好きなことだけして生きて行く。

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昨日は、朝から打合せ、ランチ、取材と撮影、と来て、夕方からは、今年から始まった仕事のメンバーと初ミーティングでそのまま飲み。一日詰め込み過ぎてくたびれて、帰宅後パソコンの前で寝落ちしかかりベッドに移動。珍しく早く眠ったので、今日はすごく快調です♡

ランチは、これにデザートとドリンクバーがついて1,000円ってビックリ。味もすごくよくてお店の雰囲気も、ジャズがかかってイイ感じ。これにお刺身が付くと1,500円、さらにローストビーフが付くと2,000円でどれもコスパよし。しかも、ドリンクバーに無造作にジノリのカップが〜〜〜。以前はイタリア料理のお店だったそうで。なんて贅沢な!今度夜に女子会したいなぁ。

そこからさらに上前津に移動して、取材と撮影をこなし、どうしても、最後の中日ビルでお茶したくて、サンモリッツへ。めちゃくちゃ混んでたけど、ケーキ美味しかったし、年配のグループが楽しんでいるのを見るのがほほえましくて、すごく楽しい気持ちになった。この場所がなくなるってやっぱり寂しいなぁ。中日ビルでは、大正村のボールペンスケッチや写真(中村玉緒・竹下景子・阿川佐和子)などの展示や、中日劇場の宣伝用ポスターの展示も見られて、しみじみ楽しめた。最後に天井画もじっくり見られてよかった。

打ちわせもミーティングもイイ感じで終了してありがたい。久しぶりに石井ゆかりさんの占いを見たら(Twitterで毎日流れてきてはいるのだ)牡羊座は「大遠征、すごいチーム、大チャンス」。水瓶座は「友愛、楽観、今の自分だから望めること」。何だか当たってる気がする。

宮田は相変わらず、営業しなくても順調に仕事が入ってきてるんだけど、さらに上を目指して、ガンガン営業もかけて行こうと思う。私はそろそろ、クライアントとの関係を見なおして、自分の中で納得できない仕事はしない、もっと主体的に自分が動ける仕事の身をして行こうと思う。


                  


知多の情報誌の表紙イラストを担当して見本誌が届いたので、SNSなどで告知。その後、知多の公共施設で発見とご報告が!年配の方が「なんて柔らかな絵だ」と褒めながらご覧になられてましたよーとのことで、思いがけず生の読者の声が聴けてうれしかったです。
   
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一番左が実際の表紙。
真ん中はボツイラスト、一番右はラフを仮表紙に当てたもの。


                  


先日30年来の友人たちに1年半ぶりくらいに会った。そのうちの一人が、3月の私の個展に足を運んでくれたんだけど、彼女は、私のカラフルな絵は好きだけど、赤と黒の絵は好きではないという。自分は私のことを誰よりもよく分かっている一人だという自負が彼女にはあるのだろう。赤と黒の絵は辞めろと言わんばかりの勢いなのには、やや苦笑しつつ、彼女の気持ちがうれしい部分もあり。

ホント絵の好みなんて人それぞれなんで、あの絵がいいと言う人も当然いる。あの個展はそもそも、あの店の店主が、私がインスタに挙げている猫と女の子の赤黒の絵を気に入ってくれて、あの感じで是非、という話が来て決まったことだ。彼女がどう思おうと、そこに一人、あの絵がすごくいいと言う人がいるのだ。

また、店主の言う通りにしたら、ちゃんと絵が一枚売れた。それまで、私の絵は商業向きであって、タブローの絵が売れると思ってなかったので驚いたし、ホントうれしかった。けど、それも、個性の強いあの画風だったからこそだと思う。

それに、私にしても、あの画風を確立するまでにはそれなりに紆余曲折あり、自分なりに考えてやってきたことなので、そう言われたからと、はいそうですか、と、赤と黒の絵をやめるなんてことはない。

自分ではどっちの絵がイイなんてことはわからないし、逆に言えば、明らかにダメな絵はあるけど、誰にとってもいい絵なんてないのだと思っている。20世紀美術界の巨人・ピカソの絵だって万人に好かれると言う訳ではないように、ファンがいるほど、アンチもいると言っても過言ではない。

よく「絵が上手いですね」とも言われるんだけど、プロの絵描きにとって「絵が上手い」と言うのは褒め言葉ではない。何故なら「当たり前」だから。例えて言えば、イチローに向かって「野球うまいですね」とか、ミシュラン☆3つのフレンチのシェフに「お料理上手ですね」とは、わざわざ言わないだろう。それと同じように、絵描きは「絵が上手い」のなんて、当然のことなのだ。

その先にあるものを見なくてはいけないのがプロだ。上手い絵の先にある、味わいや個性や、人を惹きつける何か。

さらに、商業イラストレーションは、使われる媒体によっては、インパクト重視だったり、ある程度のどぎつさや、強烈さを求められることもある。絵だけを見てよさ悪さを判断するというより、使われてこそナンボの世界だったりもする。

誰もに好かれるような、キレイだったり、かわいらしかったりするものだけの需要がある訳ではないのだ。

また、個性はあって当然だけど、強すぎては使われる媒体が狭まってしまう。「いい絵」「個性のある絵」「使いやすい絵」はどれも同じであるとは限らない。教材や書籍のカットなどは、あまり個性が強くなく、当たり障りのないようなタッチが好まれる。そういった仕事は数はたくさんあるけれど、単価は安い。それでも、定期的に仕事が来て、安定収入が見込めるという点では、ありがたい。

逆に、個性の強い絵は、本のカバーや広告など、目立つ場所に使われることが多い。そういった仕事は単価も高く、イラストレーターとして名誉にも繋がるので、誰しもやりたい。元々多くないうえにパイの奪い合いなので、かなり大変だけど、ここで売れっ子になれば、一流イラストレーターの仲間入りだ。

ここを目指すためには、アンチが増えるのも覚悟で、イバラの道を行くしかないのだ。でもそのイバラの道は、素敵な道でもあるんだよね。求められるだけで、自分では納得いかないものではなく、本当に自分の好きな絵だけを描いて生きて行くんだから。

(とはいえ、カラフルな絵が自分で嫌いなわけではないです)

#仕事の流儀 #イラストレーターの仕事


                  


1/19(土)〜1/21(月)
簡単でいい、うちで作る、がモットー。
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続けるということと、形にするということ。

181230_FVQH2995.jpg今年は本当にいろいろとあった年で、かなりショックで落ち込んだり、精神的に追い詰められたりしたこともあったのだけど、そういうことは振り返っても仕方がないので、いいことだけ記しておく。

