2009/09/08 mar 00:00
陽菜ひよ子
仏教の開祖・ゴータマ・シッタルーダ(釈迦牟尼)。
シャカ族の王子として生まれ、何不自由なく暮らせる身分を捨て
(妻や子もいたのに!)苦行生活を送ったあと、がりがりに
やせ細って、菩提樹の下で悟りを開いたお方。
如来の特性に三十二相というのがあります。
肉髻(にっけい)、螺髪(らほつ)、白毫(びゃくごう)などという
難しくて変換に苦労するやっかいな漢字で表すものです。
肉髻・・・アタマの上の盛り上がった部分
真ん中の赤いのを肉髻珠(じゅ)といいます。
螺髪・・・丸まった巻き髪ひとつひとつのこと。ちなみに日本の
すべての仏像が右巻きなんだそう。
白毫・・・眉間にある右巻きの巻き毛。(そうこれはインド人
(ヒンドゥー教徒)のビンディーとは違うのだ。)
如来は悟りを開いたあとの釈迦なので、装飾品は付けず、衣だけを
身にまといます。
また仏様には印相といって、両手をどのような形にしているか
ということで、どの仏様かを見分けることができるのです。
釈迦如来は、右手で施無畏印(せむいいん)、左手で与願印を
結んでることが多いのが特徴。説法印を結んでいることもあります。
施無畏印・・・手を上げて手のひらを前に向けた印相。
「恐れなくてよい」と相手を励ますサイン。
与願印・・・手を下げて相手に手のひらが見えるようにする印相。
相手に何かを与えるしぐさを模したもの。
説法印・・・両手を胸の高さまで上げ、親指と他の指の先を合わせて
輪を作る。何かを説明しているしぐさを表す。
転法輪印(てんぽうりんいん)ともいう。
釈迦如来の左右に脇侍が付いた形式を釈迦三尊という。脇侍としては
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