2016.08.14 Sunday
Zip-FM主催:モーチャーカメラ部・第3回は、名古屋駅にほど近い古い街並み残る「四間道(しけみち)」と
ちょっとレトロな「円頓寺商店街」での街歩きでした。
これは円頓寺でのヒトコマ。
「先生はどんな写真撮ってるんですか?」と質問されて、今撮ったばかりの写真を見がら
受講生の皆さんに説明する宮田。
ほぼ私専属カメラマンとして、いつも当たり前のように撮影してもらってきまして
たまには私がカメラマンとして、彼を撮影する側に回ってみました。
一眼レフを手にするのなんて、10年以上ぶり!
桜通線・国際センター駅で集合して、まずは四間道から撮影開始。
んでも、駅で宮田に「商店街は暗いからこれくらいで」と調整してもらった設定では
ピーカンの空の下では明るすぎて、真っ白に飛ぶ飛ぶ!
レタッチで何とか見えるようにはなりましたが、何ともお粗末な出来。
左の縦写真だけが、四間道の風情を伝えているのですが、何故こんなに下を開けているのか!
むしろ途中で撮ったiPhone写真の方がよっぽどよく撮れました〜。アングル考える余裕もあったしね。
円頓寺に入り、みんなの前で挨拶。
一番上の写真の続き。すっかり盛り上がっています。
教える合間に自分でも撮る。秋にはモーチャーカメラ部の写真展があります。
宮田も講師として出展します。ドキドキしますね。
楽しい街歩きも12時半で終了。
途中ハムカツを買い食いしたり、終了後みんなでお茶したり。
唐突に参加していた私でしたが「お前誰だよ」と言われることもなく、自然に溶け込んでおりました。楽しい時間でした。
ハムカツをほおばるひよこカメラマン。
さすがに、もうちょっと写真上達したいな、と思いました。
いつでも教えてくれる人がそばにいて、恵まれているんですが、圧倒的に自分より上手い人がそばにいると
ま、撮ってもらえばいいか、という気持ちになっちゃうんですよね。
それにしても、昨年展示を見に行ったモーチャーカメラ部、まさか今年はその講師を宮田がすることになるなんて。
感慨深いです。
前にも書きましたが、何期か前には宮田の恩師でもある松原先生も務められた大役です。
そんな大役に宮田を抜擢して下さった、モーチャーカメラ部代表の秦先生には、本当に感謝の言葉しかありません。
ちょうど3年前の男木島でアートイベント開催中の会田誠さんと
高松から男木島へ向かう船の中で遭遇。
何と会田さんは、写真を撮る宮田のことを
「これは本物だな」
とつぶやいたのでした。
この年の春、会田さんっは六本木の森美術館で
「天才でごめんなさい」
という展示で話題をかっさらい、物議を醸しだしました。
(私は名古屋在住にもかかわらず、二回も見に行った)
その天才に本物だと言われるなんて!!(フガフガ)
そう言えば、さらに一年前の2012年秋に私たち夫婦は
とある番組のオーディションを受けに某地方局を訪れたのですが
その際にオットの写真を見たディレクター陣からやはり
「これは本物だね」
と言われたのを思い出しました。
ひよこだがね『毛フェチ度判定オーディション』
http://hiyoko.tv/nagoya/hiyoko/zannen/eid648.html
a・鳥・家だよりVol.1『オーディション』
http://hiyoko.tv/journal/log/study/eid760.html
やっぱり彼は本物なのだ☆
こういう仕事をしていると、どんなに褒められてもどんなに認められても
ガクッと不安が頭をもたげてくる時があるものなんです。
そういう時に思い出せたらと思います、大丈夫、だって本物なんだから!
(バカでごめんなさい)
#フリーランス #仕事の流儀
2015年10月発売の実話エッセイ。アトピーって痒いだけの病気じゃないんです。
#「アトピーの夫と暮らしています」の感想
リンク「アトピーの夫と暮らしています」
読書メーター →8/12 New!
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ブクレコ
Zip-FMモーチャーカメラ部・第3回「四間道・円頓寺商店街街歩き」2016年8月14日(日)
そして続いていく。
ここのところ、長文続きだったので、今日は手短に。
先日、数年前にお仕事を頂いたクライアントからお引っ越しのご案内が届いたので
ご無沙汰しています、とお返事してみたら
以前お仕事したものの売れ行きが好調で
また秋くらいに、是非お仕事依頼したいとのお返事♡♡♡やった〜!!