今年は私にしては珍しく、たくさんの展示をしたんだけど(画像)、割と悔いの無いものを出すことが出来た一年だった。その中でも感慨深いのは、6年ぶりに絵本の展示に出したこと。(右上)

東京にいた頃には、絵本の仲間と活動していて、自主グループで児童書の出版社の編集長や絵本作家さんを招いてワークショップを行ったり、講座に参加したり、本当に絵本漬けだった。
絵本の世界は厳しく、みんな10年15年と勉強して、やっと結果が出せるとかそんな感じ。とにかくたくさんの絵本を読んで、みんなで様々な解釈を考えたり、ゲームみたいに発想法を試してみたり、毎週のようにどこかで仲間と会って、話して飲んで、という感じだった。

名古屋に来てから、自分一人で続けて行くことの限界を感じて、2012年を最後に展示にも出さなくなっていたのだけど、今年ふと思い立って出したところ、予想以上にみんなに歓迎してもらえて、ホントうれしかった。特に代表のT氏とは、深夜の歌舞伎町で二人で3時間くらい話し込み、「ひよ子が参加してくれると、みんなのポテンシャルも上がるからありがたい」とまで言ってもらえて、こちらこそありがたかった。私が離れていた6年の間も、みんながこうして活動を続けていてくれたお陰で、帰ることが出来る場所があるというのは、本当に感謝の想いしかない。

ありがたいことに、今回編集さんにもお褒めのお言葉をいただき、それを励みに、今後形にして行けたらと思う。まずは一冊、キチンと形にすることがまずは一歩だから。

画像:左上から下へ「いろはCarta展(1月:Gallery DAZZLE)」「アイドルポスター展(4月・Laundry graphics gallery)」「赤と黒の陽菜まつり(3月・MITTS COFFEE STAND)」
右上から下へ「第25回え〜ほん絵本原画展(6月・新宿スペースゼロ)」「実践装画塾NAGOYA展(3月:Gallery DAZZLE)」「私のお気に入り展(11〜12月・Laundry graphics gallery)」


                  


本を出したいと言う人、イラストの仕事をしたいと言う人の中には、どうもこの仕事がどういうものか、よく分かってない人も多い。この仕事は、自分の好きなように絵や文章を書けばいいというものではない。

簡単に言えば、「イラストの仕事」は、「クライアントのアタマの中のイメージを具体化」するのが仕事だし、「商業出版で本を出す」というのは、「世の中に求められている内容を一冊の本に落とし込むこと」であって、自己表現だけで完結する世界ではない。

当然、修整が入るのは当たり前だし、まず第一に、最終的にイラストレーションとして誌面などに載せるに値するレベルに達しているのか、一冊の本を書き上げられる力量があるのか、そこは当たり前だけど、最初に確認される。

だから、イラストの仕事をしたいと言いつつ、絵を全然描いてなくて、Websiteも紙のポートフォリオも作ってないような人に、仕事の依頼なんか来るはずがない。それと同じく、構想だけで、一冊書き上げたこともないような人の本を出版しましょうという話になるわけがない。

逆の立場で考えてみればわかると思う。
あなたが会社の人事などで、即戦力の社員を雇いたい場合、以下の三人のうちで、一番採りたい人と、絶対採用したくない人と挙げろと言われたら、誰を選ぶか?

1.すでにその仕事の経験が豊富にあり、実績も上げている人
2.その仕事の経験はないが、勉強していたり、独学で作った作品などを提出した人
3.仕事や勉強の経験もなく、作品の提出もなく、ただ「できると思います」という根拠のない自信だけがある人

当然、一番いいのは1で、言語道断なのは3でしょう。
で、ポートフォリオも原稿も無いのに「絵の仕事がしたい」「本を出したい」と言ってる人は、まさに3だってことに、なぜ自分がその立場になるとわからないんだろう。

それと、イラストにしろ本の出版にしろ、スケジュールが決まったら、逃げることは許されない。だから、出版社が一番恐れているのは、依頼をバックレて逃げられること。一度引き受けたら、何が何でも仕上げるのが当然、そうでなければ、そこに穴が開いてしまうからだ。

だからクライアントがまず知りたいのは、絶対にキチンと納品してくれる人か、絶対に一冊ある程度のクオリティで書き上げられるか、という点なのだ。締め切りを必ず守るということも、フリーランスには非常に大切なことであるのは言うまでもない。

それから、修整が入ったり、自分の描いたものに手を入れられることに、過剰な反応を示す人もいるけれど、そういう人は本当に大きな勘違いをしている。私たちの仕事は、ただの自己表現ではないのだ。

私たちの作品は、自分のものであると同時に、依頼をくださった方の「商品」でもある。その商品は、クライアントのイメージ通りのものでなくてはいけないし、ユーザー目線でよりよいものでなくてはいけない。私たちの仕事は、自己表現しつつ、そのイメージにより近づけること。ただ自分の自己満足な作品を作るより、ずっと難しく厳しいことを求められるのだ。

けれど、それをすべてクリアし、ピタリと収まるべきところに収まった時に、得られる喜びを思うと、そんな苦労などどうってことないくらい、喜びも大きな仕事なのである。

#仕事の流儀 #イラストレーターの仕事 #出版1 #出版2


                  


2018.12.29 Saturday これについてはまた後ほど。
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12/17(月)〜21(金)函館から荷物が届き、シアワセな食卓♡
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秋から冬へのはずだけど、めちゃくちゃ温かい。

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紅葉が見たいね、という話になり、何か所かの候補の中から選んだ場所は
結局自宅から一番近く。でもこれが正解。
ほとんど人もいなくて、ただ鳥の声だけがして、癒された。。。
(クリックすると動画が再生されます≪音声注意≫)


                  


181204takanawa_gateway1.jpg2018.12.04 Tuesday
品川と田町の間の駅名が決まり
公募は圧倒的1位が「高輪」で、第2位は「芝浦」、第3位は「芝浜」。
JR東日本によると「高輪ゲートウェイ」は36人が応募し、130位だそうで
公募の意味ないじゃん、という声が高まっている。

→こんなTweetが話題になり、爆笑。

そしてそんな12/4、観測史上の12月の気温を更新したそう。
しかし、週末は寒くなるのね。東京も寒いのかなー。

暑すぎる12月の夏日、気象庁「暖冬傾向続く」
日本列島の南から暖気が流れ込んだ影響で、全国各地は4日、季節はずれの暖かさとなった。43都道府県337地点で12月の過去最高気温を更新し、東京や福岡、徳島など66地点で25度以上の夏日になった。

