスギチアキ 西山悠子  陽菜ひよ子  ほりはたまお

デザイン:Malpu Design
清水良洋 佐野佳子 渡邊雄哉 宮崎萌美 李生美 

初日トークショーには参加します。一緒に装幀を制作した宮崎さんと一緒に制作についてお話します。


その2・・・『12人が描く新美南吉の世界』(新美南吉記念館・愛知県半田市)
地元・愛知県半田市の「新美南吉記念館」さまで、3か月に渡って行ってきたグループ展、いよいよ残り2週間となりました。
◆期間 2015年4月8日(水)〜2015年7月5日(土)9時30分〜17時30分
◆休館日 毎週月曜日・毎月第2火曜日
詳細(記念館地図)はこちらからご覧になれます。http://hiyoko.tv/a_tori_ie_dayori/log/flyer/eid116.html

こちらは特に在廊予定などはございません。


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