神話伝説の鳥図鑑・その2『ハーピー』

2007/10/13 Sat 05:10
陽菜ひよ子


体が鳥で、顔が美しい乙女だったら素敵ですが、人魚姫伝説と違い
コト鳥が関わると、どうも獰猛で悪者になることが多そうです。
しかし、ハーピーの言い伝えにはいいものとわるいものがある模様。

◇よいハーピー
本来はつむじ風や竜巻を起こすクレタ島の女神。
このクレタの神話に伝わるハーピーは怪鳥と言うには相応しくない、美しい羽根の
生えた乙女達であった。彼女達は死者の魂を冥界に運ぶ精霊と考えられていた。

◆わるいハーピー
腕や鋭い爪を武器とし、素早く飛び回り、飛べないモノ、弱いモノを率先して
襲いかかる。
しかし、自分より強そうな者達には襲いかからず、罵声あびせ嫌がらせをする。
ハーピーは肉食で、非常に貪欲な性格をしており、他人の食事を盗んだあげく、
食べきれない場合は食卓を滅茶苦茶に荒らし、その上に糞をして去っていく。

ダンテの叙事詩『神曲』地獄篇の中では、
地獄第七圏第二の環・「自殺者の森」において、
自ら命を絶った者が変容した樹木を啄ばむ怪鳥として描写されている。

話によっては、アエロー(Aello 疾風)、オキュペテー(Okyupete
速く飛ぶ者)、ケライノー(Kelaino 黒い雲)の三姉妹が存在するとされる。
また、さらにポダルゲ(Podarge 足の速い者)を入れた四姉妹とする場合もある。

参考:『深き森の隠者の庵』”ハーピー


2007/10/13 Sat

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