気象庁によると、4日の最高気温は各地で、平年より10度前後上昇。沖縄県宮古島市29・8度、福岡市26・4度、大阪府八尾市で26・1度を観測するなど、各地で汗ばむ陽気となった。東京都練馬区でも25・0度を観測し、関東の島部以外では14年ぶりとなる12月の夏日となった。

平年を10〜15度上回る暖気が、九州から北海道の上空1500メートル付近を広く覆ったことが気温上昇の要因で、気象庁は「暖冬傾向は来春まで続くだろう」としている。

一方、今週末から来週にかけては一時的に冬型の気圧配置となり、全国的に冷え込む見通しという。
2018年12月04日 23時03分 Copyright © The Yomiuri Shimbun


                  


2018.12.03 Monday
私の普段のラフ(確認用の下絵)はとってもラフなので定評(?)がある。
以前にあるイラストレーターさんから、本番と間違えてラフが誌面に掲載されてしまったという話を聞いて
信じられない想いだったのだが、ラフの段階でがっつり色を入れて細かく仕上げる人もいるのだと知る。
最近の仕事で「最初の依頼なので、ラフ段階で簡単に着色したものを見せて欲しい」と言われ
ラフにデジタルでざっくり色を入れて、レイアウトにあてがってみると、意外と良くて
「これ、間違えて載るかもしれん」と思ったし、このラフ以上の本番が描けるのか、逆に心配になってきた。。。

#イラストレーターの仕事


                  


11/24(土)〜11/27(火)
久しぶりに吉井和哉beautifulの世界。
♪公園で散歩もいいじゃないか 簡単な格好でいいじゃないか
 コンビニの菓子パンでいいじゃないか 
 永遠の太陽で照らされた きみの横顔がbeautiful

それ以外は真面目に作りました。ワタリガニパスタ第二弾はやっぱ最高♡
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秋が行く。

181120_IMG_7638.JPG2018.11.20 Tuesday
来週から始まる千駄ヶ谷の「ランドリーグラフィックスギャラリー」さんでの展示「私のお気に入り」展に向けて作ったポスターが、デザイナーの宮坂佳枝さんから届きました!ステキな仕上がりにワクワク♡
今回、元ピチカートファイブのボーカルで渋谷系のアイコンとして一世を風靡した野宮真貴さんをお招きしての展示です。最終日のシークレットライブで野宮さんにお会いできるのだけが、今の私の楽しみ!
11/26スタートです!残念ながら私は在廊できませんが、よろしければポスターに会いに来てやってください!
詳細:http://hiyoko.tv/a_tori_ie_dayori/log/flyer/eid191.html


                  


181118_IMG_7637.JPG2018.11.19 Monday
名古屋の秋の風物詩「やっとかめ文化祭」フィナーレ。
いろいろお久しぶり!な人に会えて楽しかった。
2012年春に宮田と三人で一緒に市場の冊子を作った森田さんからお酒を買い、スナックマリコで絶品つまみを買い、先日「水曜日のDT」に登場したみっきー(写真撮り損ねた)や未だに私を「帽子作家」と紹介するうーなちゃんや、名工大の伊藤先生、着物姿なのにロックな舞海さんとスペシャルゲストのKeiko Leeさんなどなど。
建築家の伊藤先生のこの日の中日ビルをめぐる寺子屋が気付いたら満席だったと訴えると、早々に埋まったとのこと。でもまだ話したりないので、もう一回やってもいいよ、事務局に言っといて、とおっしゃるので、事務局にも伝えましたが、中日ビルクローズの3月までに、どこかで実現しないかしら〜!?
なんというか、やっとかめが終わると、名古屋の秋が終わる。そんなここ数年。。。。2014年には私もこの黄色い法被で大使をやってたのねん。ああ懐かしい。。。そしてこの3月に閉館する中日ビル屋上に上がれるのもこれが最後!これがテレビ塔をここから見る見納めなのでした。


                  


もうじきに12月。もう一年も終わりかー、と思う。
今年は小さい仕事がガクッと減って、その代わりに今まではとても声のかからなかった
大きな案件のコンペの話がちょくちょくやってきた。
しかしことごとく落ちたので、実績としては、何も残ってない。。。。
これは進歩なのかな。小物から大物になるためには必ず通る過渡期なのか。

個性の強い絵を描くと、仕事自体はガクッと減る気がする。
それでも、パレットの原田先生の個展でスタッフの方と話して、原田先生が願っていたこと
「消費されるだけのイラストレーターにはなって欲しくない」
という想いを考えると、やっぱりこれで正しいのだと思う。

そして、今日ある何人かの人と話して感じたのは、いつか一緒に仕事したいとのんびり構えていて
それが通じる場合もあれば、通じない場合もあるってこと。
状況は刻一刻と変わっていく。気持ちだけではどうしようもないこともあるのだ。

それともう一つ。
落ちたコンペの結果を今日たまたま人がFBに上げてて知ったんだけど、なんかモロ
「クールJapan=マンガ」という図式で作られてて、まぁこういう流れなのかな、と思った。
デザインだけなら、絶対こっちの方が良かったと思う。

悔しいけど、正統派のイラストレーションは、もう過去のものになりつつあるんだろーか。
いやそんなはずはない。
私は漫画家だけど、イラストレーターとしての立ち位置は「絵師」ではなく「イラストレーター」でありたい。

#仕事の流儀 #イラストレーターの仕事


                  


11/10(土)〜11/11(日)金山からの円頓寺パリ祭、お家でワタリガニパスタ。
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「うまくやる」ということ。

181023_nurie2018web.jpg2018.10.03 Wednesday
おごらず、
他人と比べず、
面白がって
平気に生きればいい。
先日亡くなられた樹木希林さんのお言葉。
本当にそうだと思う。

この春から縮小傾向にある「すイエんサー」の仕事。
下半分はちょうど二年前。二年前は本場用に絵を描いたし
ぬり絵もこんなにいろいろ描いたのだった。
(色塗りは私。これは試しに塗ってみたもので
本番には使われていない。)

あの頃はよかったなーと過去をうらやんでも仕方がないし
ましてや人と比べても仕方がない。
んでも、「すイエんサー」は初代のイラストがすごく評判が
良かったようなので、未だにそれがプレッシャーなのだ。

んでも、あるとき、作家の鈴木輝一郎先生が
「それだけ(4年)続いているなら大したもんだね。
テレビは結構シビアで、結果出ないとすぐ切られるからね」
と言って下さり、なんか急にホッと力が抜けたのだった。
人と比べても仕方がない。私が私で頑張るだけ。
輝一郎先生、ありがとうございます!