朝目覚めて布団の中でぼーっとしていたら電話が鳴って
あれ?いつもと違う音?と思ったら、以前、お仕事ご一緒して
今は育休に入ってらっしゃる編集さんからFacetimeが来ていて
慌てて取るが間に合わず。
その後何とか連絡が取れて
お子さんが間違ってかけてしまったとのこと。
でもちょうど、編集さんと連絡を取りたいと思っていたので
ありがたいアクシデントだった。
というか、ここで連絡が取れたのって、絶対意味あることだよね?くらいの勢いで思う。
フリーランスで働いていると、会社員のように継続してずっと同じ人と関わって仕事をするということが少ないのだけれど
数年の月日を経て、途切れたようなお付き合いが、こうしてまた繋がっていくのは、シアワセなことだと思う。
そんなシアワセな繋がりが幾つか続いてうれしかったので、記してみた♡
イラストの仕事というのも、今は本当に厳しく、不安要素は一杯だけれど、ここが正念場。頑張って行かねばね。
でも、こうして繋いで行かれれば大丈夫。そして続いていく。
#フリーランス #仕事の流儀 #イラストレーターの仕事
載せるのがすっかり遅くなったけど
仲良しの絵本仲間、宮知和代ちゃんの初絵本が6月に出版されました!
彼女はもう本当に素晴らしい才能&感性の持ち主!
すでに重版も決まったそうで、すんばらし!
是非どうぞよろしくお願い致します♡
「おたのしみ じどうはんばいき」(宮知和代・アリス館)
ハーゲンダッツのスペシャルパッケージ的なものをアホみたいに2種類も買い込み、うちってエンゲル係数高いかも?と思う。。。
冷凍庫を圧迫してるので、サクサク食べなくてはいけないのだが、ハーゲンダッツを毎日食べるなどと言う贅沢は
とてもできない貧乏性。。。
ソルティバニラは激ウマで何度もリピ買いしている。
ラベンダー&ブルーベリー、こう来たか!と言う感じで、結構おいしいのだが
ラベンダーいらなくね?と思っちゃアカンのかね(笑)
2015年10月発売の実話エッセイ。アトピーって痒いだけの病気じゃないんです。
#「アトピーの夫と暮らしています」の感想
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先日、数年前にお仕事を頂いたクライアントからお引っ越しのご案内が届いたので
ご無沙汰しています、とお返事してみたら
以前お仕事したものの売れ行きが好調で
また秋くらいに、是非お仕事依頼したいとのお返事♡♡♡やった〜!!
朝目覚めて布団の中でぼーっとしていたら電話が鳴って
あれ?いつもと違う音?と思ったら、以前、お仕事ご一緒して
今は育休に入ってらっしゃる編集さんからFacetimeが来ていて
慌てて取るが間に合わず。
その後何とか連絡が取れて
お子さんが間違ってかけてしまったとのこと。
でもちょうど、編集さんと連絡を取りたいと思っていたので
ありがたいアクシデントだった。
というか、ここで連絡が取れたのって、絶対意味あることだよね?くらいの勢いで思う。
フリーランスで働いていると、会社員のように継続してずっと同じ人と関わって仕事をするということが少ないのだけれど
数年の月日を経て、途切れたようなお付き合いが、こうしてまた繋がっていくのは、シアワセなことだと思う。
そんなシアワセな繋がりが幾つか続いてうれしかったので、記してみた♡
イラストの仕事というのも、今は本当に厳しく、不安要素は一杯だけれど、ここが正念場。頑張って行かねばね。
でも、こうして繋いで行かれれば大丈夫。そして続いていく。
#フリーランス #仕事の流儀 #イラストレーターの仕事
載せるのがすっかり遅くなったけど
仲良しの絵本仲間、宮知和代ちゃんの初絵本が6月に出版されました!
彼女はもう本当に素晴らしい才能&感性の持ち主!
すでに重版も決まったそうで、すんばらし!
