いちご泥棒〜ウィリアム・モリスの愛した鳥・1〜

2007/07/06 Fri 04:43
陽菜ひよ子


《いちご泥棒》は、モリスが赤と黄色をインディゴ抜染法に組み合わせた
最初のテキスタイルである。試行錯誤した実験作業の結果、各色を個別に染め、
刷り、抜くという非常に高度なプリント技法が生み出された。
プリント工程全体の完了には数日を要するこのファブリックは、
結果的にモリス商会のプリント木綿のなかでも最も高価なものとなったが、
それにもかかわらず最も人気のあるものでもあった。
プリント版木一式とモリスの描いたこの図案のオリジナル・デザインは
ロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート美術館に所蔵されている。
2004年『ウィリアム・モリスとアーツ&クラフツ』展図録より
(大丸ミュージアム・東京・梅田)


◆現在の「いちご泥棒」のカラーヴァリエーション。
image[ichigo1s.jpg]image[ichigo2s.jpg]image[ichigo3s.jpg]image[ichigo4s.jpg]image[ichigo5s.jpg]
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◆ウィリアム・モリス(William Morris,1834-1896)について
19世紀英国で最も傑出した芸術家・思想家の一人。
彼の思想と実践は、「アーツ・アンド・クラフツ運動」として根付き、
発展し、後にヨーロッパ大陸、アメリカなどに引き継がれ、
世界の近代デザインに大きな影響を及ぼしている。

「アーツ・アンド・クラフツ運動」(The Arts and Crafts Movement)
19世紀末から20世紀初頭にかけてイギリスを中心に繰り広げられた運動。
産業革命の結果、粗悪な大量生産品が街にあふれたことを批判し、
中世の手仕事に帰り、生活の中に芸術を取り込むことを主張。
美術、工芸、建築の歴史上だけでなく、産業史、生活文化史、あるいは
近代史全体に影響を及ぼす。21世紀を迎えた現在にも今なおその精神は

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