                  


先日、あるお店の経営者と話していた時の事。
その事業は、資金計画をある程度キッチリやっていれば、5年くらいは続くんだけど、その先が難しいらしい。

その人は「みんなうまくやってるんですけどね、自分はなかなかうまくやれなくて」と悔しそうに言っていて
共通の知人のある大御所カメラマンのことも「東京から名古屋に来てからも、うまくやられてますよね」と言いだし
何だかもやもや〜〜〜と違和感が。大御所の先生のことは、オットを通じてご苦労もよく知っているので余計に。
言葉のあやなのかもと思ったけど、どうやら本気で自分が「不器用なせい」だと思ってるようなのだ。

「うまくやる」って何だろう?
例えば、私のNHKの仕事だって、そんな大きな仕事をどうやって得たんだとか、上手くやってて羨ましいとか
言う人もいるのかもしれないけど、でもそういう人は、そのために私がやってきた努力のことは考えないのだろう。
どういう絵を描けば仕事が来やすいのか、ずっと研究し続けているし、人が集まる場所にはできる限り顔を出している。
それでも、思うほど仕事が来ないと悩むことも多いし、顔を出しても仕事をくれるような人に出会えない場合も多い。
それでもへこたれずに研究したり、顔を出すしかないのだ。

それだけじゃない。仕事が欲しいと思う相手の仕事は常にチェックし、買えるものは買ってきた。
仕事を得るためには、当たり前だけど、お金も頭も使わなくてはいけない。
ただ絵を描いてるだけで仕事が来ると思ったら大きな間違いだ。

それで仕事を得た人のことを「人に取り入って仕事を得た『上手くやる人』だと言うなら
残念ながら、仕事というものを分かっていない。
その人が飛びぬけていい絵を描く天才ならば、そんな努力をしなくても、コンペに出したりすれば
それだけで注目されてやっていくことができるかもしれない。

けれど、仕事を与える方だって人間なのだ。同じくらいの実力なら、顔見知りに依頼する。当たり前の事。
売れている人は、ちゃんと努力している。「上手くやっている」わけではなく「やるべきことをやってる」
やるべきことをやれていない自分への言い訳をすべきではないのだ。

#仕事の流儀 #イラストレーターの仕事


                  


最近、オットが
「本のネタになる様なことやってればいいと思って」
と言って、始終テレビを付けているので、随分情報通になった。

貴乃花の引退のことを考えると、胸が苦しくなる。
あれだけ一世を風靡した人、相撲を盛り立ててきて功労者であり、平成の大横綱として、華々しい成績を残し
立派に弟子を育ててきた、そんな人が、どうしてこんな辞め方をしなくてはいけないのか。

プロレスの棚橋や野球の新庄が、パフォーマンスなどで業界を盛り上げて、三方よしになっているのに
同じように業界を良くしようと頑張って来たはずなのに、なんでなんだろう。


                  


初対面の印象は当てになるかならないか?
「初対面の印象が良い人」がその後も良い関係を築けるのがデフォルトだとするなら、当てにならないけど
一定の法則がそこに見出せるという意味では、当てになると言える、と思う。

最近はSNSでの発信が増えて、まったく知らない人の人となりを知ることが増えた。
昔は、初めて会う人に対するハードルって、もう少し高かったと思うのだけど、発信力が高い人の場合、相手は勝手に
「知った気になって」、初対面でもついつい親し気にしてしまうものかもしれない。
しかし、やたら親し気な人にはやはり注意なのだ。

私も昔もっとブログで発信していた頃は、絵の展示などに知らない人がわんさか来た。
「ファンですー!大好き!」って言われていい気になっていたけど、結局ほとんどの人は
「勝手に作り上げた自分の都合のいい私」に、「話を聞いて欲しい」だけだった。ガッカリ。
相手も私が都合のいい人間ではないと分かるとさっさと去って行き、お互いガッカリ。

そんな経験から、最初からやたら好意的な人には注意するようになった。
初対面が感じ悪いくらいの方が、安心できるかもしれないと思う(笑)


                  


9/24(月)〜9/26(水)
うまく泡入れられた!(*´Д`)
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二次使用料という不労所得。

180930_girly_60s_01m_web.jpg2018.10.01 Monday
少し前の仕事で、もうイラストレーターなんか辞めてしまおうと思うような
散々な目に遭った案件で二次使用料を貰えることになり、やったー!!
そこそこの金額は入ってくるので、かなりうれしい。
こういう不労所得があると、イラストの仕事は辞められない。

しかし、実は最初に提示された金額は、交渉した後に入る金額の1/5だったのだ。
交渉は大事。二次使用料は、元の仕事と同等か小さな媒体である場合においては
「元の金額の20〜50%」と覚えておきましょう。しかし、二次使用される媒体が
元より大きい場合(本の中身→カバー、雑誌→広告ポスターなど)はこの限りにあらず。
(二次使用料の方が高くなる場合もアリ)

昔あるクライアントから「仕事はワクワクしてしなくてはダメだ」と言われたものだ。
絵を描いてる時間は本当に楽しいのだけど、フリーランスってホント悔しいことや
めんどくさいことだらけ、と思ってて間違いはない。特に金額の交渉と確定申告。

仕事で悔しい想いをしなくて済むようになるには、いい絵を描いて、いい仕事をして
力をつけて行くしかない。そのために頑張る。

ここ何年間かインスタやほかのアプリで一日一枚描くことを自分に課して
続けてきたんだけど、この夏以降、どうにもモチベーションが上がらなくなってきた。
仕事だったらモチベーション関係なく描くしかないけど、日々筋トレ的に描く絵は
やっぱ自分の興味あることでないと厳しい。潮時かと思うので、辞めることにした。

その代わりに、ずっと前からやろうと思っていたことを、ようやく始めることにした。
今度参加する、とある展示のデザイナーさんとの制作で、ずっと停滞していたことの扉が開かれそうで楽しみ。
こういう出会いはウレシイ。それと、未だ仕上がらない構成案を、今週いっぱいには仕上げたい。

#仕事の流儀 #イラストレーターの仕事


                  


9月最終日に、ようやく重い腰を上げて、Websiteをリニューアル。やり出すと、時間を忘れてやってしまう。
といっても、単にサイト左側のナビページボタンを手書きのものに変えただけ。
元プログラマでもあるので、htmlやcssをチマチマ触っているのは性に合っているのだ。
181001website_top.jpg