是非どうぞよろしくお願い致します♡
「おたのしみ じどうはんばいき」(宮知和代・アリス館)
ハーゲンダッツのスペシャルパッケージ的なものをアホみたいに2種類も買い込み、うちってエンゲル係数高いかも?と思う。。。
冷凍庫を圧迫してるので、サクサク食べなくてはいけないのだが、ハーゲンダッツを毎日食べるなどと言う贅沢は
とてもできない貧乏性。。。
ソルティバニラは激ウマで何度もリピ買いしている。
ラベンダー&ブルーベリー、こう来たか!と言う感じで、結構おいしいのだが
ラベンダーいらなくね?と思っちゃアカンのかね(笑)
2015年10月発売の実話エッセイ。アトピーって痒いだけの病気じゃないんです。
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イラストレーターとコミュニケーション能力。
イラストレーターの適性として、必要なものに
「コミュニケーション能力」が挙げられると思う。
イラストレーターなんて、絵さえ上手ければ、誰でもなれるんでしょ
と思う人は多いかもしれない。
けれど、絵が(そこそこ(笑))上手いのは当然として
フリーで仕事をするには、高い営業力も必要だし
必要最低限のビジネススキルも持っていないと厳しい。
自宅で効率的に仕事をこなすには、高い自己管理能力も必要だと思う。
営業力やビジネススキルは、どちらかというと仕事を得るまでの話で
実際に仕事を始めた時に試されるのが、コミュニケーション能力、なのである。
オットのアトピーが一番悪化していた時に派遣で働いていた会社は
とてもシンドイ職場だった。
派遣会社に登録に行ったのが12月の半ば過ぎで、その当日に仕事が決まって
やったー!と喜んでいたのだけど、やはりそうそううまい話があるわけはない。
私の前にいた女の子が、急に辞めることになったとは聞いていたが
よくよく聞けば、上司とウマが合わず、毎日バトルが続いた挙句
3月末の契約を破棄して、12月末で辞めることになったのだそうだ。
仕事は、上司とマンツーマンで行うもので、実務をしつつ上司から
直接指示を受けることになり、引継ぎもなかったので
彼女のことは、別の同僚から聞いただけだったけど、それはもう毎日毎日
切れまくって大変だったそうで。
私は3月末の予定が、一か月延長になるほど、その上司とはうまくやれていて
「いい人が来てくれてよかった」
と言われて、悦に入っていたのだが、そんな扱いも最初のうちだけだった。
その上司のことは、私の前任者以外の女性もみんな嫌っていて、その理由が、何を言ってるかわからないというもの。
専門用語ばかりやたら並べて難しいことは説明するのに、肝心な実務に必要な部分ははしょってしまうという
理数系男子にありがちなパターンだったのだ。
私も、いや、聞きたいのはそう言うことじゃなくて、とは思ったけれど、持ち前の好奇心旺盛な性格のせいか
上司の専門的な話も嫌いでは無く、ところどころ、へぇ、そうなんですね、と合いの手は入れつつ
相手が何を言いたいのかを何とか聞きだし、理解しようとして、実際にどうにかなったのだ。
私自身、決して人間関係が得意なわけではないので、何で自分にできることが他の人にはできないんだろう?と
逆に不思議ですらあった。
でもふと思ったのだ。
そうか、もしかしたら、イラストの仕事をするうちに、コミュニケーション能力が身についたのかもしれない。
ここでいうコミュニケーション能力とは、正確に言うと、人と仲良くする能力とはちょっと違う。
相手が何を言わんとしているのかを、読み取る能力、なのである。
これがないと、正直イラストレーターとして仕事をするのは厳しい。
イラストの仕事と言うのは、好きなものを好きなように描いてお金がもらえる訳では無い。
クライアントの「こういうものを、こういうイメージで描いて」という抽象的な言葉を視覚化して表現することなのである。
ある言葉を聞いて浮かぶイメージは、ある程度までは、共通の認識としてはあるかもしれないが
細かいディテールにまで及ぶと、やはりそこには個人差がある。
簡単なものでも
「リンゴを描いて下さい」
と言われたら、大抵の人は赤いリンゴを描くだろうけれど
「犬を描いて下さい」
と言われたら、柴犬を描く人もレトリバーを描く人も、ダックスフントを描く人もいるかもしれない。
それ以上に
「美味しそうなリンゴ」「アートな感じのするリンゴ」「人懐っこい犬」「さびれた街をとぼとぼ歩く孤独でお腹を空かせた犬」
などとバリエーションが広がれば、描く人によって出来上がりはさまざまになる。