幾つか表示したいページが増えたので、画面内に収まり切らなくなってしまい
ギャラリーとブログは、更に入れ子にして、縦フレームにしました。
181001website_gallery.jpg181001website_blog.jpg

070731website_top.jpg090407website_top.jpg2001年10月10日に初めてのWebsiteを立ち上げてから
ほぼ17年。
最初はこんなんでした。→2001〜2003
まだ趣味のサイトだった頃。

昔(2005年頃)の方がインラインフレーム使ってたり
凝ったサイト作ってたけど、見やすいのはシンプルな
サイトなんだよね。

その後、2006年頃からお仕事サイトを作り始めまして
多分最初はインラインフレームだったはず、なんだけど
どんなサイトだったかサッパリ覚えてない・・・
2007年頃はこんな感じ。 Top Gallery
Flashが入ってないと見られないようですが
左上画像のような感じだったはず、たぶん。
(実は私のブラウザにも入ってないし、入ってるはずの
IEでも見られない。なんでだ?)

左下画像、2009年はこんなしょぼかったのか。。。
んでも、2003年以降は主力はblogになっていたので
サイトリニューアル自体ほとんどしてなくて
2009年から2012年まではずっとこんな感じだった模様。

Galleryページを更新するのがとにかく大変だったので、更新部分は全部blogに変更したのが2013年の正月。
このデザインは気に入って、3年くらいずーーーーっと使っていた。
130103website_top.jpg

けど、どこを更新したか全然分かんないので、2016年2月に更新記録付のブログをトップページに設定。
180121web_cover01.jpg
カラフルなときはよかったんですが、最近「赤×黒」のイラストが増えて何となく違和感が。。。
それで今回のリニューアル。でも文字とイラストのバランスが、けっこう難しくて苦労してしまった。

そういえば、オットは元SEなので、夫婦で「あのシステムはああなってるんだろうね」みたいな話をすることもある。
私はこう見えて、PCのソフト部分には強く、今までのパートナーで、私よりPCに強いのは、今のオットが初めて。

今はSEが本当に足りないらしく、先日もIT系の会社の方から
「ご主人にいつでも戻って来て下さいとお伝え下さい」と言われ
「写真の仕事が無くなったら」と答えたけど、そうならないように祈りたいし
今のところ大丈夫そうでよかよか。


                  


2018.09.30 Sunday
港の名古屋競馬場が老朽化で移転するので、跡地の活用法を市が募集してるそうなんだけど
たぶんまたモールになるんだろうなー。港、ららぽできたんだから、もうモールは要らんと思うんだが。
テレビの出演者は、温泉という意見が多かった。昔、船橋市民だったので、ららぽはよく行ったけど
隣に温泉あって、すごくよかったのを思い出した。

個人的には、しつこいようだけど、美術館、特に現代美術館を作って欲しい。上野や六本木みたいに
一ヶ所に美術館が集まっててハシゴできたら最高なのに。その隣に温泉あったらいいかもー♡
「愛知県は他県に比べてこれが少ないんです!」っていうから、美術館かと思えば、サッカー場だって。
スポーツの底上げが必要だって言うけど、アートの底上げも必要だよ。
印象派ばっか見てたって、新しい芸術は生まれないって、いい加減気づいて欲しい。

前に、すごい面白い建物の美術館を作ったら、世界中から観光客が集まってるってテレビでやってたので
そういうのを目指すのもアリだなーと思う。これでもう名古屋飛ばしもなくなるだろう。ふふふ。


                  


9/20(木)〜9/22(土)
あまりに外に出ていないので、この週に天気が良かったのかどうかも覚えてないけど
この翌週も来週もどうやら日本は台風に襲われるらしい。。。(涙)
180920_180922_IMG_5320.JPG


                  


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ありがたいお仕事・ちょっと残念なお仕事。

180921_IMG_5270.jpg2018.09.21 Friday
暑い夏の始まりに作った可愛いものたちが
時空を超えて帰って来ました。
ああ、焼き物ってこういうものだったなーと思い出しました。

大きいのは割れちゃうかもと言われていたのに
ちゃんとブローチに変身。
小さなのはかわいいピンバッチに♡
この秋のお出かけに活躍しそうです♪( ´θ`)


                  


さて、表題の件。

イラストについて一点いくらですか?というお問い合わせをいただくことも多いのだけど
イラストというのは、手間やかかった時間だけで金額が決まる訳ではないので、即答するのは難しい。

そういうときに、作家のネームバリューで決まると思う方が多いのかもしれないけど、実はそうではない。
絵自体を販売する場合、ほぼ作家のネームバリュー=価格になるのだろうけど、私のように、雑誌や広告など
媒体に絵を使用されるイラストの場合、価格は、その媒体の「大きさ」「影響力」が最も大きい。

全国的に展開される広告や全国に流れるテレビCMのように、人目に触れる事が多い仕事ほど価格が高くなる。
これは、タレントと同じで、イラストもその会社のイメージがついてしまうことから、同業他社の仕事ができなくなる
といういわゆる「バッティング」というものがあるためでもある。

当然、本の中身より表紙を描く方が価格はグッと高くなる。同じ絵を描いても、中なら1万円程度なのが
表紙だと10万円にグッと跳ね上がる。広告になれば100万単位にまで行くこともある。

ネームバリューのあるイラストレーターのほうが、そういった大きな仕事の依頼が来やすいということは言えるけど
全くの新人が描いても、ほぼ価格は同じ。なので、新人が大きな仕事を受けた場合は、やはり「抜擢感」は大きい。

さて、では、イラストレーターにとってうれしい仕事とはどういう仕事か?ということになると、話は複雑になる。
価格が高ければそれでいいかというと、一概にそうとは言えないのだ。

イラストの仕事でありがたい仕事かどうかという基準となる要素は、ほぼ以下の通り。(若干の私見アリ)
1.価格・・・大きさや点数にもよるけど、ある程度まとまった額がもらえるのは、やはりありがたい。
2.修正回数や手間ヒマ・・・たとえ価格が高くても、何度も修正が入ったり、彩色後に修正が入ると、萎える。
3.露出度・・・価格が安くても、人目に触れる機会が多いと、次につながる可能性が高いので、ありがたい。
4.媒体のネームバリュー・・・露出度に比例することが多いが、露出が少なくても、実績として残せるのはありがたい。
  クライアントが大企業だったり、大手出版社の書籍や雑誌、ベストセラー作家の書籍表紙など。
5.そのイラストレーターの得意分野であるかどうか・・・基本的には、その人に合った仕事が来るものだけど
  苦手な分野の仕事が来ることも多い。あまりミスマッチの場合は、断った方が双方のためということもある。
6.そのイラストレーターがやりたい分野かどうか・・・例えば、今までは子供向けが多かったり、分野に関係なく
  引き受けていたけど、女性向けに転向・特化したい場合に、女性向けの仕事が来ると、気分が上がる。

基本的には得意分野の仕事が来ているものとして考えてみる。
私の場合、一番うれしいのは6で、これが合えば大抵のことは我慢できるけど、一般論とは違うと思うので
6はとりあえず置いておく。

1・3〜5の当てはまる、大手の仕事は価格も露出度も大きい代わりに、修正も多いようだ。(特に広告)

大手で価格もよく、露出も高くて、修正も少なく(多分にエディター・デザイナーとの相性にもよる)
やりたい分野の仕事、つまり1〜6すべて当てはまる仕事が来たら、それはもう奇跡の仕事なのかもしれない。

最悪なのは、ネームバリューも露出も無く、価格が安かったり点数が少なかったりするのに、やたら手間がかかる案件。
これは、イラストレーター泣かせの案件と言える。

手間と言っても、単に描くのが大変なだけなら、出来上がりもそれなりにいいものになるので報われるし
それも含めて金額も承知したなら致し方ないと言えるけど
さほど細かいイラストではないのに、単純にエディター側の経験の浅さやミスなどで
彩色後に大幅な修正が発生したりすると、大変なだけで出来は必ずしも良くない、という悲しい結果に陥ることも。

こういう案件が続くと、絵を描くことが嫌いになるくらい消耗するので、一度仕事して「う〜ん」と思った
クライアントは、次回からは丁重にお断りするのも、長く仕事を続けるコツかも知れない。

#仕事の流儀 #イラストレーターの仕事


            


4c6455203167b867f77c3d20e8208585.jpg2018.09.21 Friday  宮田さん、もっと多いと思った。
昔クラスメイトに一人はいたし、と思ったら、愛知県は2位。
旧姓は愛知県1位なんだけど、あんまり同じ名前の人に
会ったことないんだけどなぁ。c0b6a022b77040366cf89ae9e2d12fc0.jpg

     

最近、ある話題になってる小説について思う事。
数年前に、古本で某有名人の料理レシピ本を買ったら、その中に、
某有名人からの、ある女性小説家への手紙が差し込まれていて
「あ、これ献本だ」と思ったのですが。。。
献本に手紙が挟まれてることにも気付かずに売っちゃうとは
明らかに読んでないよね。
その女性小説家の本は今まで読んだことが無いのだけど、最近新作が話題になっていて思い出した。

基本的にエンタメが面白ければ性格が悪くても別にイイと考えるたちだけど、これは何だかね、その小説家の本を
お金を払ってちゃんと読もうという気に、どうしてもならないのよね。
ちなみに、某有名人は、大物文化人。奥さんも女優で、イケイケに稼いでる。
そんな人たちでも、こんな扱いなんだなーと、激しく落ち込む。


                  


9/10(月)〜9/13(木)
最近、魚の摂取量は減っている。。。。黒い缶はイベリコ豚。これが激ウマ。
尾張牛とイベリコ豚と名古屋コーチンが私を呼んでいる。。。
180910_180913_IMG_5158.JPG


                  


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名古屋でついに40℃越え、だけどようやく暑さにも慣れ?

180803_IMG_3431.jpg2018.08.03 Friday
ついに名古屋で観測史上初めて40℃を超えたそーだ。
ひゃー、びっくり。
その日、8月3日(金)は、家でひたすら仕事。
オットも私も講師の仕事の告知でバタバタ。
180801_komaki03.jpg180818_yuhei_photoworkshop2018.jpg


                  


180807_IMG_3451.jpg2018.08.06 Monday
とある版元から、仕事の依頼が来た。
何度か繰り返し思い出したように仕事を下さるのがありがたい。
イラストレーターになって十数年経ち、少しずつだけど
繰り返しお仕事を下さる会社が増えて来た。
依頼に誠実に応えることで、信頼関係を築いて来た成果かなぁと思う。

最近取材したある社長の言葉が胸に響いた。
正直にやること。小さな依頼にも誠実に対応すること。
ただ、ひたすら種まきをし続けるしかないのだということ。

本当にそうだ。
愚直な程まいた種は、いつか大きく実を結ぶ。成功している人は、その陰で必ず種をまき続けているものだ。
華やかな見かけに惑わされず、地道に種をまき続けて行こうと思う。
結局、フリーランスが生き残って行くって、それしかないのだ。


                  


180806_IMG_3481.jpg130829_180807_IMG_3489.jpg2018.08.05 Sunday
仕事も数をこなすほど思うのは、私たちの仕事なんてホント
ディレクションの腕次第で、結果同じものが出来上がるにしても
そこへ行くまでの過程は雲泥の差だという事。

そしてディレクションによっては、苦労だけさせられた上に
本来たどりつくべき場所に、行きつくことすら難しい。
でも相手は変えられないから、どんな相手が来てもいいように
どんな面倒な状況も想定内として、対処する知恵とカンと心構えを
常に心にとどめておくことって本当に必要。むしろ、死活問題だ。

自分を守れるのは自分しかない。
怪しい誘いやうまい話は信じるな。常に目を、耳を研ぎ澄ませ。

危険なほどの暑さの中(若者でも熱中症で亡くなっている!)
どうにか元気にやっている。一時期よりは体調もよくなった。

最近文章を書く仕事が増えたのに、このサイトには文章が
まったく載ってなかったので、慌ててコラムのページを作成中。
すでに掲載されたページはない「ニッポンの県鳥さん」は完了。

現在は2013年に展示のために制作して、好評だった「本」の中身をWeb公開用にチマチマ画像に起こしている。
テーマを決めた日があまりに暑かったので「すがすがしい」がテーマになったことなんて、すっかり忘れていた。
けど、その本のために描いた鳥たちは、なんてすがすがしいんでしょう。
最近ネコばかり描いてるけど、夏場は更新が滞りがちなのは、ネコって夏は結構暑苦しいからなのかもしれない。
夏は鳥!だねー。
そういえば、夏バテ防止には「鶏肉!」らしいよ!!(ちょっと違)