けれど、正解は一つなのだ。
イラストレーターが好きに描いてよい職業では無い以上、クライアントがOKを出すのが正解なんである。
たとえ、全国共通で、リンゴは赤、となっていても、クライアントが「黒」と言えば黒ななのだ。
そのクライアントの「正解」を上手く導きだし、クライアントの期待を超えるものを描くには
クライアントの意図を正確に読み取ることがまず必要なのだ。
それと、イラストレーターは、打たれ強さも必要だ。
大人になって普通に生きていると、あまりダメ出しされることってないんではなかろうか。
よほど仕事で失敗した時以外に、人から叱られたり、否定されることって少ないのではないか。
けれど、イラストの仕事は、まず一回でラフが通ることは少ない。
大抵ダメ出しされ、否定されるところから仕事が始まるんである。
前出の上司は頭がイイだけに、こちらに要求するレベルも高く
「陽菜さんは、ミスはほとんどないからいいんだけど」
と言いつつ、一回うっかりしてしまったミスについてネチネチ言われたりしたのだが
否定されるのにはなれているので、冷静に受け止められたのではないか、と思う。
しかし、幸か不幸か、その嫌われ者の上司と妙に仲良くなってしまったおかげか、いつの間にか社内で
二人で孤立するようになって行ったのだった。いやホントしんどかった。
結局女性陣とは「仲良く」できていないので、そういう意味での対人スキルはまだまだだったな、と思ったり。
そういえば、翌年もこの会社からは仕事の打診が来たのですが、丁重にお断りしました。
上司Kさん、ごめんね。
この会社のことを考えると、冬が永遠に終わらないように感じたこととか、春が本当にうれしかったことを思いだす。
ちょうどこの会社で3か月目に入った、忙しさのピークの中で、戸田恵子さんの本のイラストの依頼があり
とても光栄なお仕事で、よいお仕事をさせていただいたのではあるが、スケジュール的にはずれにずれ込んで
ちゃんと納期に間に合うのかとキリキリ胃が痛み、ついには不整脈が出たりと、ホントイロイロ大変だった。
この写真では笑顔ですけど、実は不整脈を抱えていたのでした。
でもおかげで、版元の編集Uさんとも、編プロの編集Dさんとも、今でも連絡を取り合う仲!ありがたやー。
#フリーランス #仕事の流儀 #イラストレーターの仕事
うれしいことに、本を買って下さったというのでご一緒にパチリ。
颯爽とした美女でございます。
まったく生活感なくカッコよくお仕事されているKさん
二児の母と知った時は驚いた!!
小学生の息子さんが拙著をすごく気に入って下さったそうで
息子の名前を書いてください♪と最初頼まれて
結局、ご本人も旦那様もお嬢さんの名前も全部描いてました。
旦那さまもお読みくださったそうで、何だか照れまするー。
Kさん、ありがとうございました♡
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「コミュニケーション能力」が挙げられると思う。
イラストレーターなんて、絵さえ上手ければ、誰でもなれるんでしょ
と思う人は多いかもしれない。
けれど、絵が(そこそこ(笑))上手いのは当然として
フリーで仕事をするには、高い営業力も必要だし
必要最低限のビジネススキルも持っていないと厳しい。
自宅で効率的に仕事をこなすには、高い自己管理能力も必要だと思う。
営業力やビジネススキルは、どちらかというと仕事を得るまでの話で
実際に仕事を始めた時に試されるのが、コミュニケーション能力、なのである。
オットのアトピーが一番悪化していた時に派遣で働いていた会社は
とてもシンドイ職場だった。
派遣会社に登録に行ったのが12月の半ば過ぎで、その当日に仕事が決まって
やったー!と喜んでいたのだけど、やはりそうそううまい話があるわけはない。
私の前にいた女の子が、急に辞めることになったとは聞いていたが
よくよく聞けば、上司とウマが合わず、毎日バトルが続いた挙句
3月末の契約を破棄して、12月末で辞めることになったのだそうだ。
仕事は、上司とマンツーマンで行うもので、実務をしつつ上司から
直接指示を受けることになり、引継ぎもなかったので
彼女のことは、別の同僚から聞いただけだったけど、それはもう毎日毎日
切れまくって大変だったそうで。
私は3月末の予定が、一か月延長になるほど、その上司とはうまくやれていて
「いい人が来てくれてよかった」
と言われて、悦に入っていたのだが、そんな扱いも最初のうちだけだった。
その上司のことは、私の前任者以外の女性もみんな嫌っていて、その理由が、何を言ってるかわからないというもの。
専門用語ばかりやたら並べて難しいことは説明するのに、肝心な実務に必要な部分ははしょってしまうという
理数系男子にありがちなパターンだったのだ。
私も、いや、聞きたいのはそう言うことじゃなくて、とは思ったけれど、持ち前の好奇心旺盛な性格のせいか
上司の専門的な話も嫌いでは無く、ところどころ、へぇ、そうなんですね、と合いの手は入れつつ
相手が何を言いたいのかを何とか聞きだし、理解しようとして、実際にどうにかなったのだ。
私自身、決して人間関係が得意なわけではないので、何で自分にできることが他の人にはできないんだろう?と
逆に不思議ですらあった。
でもふと思ったのだ。
そうか、もしかしたら、イラストの仕事をするうちに、コミュニケーション能力が身についたのかもしれない。
ここでいうコミュニケーション能力とは、正確に言うと、人と仲良くする能力とはちょっと違う。
相手が何を言わんとしているのかを、読み取る能力、なのである。
これがないと、正直イラストレーターとして仕事をするのは厳しい。
イラストの仕事と言うのは、好きなものを好きなように描いてお金がもらえる訳では無い。
クライアントの「こういうものを、こういうイメージで描いて」という抽象的な言葉を視覚化して表現することなのである。
ある言葉を聞いて浮かぶイメージは、ある程度までは、共通の認識としてはあるかもしれないが
細かいディテールにまで及ぶと、やはりそこには個人差がある。
簡単なものでも
「リンゴを描いて下さい」
と言われたら、大抵の人は赤いリンゴを描くだろうけれど
「犬を描いて下さい」
と言われたら、柴犬を描く人もレトリバーを描く人も、ダックスフントを描く人もいるかもしれない。
それ以上に
「美味しそうなリンゴ」「アートな感じのするリンゴ」「人懐っこい犬」「さびれた街をとぼとぼ歩く孤独でお腹を空かせた犬」
などとバリエーションが広がれば、描く人によって出来上がりはさまざまになる。
けれど、正解は一つなのだ。
イラストレーターが好きに描いてよい職業では無い以上、クライアントがOKを出すのが正解なんである。
たとえ、全国共通で、リンゴは赤、となっていても、クライアントが「黒」と言えば黒ななのだ。
そのクライアントの「正解」を上手く導きだし、クライアントの期待を超えるものを描くには
クライアントの意図を正確に読み取ることがまず必要なのだ。
それと、イラストレーターは、打たれ強さも必要だ。
大人になって普通に生きていると、あまりダメ出しされることってないんではなかろうか。
よほど仕事で失敗した時以外に、人から叱られたり、否定されることって少ないのではないか。
けれど、イラストの仕事は、まず一回でラフが通ることは少ない。
大抵ダメ出しされ、否定されるところから仕事が始まるんである。
前出の上司は頭がイイだけに、こちらに要求するレベルも高く
「陽菜さんは、ミスはほとんどないからいいんだけど」
と言いつつ、一回うっかりしてしまったミスについてネチネチ言われたりしたのだが
否定されるのにはなれているので、冷静に受け止められたのではないか、と思う。
しかし、幸か不幸か、その嫌われ者の上司と妙に仲良くなってしまったおかげか、いつの間にか社内で
二人で孤立するようになって行ったのだった。いやホントしんどかった。
結局女性陣とは「仲良く」できていないので、そういう意味での対人スキルはまだまだだったな、と思ったり。
そういえば、翌年もこの会社からは仕事の打診が来たのですが、丁重にお断りしました。
上司Kさん、ごめんね。
この会社のことを考えると、冬が永遠に終わらないように感じたこととか、春が本当にうれしかったことを思いだす。
ちょうどこの会社で3か月目に入った、忙しさのピークの中で、戸田恵子さんの本のイラストの依頼があり
とても光栄なお仕事で、よいお仕事をさせていただいたのではあるが、スケジュール的にはずれにずれ込んで
ちゃんと納期に間に合うのかとキリキリ胃が痛み、ついには不整脈が出たりと、ホントイロイロ大変だった。
この写真では笑顔ですけど、実は不整脈を抱えていたのでした。
でもおかげで、版元の編集Uさんとも、編プロの編集Dさんとも、今でも連絡を取り合う仲!ありがたやー。
#フリーランス #仕事の流儀 #イラストレーターの仕事
うれしいことに、本を買って下さったというのでご一緒にパチリ。
颯爽とした美女でございます。
まったく生活感なくカッコよくお仕事されているKさん
二児の母と知った時は驚いた!!