そして、先ほどの「種をまく」で思い出すのは、「すがすがしい」本を書いた展示をディレクションした
尊敬するデザイナーのSさん。私はちょいちょいお世話になった方々向けに、お仕事の報告をしているのだけど
Sさんは必ずそれに対して返信をくださる。

それには大抵「ひよ子さんがまいてきた種が着実に芽吹いていますね」と書かれていて、私はそれを読むと
胸がいっぱいになって泣きそうになる。
私はSさんに種まきをした苦労話なんてしたことはないので、実際に私が種をまいてるかどうかなんて
Sさんはご存じないはず。それでもわかるのだ、ご自身が種をまいてる方だから。
同じように種をまき続けていることが、ちゃあんと見えているのだ。

Sさんは、やっぱりすごい。ご活躍なようで、とてもうれしい。


#仕事の流儀 #イラストレーターの仕事


                  


結婚して10年経ちますが、そうめんってほとんどやったことなかったのに、今年はさすがに登場頻度が高い!
マメに麺つゆ作って冷蔵庫に常備しとります。そして肉もよく登場!!暑い時は肉と冷やし麺だっ!!
フルーツが頻繁に食卓に並ぶようになったので、パンケーキを焼いてみた。一回目と二回目の焼き具合に差があり過ぎ。
次回は中間くらいで焼けますように。あともっとたくさん、フルーツ乗せたい。店で食べたら1000円くらいする奴風に。
180722_180727_IMG_3224.jpg
土用を数日経過してからウナギを食す。名古屋のパリッパリの皮のやつ、ひさびさに食べた。
昔はこれが苦手だったなぁ。


                  


◇見に行きたい展覧会メモ◇ →展覧会記録■

◆東京◆
巨匠たちのクレパス画展
2018年7月14日(土)〜9月9日(日)東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館
http://www.sjnk-museum.org/program/expect/5380.html

浦沢直樹展 描いて描いて描きまくる
2018年7月7日(土)〜9月2日(日)埼玉県立近代美術館
http://www.pref.spec.ed.jp/momas/?page_id=383

萩尾望都SF原画展 宇宙にあそび、異世界にはばたく
2018年7月14日(土)〜9月9日(日)高崎市美術館
http://www.city.takasaki.gunma.jp/docs/2018042600025/

マルセル・デュシャンと日本美術
10月2日(火)〜12月9日(日)東京国立博物館

(仮)集英社デビュー50周年記念 一条ゆかり 展
9月29日(土)〜12月24日(月・祝)弥生美術館

アジアにめざめたら:アートが変わる、世界が変わる 1960-1990年代
10月10日(水)〜12月24日(月・祝)東京国立近代美術館

ブラティスラヴァ世界絵本原画展
2019年1月20日(日)〜3月3日(日)千葉市美術館

ブルーノ・ムナーリ こどもの心をもちつづけるということ(役に立たない機械をつくった男)
2018年11月17日(土)〜2019年1月27日(土) 世田谷美術館

◆名古屋◆
サヴィニャック パリにかけたポスターの魔法
2018年6月30日(土)〜2018年9月2日(日) 三重県立美術館

増田セバスチャン×クロード・モネ "Point-Rhythm World 2018 -モネの小宇宙-"
ルドンひらかれた夢 幻想の世紀末から現代へ
2018年7月22日(日)〜 12月2日(日)会期中無休 ポーラ美術館
http://polamuseum.or.jp/point-rhythm-world/
http://www.polamuseum.or.jp/sp/odilon_redon/

開館25周年記念 特別展 2018イタリア・ボローニャ国際絵本原画展
2018年9月29日(土)〜10月28 日(日)四日市市立博物館

元永定正展 おどりだすいろんないろとかたちたち
2018年7月14日(土)〜9月30日(日)清須市はるひ美術館
http://www.museum-kiyosu.jp/exhibition_info/2018/motonagasadamasa/index.html

スヌーピー×おもしろサイエンスアート展「SNOOPY FANTARATION」
2018年8月15日(水)〜8月27日(月) JRタカシマヤ
https://sn-fantaration.snoopy.co.jp/

長くつ下のピッピの世界展 〜リンドグレーンが描く北欧の暮らしと子どもたち〜
2019年4月27日(土)〜6月16日(日)松坂屋美術館

◆大阪◆
おさるのジョージ展
2018年8月4日(土)〜9月2日(日)美術館「えき」KYOTO

「没後50年 藤田嗣治展」
Foujita: A Retrospective ― Commemorating the 50th Anniversary of his Death
2018年10月19日(金)〜12月16日(日) 京都国立近代美術館(岡崎公園内)
http://foujita2018.jp/
http://www.e-tix.jp/foujita2018/kyoto/

生誕100年 いわさきちひろ、絵描きです。
2018年11月16日(金)〜12月25日(火)美術館「えき」KYOTO

特別展「ブラティスラヴァ世界絵本原画展 BIBで出会う絵本のいま」
10月6日(土)〜12月2日(日)奈良県立美術館

MOE40th Anniversary 島田ゆか・酒井駒子・ヒグチユウコ・ヨシタケシンスケ・なかやみわ5人展
2018年12月19日(水)〜2019年1月7日(月)[予定]阪急うめだ本店


                  


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振り返り。

FBの思惑にのっとって、振り返ってみた。

2017年。つい先日の空の美しさは尋常じゃなかった。なんか天変地異でも起こるんではないかと思ったほどだ。
(高校時代に函館で奥尻島の地震を経験している宮田は、前日文化祭の準備をしていて
帰りに夕焼けが燃えるようにきれいで、まがまがしいほどだったのを覚えているそうだ)

2016年。普段は著作以外にはサインしないけど、ある方の政治的取引(?)に使われるということで、快諾。
(おかげでPTAの話し合いが潤滑に行きましたと後日御礼あり(笑))

2015年。そうだった。南吉記念館の展示からもう2年になるのね。早いね。
ブログから始まったこの方たちとの付き合いももう14年になるのだな。来年はお祝いしなくては。

170519_6years.jpg

2014年。そうだったそうだった。私の出世作・戸田恵子さんの本が出てからもう3年か!
サイン会当日まではあと少し。自分の身に起きていることが信じられなかったころ。

2013年。その一年前は、停滞していた。イラストがダメすぎて、どんどん捨てていたころ。
この後一度家の屋台骨がガタガタに壊れるんだけど、壊れてよかったのだと思う。

2012年。引っ越して一年弱。いい意味でも悪い意味でものんびりしていた。
本当はバラを見に行ったのだけど、この写真が好きなのでこれを載せてみた。わんこカワイイー。