小学生の息子さんが拙著をすごく気に入って下さったそうで
息子の名前を書いてください♪と最初頼まれて
結局、ご本人も旦那様もお嬢さんの名前も全部描いてました。
旦那さまもお読みくださったそうで、何だか照れまするー。
Kさん、ありがとうございました♡
2015年10月発売の実話エッセイ。アトピーって痒いだけの病気じゃないんです。
#「アトピーの夫と暮らしています」の感想
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『迷う門には福来る』〜迷うって大事なこと〜
2016.06.13 Monday
あまりに面白過ぎて、思わず地下鉄を乗り過ごしそうになった。。。
著者に似てきてる?!
2016.06.22 Wednesday
久田さん 最後、ホロッとしました。。。面白かった!
次回作も楽しみにしてます*\(^o^)/*
上記はFBでの私の投稿。
『迷う門には福来る』の著者のひさださんとはFBで繋がっていて
リアルタイムで感想を伝えることが出来た。
ひさださんは、名古屋市内で働くカリスマ書店員さんである。
昨年秋からお邪魔しているNSK(名古屋書店員の会)で知り合った。
NSKは、(基本名古屋在住の)本にまつわる人々(書店員・作家・書店営業・編集者)がゆるくつながる会だ。
NSKに出るまで、私は書店員さんが、お店の壁を超えてこんなに仲がイイとは思わなかったし
作家さんと書店員さんが、こんなに密にお付き合いしてるとも想像したことが無かった。
NSKに集う人たちはみんな愉快で、とても心が豊かな方が多い。本をたくさん読んでらっしゃるのもその理由の一つだと思う。
やっぱり本を読むって、情緒をはぐくむうえで、すごい大事なんだなー。
書店員さんの読書量って半端ない。もうホント叶わない。
しかし書店員さんは、基本「読む」(売る)人で、書く側に回ることはまれだ。
そんな中、ひさださんが、本を書くことになったのは、タイトル通り、その「迷いっぷり」の素晴らしさから。
ご本人はとにかくマジメに一生懸命生きている!ただそれだけなのに、なぜか彼女の周りは事件だらけ。
生きてるだけでネタになる。うらやましいくらいである。
彼女の「迷いっぷり」は本当に見事で、読む人の期待を裏切らない。これマジか?マジだったら、この人、本当に大丈夫か?
ここまで来ると、ネタなんでは?と疑いたくなるくらいの迷走ぶりであるが、ご本人を存じ上げてるだけに
それがネタではない紛れもない事実だということも分かっている。
そして、一生懸命な人は、やはり素敵だ。たとえ、とんちんかんで周りを事件に巻き込んで大迷惑をかけても、それでも
ひさださんが愛されるのは、やっぱり彼女が一生懸命だからだ。
だって、ひさださんは、例えばただ「東京に行って帰ってくる」というだけで
一体普通の人の何倍のパワーを使っているだろうか。
ひさださんにとっては、生きることが人の数十倍もの試練の連続なのだ。それくらい人生は過酷なのだ。
本の一冊くらい出せたって、お釣りがくるくらいだ、と思う。
なのに、ひさださんはいつも楽しそうだ。ひさださんの周りにいる人たちも楽しそうだ。
この本が出た頃にはまだひさださんとはお知り合いになってなかったので、私はくしくも登場できなかったが
次回作には是非名を連ねて頂きたいものだ、というのが今のところの私の野望。
ところで、この本の本筋とは違うけれど、迷うって本当に「福来る」なんじゃないかって思った。
先日、自転車の3人組の小学生男子を見かけた。交差点で信号を渡ったところで、一人の子が猛ダッシュで左折。
残された二人は「おーい!!グーグルマップが右だって言ってるぞー」と叫んでいたが、ひるまず走り続ける様子に根負けして
間違っていると知りつつ、後を追って行った。
その様子を見て、思わずいいぞいいぞ!とほくそ笑んでしまった。
今は小学生も、ネットで地図を見て、迷わず目的地に行く時代なんだね。確かにその方が合理的で無駄がない。
だけど、本当にそれでいいの?