                  


2017.05.18 Thursday
【駄文】うちは仲がいい夫婦だとよく言われます。実は、今まで、自分たちでも、うちほど仲がいい夫婦は、なかなかいないとちょっと思ったりしてたんですが、先日お会いしたご夫婦は、絶対うち以上に仲がいいと思いました。完敗です。お二人のことを思い出すと、気持ちがほっこりします。
ご結婚されている方なら、皆さんよくご存じですが、男女が一緒に暮らすって簡単なことではなく、日々たゆまない努力を続けての「仲の良さ」なんですよね。その努力も一人相撲でなく、お互いの努力が同じ方向を向いていてこそ。それがピタッと合わさるのって、本当に奇跡のようなもので。
うちもまだまだ、軌道修正しながら、なんとかうまくやって行っているところ。人には見せない部分で悩むことだって多いです。10年20年先には、先日のお二人のように、もっと自然にいられたらいいなーと思います。あ、でも先日お会いしたご夫婦は年齢は上だけど、うちよりちょっとだけ新婚さんなのでした。うーん、やっぱり完敗だ。


                  


170519_iran.jpg【駄文・その2】いろいろ活動していると感じるのは「応援されて当たり前」と思ってる人が、結構多いよねってこと。
最近も、私の投稿にはノーリアクションなのに、自分のイベントに来いとかシェアしろというしつこいメッセージにうんざりしていたところ。
   
「応援されて当たり前」って思う人は「自分はいいことをしてるんだから。人の役に立つことだから応援されて当たり前」って思ってるんだろうな、と思う。
   
でもね、これは私の持論でしかないけれども、犯罪でない限り、どんなことだって、何かしら人の役には立っているし、みんな自分の信じることをそれぞれに頑張っているのだよ。それなのに、自分たちだけが「応援されて当たり前」と思うことのなんて傲慢なことか。
   
たとえば私でいうと、アトピー本を出したことは、イラストレーターの仕事なので、それは超個人的なことかもしれないけど、実際にアトピーで苦しんでる人はすごくたくさんいて、その実態があまりに知られていない。それを知ってほしいと思って活動していることは、患者さんやその周辺の人たちにとっては「すごく大切」で「すごく役に立つ」ことだ。でも関係ない人にとっては「どうでもいいこと」なんだよね。
   
「いい人」というのは「自分にとって都合のいい人」なんだそうだね。本当にそうなんだと思う。自分と同じ考えで同じ方向を向いて活動してる人は、それは確かにいい人に見えるかもしれない。けど、本当にそうなんだろうか。
  
みんなそれぞれに、自分の信じていること、自分にとって大切なこと、自分の飯のタネに必要なことを守ろうと、頑張ってる。お互いに頑張ってるね、で、いいのだと思う。そしてお互いに応援しあえたら、もっといいのに。「応援してほしかったら、まずは自分が応援する」それこそが当たり前ではないのか。
   
私自身は、応援されて当たり前なんて思っていない。
私が唯一応援されたい、助けてほしいと思っていたのは、ただ一度、1年半前に本を出した時。
あのときは、今だから言えるけど、約一年、あの本だけを書いて他にろくに仕事をしなかったので、本を出したとき、銀行残高が10万を切ったのだ。本来自分で本を買ってどんどん献本したかったけれど、本当にそんなお金がなかった。
   
そんなときに、本を買ってくれた人、レビューを書いてくれた人、シェアしてくれた人、全部ちゃんと覚えている。絶対に忘れたりしない。
すぐに何かの形でお返しはできないかもしれないけど、でも絶対忘れないし、絶対お返しすると決めている。そういう気持ちを忘れないことが大切なことだと思うのだ。


#仕事の流儀 #イラストレーターの仕事


                  


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悪いことは出来ない。

名古屋というのは、小粒に出来ている街なので、本当に世間が狭い。
昨今は特にFBで繋がることが多いので、知り合う人知り合う人、まー大概が同じグループの人たちと繋がっていて
すかさず、大いなる田舎という言葉を思いだしてしまう。村社会みたいだよね。

イラストレーターの世界も狭い世界だし、私は一応マスメディアで働いているので(笑)
いわゆる業界の方々ともそこそこ広く知り合っていて、そっちは主に東京の知り合いですが
やっぱ業界も結構狭くて「あ、ここも知り合いかぁ、意外〜」と言うことは往々にしてあるけれど
それでも、いつもいつも同じメンツが全部知り合いってことはあんまりなくて
こことここは知り合いだけど、こっちとは違って、でもこっちとは繋がってて、と言う感じ。
円が完全には重ならずに、ちょっとずつずれてずれて、グラデーションになっているのだ。

そんなわけで、名古屋では狭い世界で生きているので、本当に悪いことは出来ないという感じなんだけど
先日、うれしい偶然があった。

オットが、撮影から帰るなり、大コーフンしているので、どうしたんだろうと思っていると
その日の撮影は取材で、一緒に組んだライターさんが、先日私がお仕事いただいた「セナリコ★コーヒー」のご家族と親族だそうで!
すごくかわいいって、喜んでくださっっているとのことだった。

このお仕事は、神戸館のオーナー・尾藤さんからセナリコちゃんファミリーへのプレゼントで
尾藤さんから、「喜んでくださっている」とは聞いていたけれど、お客さん側から直接聞くと、感慨もひとしお!!

さらに驚きなのは、実はそのライターさんは、クライアントの尾藤さんと一緒に仕事をしていた方で
「セナリコ」に続いての二作目を贈る相手なのだ。
なんと、現在のHPのTOP画像の雲に乗った女性のモデルでもあるのだ〜〜〜。
(と言っても、お会いしたこともなければ、写真を見ても、お名前を伺ってもいないのだけど)

夫には詳しく話していなかったので、そのあたりを説明すると
「そうだったんだ!やっとつながった〜」
とますます驚いていた。
それにしてもこんなことってあるんだねぇ〜〜〜びっくり。

うれしい偶然でしたが、やっぱり、悪いことはできないねぇ。。。

#フリーランス #イラストレーターの仕事


                  


すっかりご無沙汰の食べ物。10日以上分ですが、この間色々あった。
でも自分で信念を持ってやっていれば、ちゃんと周りは見ててくれてるって思ったさ。
160818_IMG_4544.jpg
オットが夕飯を担当してくれるようになって、何かめっちゃシアワセ。
ハーゲンダッツ食べ過ぎや。スイカもそろそろ終わりかなぁ(寂)


                  


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