迷うことでしか見えない景色ってあるんじゃない?
若いころ、特に子供の頃は、迷って飛んでもない場所に出たりして、ちょっとだけ怖い思いをしたり
自分がまだまだだって思うような経験をするって、大事なことなんじゃないかって思う。
この年になって思うのは、物事を断定的に言い切る人ほど、狭い世界しか知らないなぁってこと。
狭い世界しか知らないと、自分の判断基準になるサンプルが少ないから
「そんなこと絶対にある訳ない」「そもそもそんなこと常識だから」
みたいな言い方をしがちなんだよね。
でも、少し広い世界に出てみると、自分が思うより色んな人がいることに気づくし、小説より奇なる事実を目の当たりにする。
多くの人に知り合うほど、まだまだ世界には、変わった人がいるし、ビックリする出来事があるもんだなぁと思うようになる。
世界は本当に広いし、できれば、できるだけ広い世界を見た方がいいじゃんって思う。
そこにはもちろん、苦しいこともたくさん待ち受けていると思うけれど。
自分にとって居心地のいいぬるま湯で、楽に生きて、井の中の蛙で生涯を終えるのも
それはそれでいいのかもしれないけれど、でも本当にそれで幸せ?
想定内の出来事に想定内の人生。
確かにさ、それはそれで幸せなのかもしれないけどさ
でもきっと、そういう人には、絶対に訪れない。
迷って、惑って、思い悩んだ末に与えられた、神様からの贈り物。
迷う門には、福が来るんだよ。
#フリーランス #仕事の流儀 #イラストレーターの仕事
それにしても、読んだ本を書いた人に、直接感想を伝えることが出来るなんて、よくよく考えれば、すごい時代が来たもんだ。
昔はさ、せいぜい編集部あてに手紙を書くくらいで、絶対に著者に届くとは限らなかったし。
雨の中、川沿いの道を歩く。とぼとぼ。。。
こんな美しい景色を見られるなら、迷うのも、悪くはない。
ゆっくりゆっくり歩くことでしか、見えない景色もあるもんね。
一番気合いが入っていたはずの朝ご飯写真がないのは、最近フルーツを切らしていたから。
味噌アイスは何故か、カフェオレ風味な気がした。なかなか美味な気がしたので、確認のためにもう一回買う。
弁当が縦に並んでるのが、自分的にはすごく嫌(時系列的に仕方ないのだが)。
2015年10月発売の実話エッセイ。アトピーって痒いだけの病気じゃないんです。
#「アトピーの夫と暮らしています」の感想
リンク「アトピーの夫と暮らしています」
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あまりに面白過ぎて、思わず地下鉄を乗り過ごしそうになった。。。
著者に似てきてる?!
2016.06.22 Wednesday
久田さん 最後、ホロッとしました。。。面白かった!
次回作も楽しみにしてます*\(^o^)/*
上記はFBでの私の投稿。
『迷う門には福来る』の著者のひさださんとはFBで繋がっていて
リアルタイムで感想を伝えることが出来た。
ひさださんは、名古屋市内で働くカリスマ書店員さんである。
昨年秋からお邪魔しているNSK(名古屋書店員の会)で知り合った。
NSKは、(基本名古屋在住の)本にまつわる人々(書店員・作家・書店営業・編集者)がゆるくつながる会だ。
NSKに出るまで、私は書店員さんが、お店の壁を超えてこんなに仲がイイとは思わなかったし
作家さんと書店員さんが、こんなに密にお付き合いしてるとも想像したことが無かった。
NSKに集う人たちはみんな愉快で、とても心が豊かな方が多い。本をたくさん読んでらっしゃるのもその理由の一つだと思う。
やっぱり本を読むって、情緒をはぐくむうえで、すごい大事なんだなー。
書店員さんの読書量って半端ない。もうホント叶わない。
しかし書店員さんは、基本「読む」(売る)人で、書く側に回ることはまれだ。
そんな中、ひさださんが、本を書くことになったのは、タイトル通り、その「迷いっぷり」の素晴らしさから。
ご本人はとにかくマジメに一生懸命生きている!ただそれだけなのに、なぜか彼女の周りは事件だらけ。
生きてるだけでネタになる。うらやましいくらいである。
彼女の「迷いっぷり」は本当に見事で、読む人の期待を裏切らない。これマジか?マジだったら、この人、本当に大丈夫か?
ここまで来ると、ネタなんでは?と疑いたくなるくらいの迷走ぶりであるが、ご本人を存じ上げてるだけに
それがネタではない紛れもない事実だということも分かっている。
そして、一生懸命な人は、やはり素敵だ。たとえ、とんちんかんで周りを事件に巻き込んで大迷惑をかけても、それでも
ひさださんが愛されるのは、やっぱり彼女が一生懸命だからだ。
だって、ひさださんは、例えばただ「東京に行って帰ってくる」というだけで
一体普通の人の何倍のパワーを使っているだろうか。
ひさださんにとっては、生きることが人の数十倍もの試練の連続なのだ。それくらい人生は過酷なのだ。
本の一冊くらい出せたって、お釣りがくるくらいだ、と思う。
なのに、ひさださんはいつも楽しそうだ。ひさださんの周りにいる人たちも楽しそうだ。
この本が出た頃にはまだひさださんとはお知り合いになってなかったので、私はくしくも登場できなかったが
次回作には是非名を連ねて頂きたいものだ、というのが今のところの私の野望。
ところで、この本の本筋とは違うけれど、迷うって本当に「福来る」なんじゃないかって思った。
先日、自転車の3人組の小学生男子を見かけた。交差点で信号を渡ったところで、一人の子が猛ダッシュで左折。
残された二人は「おーい!!グーグルマップが右だって言ってるぞー」と叫んでいたが、ひるまず走り続ける様子に根負けして
間違っていると知りつつ、後を追って行った。
その様子を見て、思わずいいぞいいぞ!とほくそ笑んでしまった。
今は小学生も、ネットで地図を見て、迷わず目的地に行く時代なんだね。確かにその方が合理的で無駄がない。
だけど、本当にそれでいいの?
迷うことでしか見えない景色ってあるんじゃない?
若いころ、特に子供の頃は、迷って飛んでもない場所に出たりして、ちょっとだけ怖い思いをしたり
自分がまだまだだって思うような経験をするって、大事なことなんじゃないかって思う。
この年になって思うのは、物事を断定的に言い切る人ほど、狭い世界しか知らないなぁってこと。
狭い世界しか知らないと、自分の判断基準になるサンプルが少ないから
「そんなこと絶対にある訳ない」「そもそもそんなこと常識だから」
みたいな言い方をしがちなんだよね。
でも、少し広い世界に出てみると、自分が思うより色んな人がいることに気づくし、小説より奇なる事実を目の当たりにする。
多くの人に知り合うほど、まだまだ世界には、変わった人がいるし、ビックリする出来事があるもんだなぁと思うようになる。
世界は本当に広いし、できれば、できるだけ広い世界を見た方がいいじゃんって思う。
そこにはもちろん、苦しいこともたくさん待ち受けていると思うけれど。
自分にとって居心地のいいぬるま湯で、楽に生きて、井の中の蛙で生涯を終えるのも
それはそれでいいのかもしれないけれど、でも本当にそれで幸せ?
想定内の出来事に想定内の人生。
確かにさ、それはそれで幸せなのかもしれないけどさ
でもきっと、そういう人には、絶対に訪れない。
迷って、惑って、思い悩んだ末に与えられた、神様からの贈り物。
迷う門には、福が来るんだよ。
#フリーランス #仕事の流儀 #イラストレーターの仕事
それにしても、読んだ本を書いた人に、直接感想を伝えることが出来るなんて、よくよく考えれば、すごい時代が来たもんだ。
昔はさ、せいぜい編集部あてに手紙を書くくらいで、絶対に著者に届くとは限らなかったし。
雨の中、川沿いの道を歩く。とぼとぼ。。。
こんな美しい景色を見られるなら、迷うのも、悪くはない。
ゆっくりゆっくり歩くことでしか、見えない景色もあるもんね。
一番気合いが入っていたはずの朝ご飯写真がないのは、最近フルーツを切らしていたから。
味噌アイスは何故か、カフェオレ風味な気がした。なかなか美味な気がしたので、確認のためにもう一回買う。
弁当が縦に並んでるのが、自分的にはすごく嫌(時系列的に仕方ないのだが)。
2015年10月発売の実話エッセイ。アトピーって痒いだけの病気じゃないんです。
#「アトピーの夫と暮らしています」の感想
リンク「アトピーの夫と暮らしています」
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